歯医者には1ヶ月に1回行くべき?定期検診・クリーニングの適切な頻度
更新日:2024年11月25日/ 公開日:2024年11月25日
歯医者の定期検診を受けることで、虫歯や歯周病といった口腔トラブルを防ぐことができますが、どのくらいの頻度で受けるべきかを知りたい方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、健康的な歯と歯茎を維持するためには、定期検診やクリーニングを1ヶ月に1回の頻度で受けることが理想とされています!
この記事では、1ヶ月に1回は定期検診を受けた方が良い理由や、定期検診の治療の流れと具体的なメリットをご紹介していくので、口腔ケアに関心のある方はぜひ最後までご覧ください。
定期検診・クリーニングで歯医者に行く適切な頻度はどれくらい?
定期検診が歯の健康を維持する上で重要なことは多くの方がご存知かと思われますが、通う頻度や具体的な費用が分からないという方も少なくありません。
定期検診は1ヶ月に1回ペースで通うのが理想で、基本的には3,000円程度で受けられるので、虫歯や歯周病リスクを抑えて改善するためにも受診してみることをおすすめします。
まずは、歯医者で1ヶ月に1回の定期検診を勧める理由と、具体的な費用について解説していくので、基本情報として参考にしてみてください。
歯の定期検診・クリーニングの理想的な頻度は「1ヶ月に1回」
繰り返しになりますが、歯の定期検診やクリーニングは「1ヶ月に1回」のペースで受けるのが理想と言われています。
大人の歯が抜ける主な原因である歯周病は、歯垢や歯垢の塊である歯石によって引き起こされます。
歯垢が歯石になるまで約2週間ほど掛かりますが、2週間に1回の定期検診を続けるのは困難でしょう。
1ヶ月に1回の検診とクリーニングが理想的ですが、口腔内の細菌数は約3ヶ月後に元に戻るため、少なくとも3ヶ月に1回は歯医者で定期検診を受けましょう。
一般的な予防歯科の自己負担費用は3,000円程度
歯医者の予防歯科を受ける場合は、保険が適用されるため自己負担費用の相場は3,000円程度です。
虫歯や歯周病の進行状態によってはレントゲン撮影でのチェックも加わりますが、撮影費用は300円~600円程度なので、トータルで4,000円を超えない程度の費用負担となります。
口腔トラブルが悪化するとより治療費が高額になってしまうので、予防のためにも「1ヶ月に1回のマッサージやメンテナンスに通う」ようなイメージで気軽に受診してみてください。
歯の状態別に歯医者の定期検診に行く時期を解説
定期検診を受ける理想的な頻度が1ヶ月に1回であることを解説しましたが、歯の状態によって定期検診へ行くべきペースは異なります。
虫歯や歯周病のリスクが高い場合は1ヶ月~2ヶ月に1回の定期検診をおすすめしますが、リスクが低い方であれば3ヶ月~6ヶ月に1回の頻度でも問題ないと判断されるでしょう。
ここからは、虫歯・歯周病のリスク別に歯医者で定期検診を受ける頻度を解説していくので、歯医者へ通うペースの参考にしてみてください。
虫歯・歯周病のリスクが高い人:1ヶ月~2ヶ月に1回
定期検診で歯周病が進行していると判断された方や、虫歯になりやすいと指摘された場合は、1ヶ月~2ヶ月に1回のペースで受診することになるでしょう。
あまり歯を磨かないのに虫歯がない人や、こまめに磨いても虫歯になる人も居るなど、虫歯のなりやすさは体質や生活環境によって大きく異なります。
歯科医師や歯科衛生士が口腔内をチェックして、症状の進行度合いと定期検診を受けるべき頻度を判断するので、指示に従って受診するのが理想です。
受診の頻度 | 目安となる人 |
---|---|
1ヶ月~2ヶ月に1回 | ・虫歯・歯周病のリスクが高い人 ・糖尿病、高血圧、動脈硬化などの全身疾患や生活習慣病がある ・抜いた歯の本数が多い ・歯のケアに時間を掛けられない |
虫歯・歯周病のリスクが平均的な人:2ヶ月~3ヶ月に1回
虫歯や歯周病のリスクは高すぎないものの、歯石が付着しやすいと判断された場合は、2ヶ月~3ヶ月に1回の定期検診を推奨されます。
歯石の付きやすさは唾液の性質や歯並びにも左右され、歯石になると歯磨きでは除去できなくなるため、定期検診でクリーニングしてもらう必要があります。
歯の状態に合わせたブラッシングのやり方も教えてもらえるので、定期的に通って指導してもらうことで、セルフケアの効果も向上していくでしょう。
受診の頻度 | 目安となる人 |
---|---|
2ヶ月~3ヶ月に1回 | ・虫歯・歯周病のリスクが平均的な人 ・過去に治療、抜歯をした歯が少ない ・毎日の歯磨きで磨き残しが気になる方 |
虫歯・歯周病のリスクが低い人::3ヶ月~6ヶ月に1回
1ヶ月に1回の定期検診を続けて口内環境が安定し、十分なセルフケアができるようになった方であれば、3ヶ月~6ヶ月に1回程度の通院で問題ないでしょう。
半年以上空けてしまうと口腔環境の変化によって虫歯や歯周病リスクが高まるので、特に問題ないと言われた場合でも3ヶ月に1回は定期検診を受けることをおすすめします。
また、インプラント治療で歯に被せ物を入れている方も、できれば3ヶ月に1回程度の定期検診で汚れをクリーニングした方が良いでしょう。
受診の頻度 | 目安となる人 |
---|---|
3ヶ月~6ヶ月に1回 | ・虫歯・歯周病のリスクが低い人 ・過去に治療、抜歯をした歯がほぼ無い ・毎日の歯磨きで磨き残しが少ない |
歯医者の定期検診では何をするのか内容・流れを解説
歯の状態別に定期検診を受けるおすすめの時期を解説しましたが、過去に定期検診を受けたことがなく、どのような流れになるのかが不安な方も居るはずです。
基本的には初めて定期検診を受ける方への問診や口内のチェックから始まり、クリーニングしてセルフケアの指導が行われるまでが治療の流れとなります。
ここからは、歯医者の定期検診で何をするのか全体の流れについて解説していくので、初めての定期検診を控えている方もぜひ参考にしてみてください。
①:問診
歯医者で初めて定期検診を受ける際は、虫歯や歯周病リスクを確認するための問診が行われます。
歯磨きのやり方・生活習慣・喫煙の頻度・糖尿病を含む全身疾患の有無・妊娠しているかなど、口腔トラブルに関連する内容についてヒアリングされます。
持病などで飲んでいる薬の種類によっては、副作用で口内が乾いたり歯茎が腫れる場合があるため、別の病院で内服薬を処方されている方はお薬手帳を持参しておくと回答しやすくなるでしょう。
②:口内の状態を確認
問診が完了したら、次に行われるのは口腔内の状態やトラブルの有無のチェックです。
歯茎が出血して炎症を起こしていないか、見えにくい奥歯などに虫歯が発生しているかどうか、歯垢の磨き残しがどの部分に多いかなどを確認します。
虫歯や歯周病の症状が進行していて、治療を必要とする場所が見つかった場合は、歯科衛生士が歯科医師にチェックした内容を伝えます。
③:歯・口内のクリーニング
問診と口内のチェックが完了したら、口腔内の歯や歯茎のクリーニングが行われます。
歯ブラシでは除去できない着色汚れや歯石のほか、磨き残した歯垢などをブラシや超音波スケーラーで取り除き、清潔な口内環境に整えます。
セルフケアが不十分になりがちな歯と歯の間の汚れなどもしっかりとクリーニングされるので、終わった後は口の中がスッキリする感覚を味わえるでしょう。
④:フッ素を塗布する
口腔内のクリーニングが完了したら、虫歯予防に効果のあるフッ素を歯の表面に塗っていきます。
歯科医院で用いられるフッ素ジェルは、市販のフッ素入り歯磨き粉よりも濃度が高く、より高い虫歯予防効果を期待できるのが特徴です。
定期検診を受けて3ヶ月に1回ペースでフッ素の塗布を受けながら、普段のブラッシングにもフッ素入りの歯磨き粉を使うことで、虫歯や歯周病になりにくい歯を維持できるようになります。
⑤:ブラッシングの指導
問診と口内チェックから分かった結果をもとに、ブラッシングなどのセルフケアについて指導が行われます。
歯垢が多く残っていたり、うまく磨けていない苦手な部分への歯ブラシの当て方や磨き方を分かりやすく教えてもらえるでしょう。
ブラッシング以外にも口腔内の状況に合わせて、歯間ブラシやフロスといったセルフケアアイテムをおすすめされる場合もあります。
歯医者の定期検診で得られる5つの効果
ここまで定期検診を受けるペースや治療の流れを解説してきたので、次は定期検診を受けるメリットを深堀りしていきましょう。
定期検診を受けることで虫歯や歯周病を予防できるほか、歯垢や歯石の雑菌を原因とする全身の病気を予防する効果もあるため、健康のためにも受診することをおすすめします。
続いては、歯医者の定期検診で得られる5つの効果をご紹介していくので、受けるかどうかで迷っている方もぜひチェックしてみてください。
効果①:虫歯・歯周病の予防と改善
歯医者の定期検診を受けることで得られる効果1つ目は、虫歯・歯周病の予防と改善です。
歯磨きだけでは落としきれなかった歯垢や歯石を機械で取り除き、歯の表面をツルツルに磨き上げることで、汚れが付着しづらく虫歯や歯周病になりにくい口腔環境を整えます。
虫歯と歯周病は歯が抜け落ちる原因になるので、歯を残して楽しく食事できる状態を維持するためにも、定期検診でクリーニングすることをおすすめします。
効果②:歯を強くする
歯医者の定期検診を受けることで得られる効果2つ目は、歯を強くすることです。
定期検診のクリーニングで塗布されるフッ素には、エナメル質から溶け出したリンやカルシウムの再石灰化を促して、歯質を強化する働きがあります。
歯の表面をコーティングしているエナメル質を酸に強い性質に変えるため、虫歯ができにくい強い歯になる効果が期待できるでしょう。
効果③:歯の見た目を整える
歯医者の定期検診を受けることで得られる効果3つ目は、歯の見た目を整えることです。
歯の表面に付着したタバコのヤニ汚れや茶渋などを研磨して、歯が本来持っている白さや輝きを復活させることができます。
笑った時などに見える歯の輝きは、清潔感やポジティブな印象を与えるので、美容面での効果を得られる点も大きなメリットと言えるでしょう。
効果④:全身の病気の予防
歯医者の定期検診を受けることで得られる効果4つ目は、全身の病気を予防できることです。
細菌の塊である歯垢の毒素が、歯茎の歯周ポケット経由で血管に入ると、全身を巡って動脈硬化や糖尿病のリスクを増加させることが報告されています。
女性の場合は、お腹に居る赤ちゃんが低体重児で産まれたり早産になるリスクもあるため、歯医者の定期検診を受けて口腔トラブル以外の病気を予防しましょう。
効果⑤:治療費を抑えられる
歯医者の定期検診を受けることで得られる効果5つ目は、治療費を抑えられることです。
虫歯や歯周病は、症状が悪化するほど治療の回数も増えて費用が高額になるほか、治療の際に歯へのダメージが残ってしまう点にも留意しておきましょう。
定期検診でこまめに口腔ケアしておくと、長期的に見て治療費を安く抑えられるので、後悔しないためにも早めに歯医者に行くことをおすすめします。
虫歯・歯周病の予防歯科は定期検診に加えて日々のケアの見直しが大切
歯医者で定期検診を受けていたとしても、日々のケアがおろそかになっていると口腔トラブルのリスクは大きく増加してしまいます。
口腔内を清潔に保ちつつ、虫歯や歯周病のリスクを最小限に抑えるためにも、普段の歯磨きやマウスウォッシュのやり方を見直しましょう!
最後に、虫歯や歯周病リスクを抑えるおすすめのアイテムを4つご紹介していくので、普段の歯磨きに不安がある方もぜひ参考にしてみてください。
①:ホワイトニングカフェhome 歯磨き粉
虫歯・歯周病予防のセルフケアにおすすめのアイテム1種類目は「ホワイトニングカフェhome 歯磨き粉」です。
本商品にはホタテの貝殻から採れるホワイトニング成分の「ヒドロキシアパタイト」が含まれており、ナチュラルな歯の白さをキープする効果が期待できます。
着色汚れを取り除く「ポリリン酸ナトリウム」が配合されているほか、泡立ちが少なく細かい所まで磨きやすい歯磨き粉なので、歯を清潔に維持したい方におすすめです。
②:ホワイトニングカフェhome マウストリートメント
虫歯・歯周病予防のセルフケアにおすすめのアイテム2種類目は「ホワイトニングカフェhome マウストリートメント」です。
普段の歯磨き後のプラスアルファとして本商品でブラッシングすることにより、歯垢や歯石が沈着するのを未然に防ぎながら白い歯を維持することができます。
口臭や虫歯を防ぐ効果もあるため、毎日のブラッシングで美しく健康的な白い歯をキープして、清潔な口内環境を整えたい方はぜひ活用してみてください。
③:ホワイトニングカフェhome マウスウォッシュ
虫歯・歯周病予防のセルフケアにおすすめのアイテム3種類目は「ホワイトニングカフェhome マウスウォッシュ」です。
ノンアルコールタイプで口内がビリビリするような刺激がないマウスウォッシュで、適量をすすいでからブラッシングすることで歯石の沈着や口臭を防止することができます。
口腔内を清潔にしてスッキリ感を味わえるほか、ヤニ取りなどの効果も得られるオールインワンアイテムなので、使いやすいマウスウォッシュを探している方にもおすすめです。
④:ホワイトニングカフェhome イオン歯ブラシ
虫歯・歯周病予防のセルフケアにおすすめのアイテム4種類目は「ホワイトニングカフェhome イオン歯ブラシ」です。
軽く濡らした手で握るだけで、毛先のラバーソフト毛からマイナスイオンが発生し、歯の表面に付いたステインを除去することでホワイトニング効果を得られる歯ブラシです。
電池の寿命は1日15分使用した場合で約1年は持つので、長く使えてホワイトニング効果のある歯ブラシを探している方はぜひ手に取ってみてください。
WHITENING CAFE home
公式サイトでの購入はこちら
虫歯治療以外で歯医者に行くのは1ヶ月に1回でいい?|まとめ
この記事では、歯医者の定期検診・クリーニングに通う適切な頻度と定期検診へ通うメリットのほか、日々のセルフケアにおすすめのアイテムをご紹介しました。
歯医者の定期検診には1ヶ月に1回を目安に通うのが理想で、受診することで虫歯や歯周病を予防しながら、歯を強くしたり見た目を整えるといった効果が期待できます。
歯の健康を維持するには定期検診を受けることが大切ですが、日々のセルフケアを見直したい方は、ぜひホワイトニングカフェhomeシリーズを活用してみてください!

歯科衛生士として一般歯科に勤務したのち、
ワーキングホリデーでカナダの歯科クリニックで歯科助手も経験。
2020年7月〜ホワイトニングカフェ、札幌にて勤務。