全国60店舗展開中

フッ素は塗らない方がいいの?フッ素の効果・安全性を解説

更新日:2023年11月08日/ 公開日:2023年08月30日

歯の再石灰化を促し、歯を強く硬くしてくれるフッ素ですが、一部では「フッ素は危険だから塗らない方がいい」という噂もあるようです。

結論から述べると、使用量さえ守ればフッ素は決して危険なものではないです。

この記事では「フッ素は塗らない方がいいの?」という疑問にお答えしながら、フッ素の効果や安全性について解説します。

歯ブラシと歯磨き粉

フッ素は塗らない方がいいと言われる理由は?

化学記号

虫歯予防にも効果的なフッ素ですが、一体なぜ「フッ素は塗らない方がいい」と言われるようになったのでしょうか?

フッ素に関する論争は長期に渡って続いていますが、ここでは以下のポイントを踏まえながら「フッ素は塗らない方がいい」という噂が浮上した理由についてお伝えしていきます。

・1800年代の斑状歯の報告
・フッ素を使わない歯科医院もある

フッ素は塗らない方がいいと言われる理由|①1970年代の斑状歯の報告

フッ素は適量であれば体に害はありませんが、過剰に摂取し続けると「斑状歯(歯のフッ素症)」を引き起こすことがあります。

「斑状歯(歯のフッ素症)」とは歯の色がまだらになってしまう歯の形成不全障害やエナメル質の異常のことで、主にフッ素が過剰に含まれた水道水を長期間服用することで生じます。

1970年代では兵庫県の宝塚や西宮で「斑状歯(歯のフッ素症)」が社会問題となりました。

しかし、これらの「斑状歯(歯のフッ素症)」の原因は、あくまでも天然に過量のフッ化物が含まれた水を水道水として供給していたために発症したもので、虫歯予防のために行われた「フッ素塗布」とは全く別物であることが分かっています。

なお、歯科医院で行われる「フッ素塗布」や市販の「フッ素入り歯磨き粉」に配合されているフッ素の使用量・濃度は、全て厚生労働省の基準を満たしているため「斑状歯(歯のフッ素症)」を引き起こす心配はありません。

※参考:日本歯科医師会公式サイト

フッ素は塗らない方がいいと言われる理由|②フッ素を使わない歯科医院もある

フッ素に関する考えはさまざまで、中にはフッ素を使用せずに治療を行う歯科医院もあります。

しかしながら、フッ素を使用していない全ての歯科医院が「フッ素は危険だから塗らない方がいい」と考えているわけではないようです。

・一人ひとりのお口の状態にあった治療を提案している
・虫歯予防のためにフッ素を塗るのではなく、日々の歯磨きなど基本的な習慣を見直してほしい

など、歯科医院によって考え方はさまざまです。

フッ素を使用している・していないに関わらず、ご自身にあった歯科医院を見つけることが大切ですね。

過剰摂取しなければ安全!歯科医院で行う「フッ素塗布」の効果は?

歯医者で治療している様子

歯科医院で行われるフッ素塗布は、大人から子どもまで年齢を問わず受けられる施術の1つです。

「フッ素塗布」=「虫歯予防」のイメージが強いかもしれませんが、その効果は子どもと大人で変わってきます。

フッ素塗布の効果|①子どもの場合

歯科医院で行われるフッ素塗布には、

・歯質を強くする
・再石灰化の促進
・虫歯菌の活動を抑制する

などさまざまな効果があります。

生えたばかりの乳歯は歯の表面が柔らかく、外部からの刺激を受けやすい状態になっています。

乳歯が生えそろう1歳半頃から15歳ごろまでの期間、定期的にフッ素塗布を行うことで、虫歯に負けない強い歯を形成することができるのです。

フッ素塗布の効果|②大人の場合

既に硬くなっている大人の歯にも歯科医院のフッ素塗布は効果的です。

年齢を重ねていくと、加齢によって歯茎が下がる「歯肉退縮」が見られるようになります。

歯茎が下がることによって、本来歯茎によって守られていた部分が露出し細菌が付着しやすくなることで、歯周病や虫歯のリスクが高まってしまうのです。

定期的にフッ素を塗布することで、虫歯や歯周病から歯を守り健康的な口内環境を保つことができます。

フッ素塗布はどのくらいの頻度で受ければいいの?

歯を確認する女性

フッ素塗布は、定期的に歯科医院でコーティングするほかにフッ素配合の歯磨き粉を使用する方法があります。

歯の再石灰化を促し歯質を強くしてくれるフッ素塗布ですが、一体どれくらいの頻度で行えば良いのでしょうか?

フッ素塗布の頻度|①歯科医院で行う場合

フッ素塗布は1度だけでは十分な効果が得られないため、継続して受けることが大切です。

歯科医院で行われるフッ素塗布の効果は、3ヶ月〜4ヶ月ほど持続すると言われています。

普段の定期検診にプラスして、3ヶ月〜4ヶ月に1度のペースで施術を受けることをおすすめします。

フッ素塗布の頻度|②自宅で行う場合

自宅で行うフッ素塗布には「フッ素配合歯磨き剤」「フッ素ジェル」「フッ素洗口液」など、いくつか種類があります。

就寝前や食後など歯磨きのタイミングで使用するのが一般的ですが、商品によって仕様が異なるため、パッケージや取扱説明書をご確認の上、適切な使用頻度を守るようにしてください。

いずれも歯科医院やドラックストアなどで購入できますが、迷った場合はかかりつけの歯科医院に相談しましょう。

フッ素は塗らない方がいいの?フッ素の効果・安全性を解説|まとめ

今回は「フッ素は塗らない方がいいの?」という疑問にお答えしながら、フッ素の効果や安全性についてお伝えしてきました。

フッ素は虫歯予防や歯質の強化に効果がある一方、インターネットでは「フッ素は危険だから塗らない方がいい」という噂を目にすることがあります。

しかしながら、現在販売されているオーラルケア商品や歯科医院で行われるフッ素塗布は、毒性のあるものではなく食品にも多く含まれる安全性の高い施術です。

「フッ素は危険だから塗らない方がいい」と神経質になることはなく、過剰摂取しなければ体に悪影響を及ぼすことはありません。

「それでもフッ素の安全性が気になる」という方は、かかりつけの歯科医師または歯科衛生士に相談した上で、施術を受けるか判断するようにしましょう。

安全性の高いオーララルケアグッズをお探しながら「WHITENING CAFE home」がおすすめ♪

ホワイトニングカフェがプロデュースするホームケアブランド「WHITENING CAFE home」では、握るだけでマイナスイオンが発生する「イオン歯ブラシ」や虫歯予防とホワイトニングのW効果が期待できる「歯磨き粉」など毎日のケアが楽しくなるオーラルケアグッズを多数販売しています。

毎日口にいれるものだからこそ、成分にこだわり何度も試行錯誤して完成したホームケアグッズは「白く綺麗な歯を手に入れたい」という方はもちろん、「親子で使える低刺激性の商品を探している」という方にもおすすめです。

ぜひ公式オンラインショップから詳細をチェックしてみてください♪

WHITENING CAFE homeの詳細はこちら

コラム監修:菊地ありさ
コラム監修:菊地ありさ

北海道歯科衛生士専門学校卒業

歯科衛生士として一般歯科に勤務したのち、
ワーキングホリデーでカナダの歯科クリニックで歯科助手も経験。

2023年9月~ホワイトニングカフェ札幌東急百貨店に勤務。

店舗案内

LINE登録で黄ばみ度診断
歯ぴ太郎による歯の黄ばみ度診断
LINEで無料簡単1分歯の黄ばみ診断 新規のお客様限定初回分0円キャンペーン