膿栓(臭い玉)は巨大化する?臭い玉の大きさやできやすい人の特徴
更新日:2023年01月20日/ 公開日:2023年01月20日
扁桃の小さなくぼみにできる「膿栓」は、指で潰すと強烈な臭いを発することから別名「臭い玉」と呼ばれています。
膿栓(臭い玉)は誰にでもできるものですが、
「膿栓(臭い玉)を放っておいて巨大化したらどうしよう…」
「うっかり飲み込んでしまっても大丈夫なの?」
と疑問に思う方は少なくないでしょう。
そこでこの記事では、膿栓(臭い玉)が巨大化することはあるのかという疑問にお答えしながら、膿栓(臭い玉)の平均的な大きさや膿栓(臭い玉)ができやすい人の特徴についてご紹介します。
口から出てくる巨大な膿栓(臭い玉)って一体何?
膿栓(臭い玉)とは、舌の付け根の両側にある「扁桃腺」というリンパ組織に溜まった細菌・ウイルス・食べかすの塊のことで、指でつぶすと異臭を放つことから「臭い玉」とも呼ばれています。
扁桃腺には、口の中に侵入してきた細菌やウイルスをキャッチし体に入らないようにするという役割がありますが、一定の量を超え溢れ出すとくしゃみや咳をした際に膿栓(臭い玉)として体外に排出されるのです。
膿栓(臭い玉)の平均的な大きさは?
膿栓(臭い玉)の平均的な大きさはどれくらいなのでしょうか?
平均的な大きさ | 約5mm〜6mm(米粒ほど) |
---|---|
小さいもの | 約1mm |
大きいもの | 約1cm以上 |
一般的な臭い玉は5mm〜6mmほどのものが多く、米粒と似た白い粒のような見た目をしています。
細菌・ウイルス・食べかすが長期間蓄積されるほど巨大化し中には1cmを超える巨大な膿栓(臭い玉)ができることもあります。
膿栓(臭い玉)の見つけ方は?
膿栓(臭い玉)は、喉の入り口にある扁桃腺の陰窩(いんか)という小さなくぼみにできるため、1cm以上の巨大なものでない限り目で見て確かめるのは困難です。
「膿栓(臭い玉)ができていないか確認したい」という場合は、口を大きく開けながら市販の家庭用LEDライト(ペンライト)で口内を照らしてみてください。
喉の入り口に白っぽい塊がついているのが見えたら、それが膿栓(臭い玉)である可能性は高いでしょう。
膿栓(臭い玉)は放っておくと巨大化する?飲み込んでも体に害はない?
膿栓(臭い玉)の大きさは人によってさまざまですが、「そのまま放置する」=「膿栓(臭い玉)が巨大化する」というわけではないようです。
ある程度の大きさになったら、くしゃみや咳をしたタイミングでポロッと取れるため、無理に取り除く必要もありません。
また、膿栓(臭い玉)は細菌やウイルスの塊ですが、うっかり飲み込んでしまっても体に害はないと言われています。
巨大な膿栓(臭い玉)は取り除いてもいいの?
鏡の前で口を開けた時、巨大な膿栓(臭い玉)があると「何とかして取り除きたい」と考える方は少なくありません。
膿栓(臭い玉)は綿棒やうがいで取り除くことができますが、除去する過程で誤って喉を傷つけてしまうことがないように丁寧に行う必要があります。
膿栓(臭い玉)を取り除く具体的な方法や注意点については以下の記事で詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。
巨大な膿栓(臭い玉)ができやすい人の特徴
「毎回、巨大な膿栓(臭い玉)ができてしまう」
「膿栓(臭い玉)を取り除いたのに、また新しいものができてしまった…」
など、繰り返される膿栓(臭い玉)にお悩みの方は少なくありません。
膿栓(臭い玉)ができやすい人には、どのような特徴があるのでしょうか?
特徴|①唾液の分泌が少ない人
唾液の分泌量が少なく口内が乾燥していると、細菌やウイルスが増殖し、膿栓(臭い玉)ができやすくなります。
口呼吸が習慣になっている人や薬の副作用やストレスによってドライマウスになっている人は、特に注意が必要です。
鼻呼吸やこまめな水分補給を心がけ、定期的に唾液腺マッサージや歯茎マッサージを行いましょう。
唾液の分泌を促す効果のある歯茎マッサージのやり方やメリットについては、以下の記事でも詳しくご紹介しています。
特徴|②磨き残しがある人
膿栓(臭い玉)は、口内に溜まった細菌・ウイルス・食べかすの塊であるため、歯磨きの頻度が少ない人や磨き残しが多い人ほどできやすいと言われています。
利き手側の「歯と歯の間」や「奥歯の後ろ」「前歯の裏側」などは、特に磨き残しが起きやすいと言われているため、きちんと磨いているはずなのに膿栓(臭い玉)に悩んでいるという人は、これを機に歯磨きの方法やアイテムを見直してみてはいかがでしょうか。
以下の記事では、歯間ブラシやデンタルフロス・マウスウォッシュ・舌ブラシなどさまざまなオーラルケアのポイントをご紹介していますのでこちらもあわせてご覧ください!
膿栓(臭い玉)は放置しても巨大化しない!ホームケアに力を入れて予防しよう|まとめ
膿栓(臭い玉)は、うっかり飲み込んでしまっても体に害はありません。
細菌やウイルスの量によって稀に1cmを超える巨大な膿栓(臭い玉)ができることがありますが、放っておいたから巨大化したのではなく、そもそもの口内環境が膿栓(臭い玉)が発生しやすい状態になっている可能性が高いでしょう。
こまめな水分補給で唾液の分泌を促したり、歯磨きの方法を見直したりして、膿栓(臭い玉)を予防したいものですね。
毎日きちんと歯を磨いているのに膿栓(臭い玉)を繰り返してしまう人は、いつものケアにデンタルフロスや殺菌効果のあるマウスウォッシュをプラスしてみるのもおすすめです。
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歯科衛生士として一般歯科に勤務したのち、
ワーキングホリデーでカナダの歯科クリニックで歯科助手も経験。
2020年7月〜ホワイトニングカフェ札幌駅前店に勤務。