なぜ虫歯になるの?虫歯を予防する方法はある?わかりやすく解説!
更新日:2024年08月16日/ 公開日:2024年07月22日
私たちにとって、食べ物を摂取するときに使う口はとても重要な部分です。
しかし、口のなかのメンテナンスをおろそかにしてしまうと口の健康状態が悪化して食べ物を摂取しにくくなります。
虫歯になってしまえば歯痛の原因にもなりますし、他の重要な病気を引き起こしてしまうかもしれません。
今回は虫歯とはどのような状態なのか、虫歯が発生する理由は何か、虫歯を防ぐ方法は何かについて徹底的に解説しますので、ぜひ参考にしてください。
虫歯ってどんな状態?
私たちは子どものころから「虫歯にならないよう」歯磨きをしっかりするように保護者から教えられます。
しかし、虫歯とは、そもそもどのような状態なのでしょうか。
ここでは、虫歯の定義や分類・進行段階、大人と子供の虫歯の違い、虫歯になりやすい食べ物などについて紹介します。
虫歯の定義
虫歯とは、ミュータンス菌などの虫歯の原因菌が出す物質によって歯のカルシウムが溶かされてしまい、歯がもろくなったり歯に穴が開いてしまう状態のことです。
歯が多少溶けたとしても痛みを感じることはありませんが、虫歯が進行して歯の内部の神経に影響を与えるようになると耐え難い痛みの原因となります。
全身に細菌が回ってしまうと様々な症状を引き起こしてしまうかもしれません。
このように虫歯は歯にとどまらず、心身の健康に大きな影響を与える病気だといえるでしょう。
虫歯の進行段階
虫歯は進行段階によって以下の5つの段階に分類されますので、詳しく見てみましょう。
分類 | 状態 | 症状 | 対処 |
---|---|---|---|
C0 | 初期虫歯 | 歯の表面がざらざらした状態 白濁や白斑・裂溝がみられる |
フッ素を塗って自然治癒することも可能 |
C1 | エナメル質の虫歯 | 歯の表面のエナメル質に小さな穴 自覚症状がほとんどない |
虫歯部分を削り詰め物を詰める |
C2 | 象牙質の虫歯 | エナメル質の奥にある象牙質まで虫歯が進行 甘いものや冷たいものがしみる |
虫歯部分を削って詰め物を詰めたりかぶせ物をする |
C3 | 神経に達した虫歯 | 歯の神経近くまで虫歯が進行 神経が炎症をおこし強い痛み |
歯の神経取り除く かぶせ物をする |
C4 | 歯根に達した虫歯 | 歯全体が虫歯になった状態 歯根の周りに膿がたまる |
歯を残せない 抜歯してブリッジや入れ歯・インプラントで対応 |
できれば、上記のC0やC1の段階で対処するのがベストです。
自分ではなかなか気付けないこともあるので、定期的に歯医者さんに診てもらうようにしましょう。
虫歯になりやすい食べ物
虫歯になりやすいのはどのような食べ物かを調べてみました。
・レモンなどの酸味が強いもの
・スポーツドリンクやジュースなど糖分が多いもの
・固すぎて歯を傷つけてしまうもの など
上記の4種類のような食べ物が、虫歯になりやすいと考えられています。
特に、酸味が強い食べ物は口のなかを酸性にして虫歯菌を活発にさせてしまうため、虫歯の原因となることが多いです。
虫歯発生のメカニズム
そもそも、虫歯はどのように発生するのでしょうか?
ここからは健康的な歯が虫歯になってしまうまでの道のりと、虫歯のメカニズムについて解説します。
虫歯菌の付着とプラークの発生
虫歯は、歯の表面に虫歯の原因菌であるミュータンス菌が付着することから始まります。
ミュータンス菌が歯の表面に付着すると、食事やお菓子などに含まれる砂糖などからグリコカリックスという物質を合成し、プラークを作り出します。
一度できてしまったプラークはうがいやガムなどで取り除くことはできないため、プラークが作られる前にこまめに歯磨きして除去しなければなりません。
プラークが成熟する
歯の磨き残しがあったり、歯磨きを長時間しなかったりするとプラークが成熟しまるでスライムのようなねばねばとした物質が作られます。
この物質を「バイオフィルム」といい、バイオフィルムになると殺菌薬や消毒薬があまり有効に働きません。
つまり、バイオフィルムになってしまうとうがい薬や飲み薬で除去することは困難になります。
そのため、歯科で専用の器具をつかって取り除かなければなりません。
歯のエナメル質が溶けだす(脱灰)
バイオフィルムの状態まで発達すると、ミュータンス菌の酸の放出が強まり、歯の表面のエナメル質を溶かし始め、歯のカルシウムやリンといったミネラル成分が溶けだす脱灰が始まります。
一度溶けだしたカルシウムやリンは唾液に含まれるフッ素の力を借りることで再び歯の中に取り込まれる再石灰化という現象が発生します。
歯磨き粉などにフッ素が含まれるのは、溶けだしたミネラルの再結晶化を促しているからです。
虫歯の形成
ミュータンス菌による脱灰の頻度が多く、長時間脱灰の状態が続けば再石灰化が十分に起こらず「虫歯」の状態になります。
そして、徐々にエナメル質が削られ、象牙質も削られて神経が痛みだす「歯痛」の状態に移行します。
虫歯を防ぐ方法
虫歯を防ぐためには、「正しく歯磨きすること」「適切な道具を使うこと」「糖分を控えること」などが大切です。
それぞれの内容について詳しく見てみましょう。
正しく歯磨きする
虫歯を予防するには歯磨きが欠かせないため、正しい磨き方を確認しましょう。
歯ブラシの毛先を歯の面に直角に軽く当て、ブラシを細かく前後に動かして歯の汚れを取ります。
このとき、ブラシを大きく動かしてしまうと毛先が寝てしまい、汚れを取り除く効果が落ちてしまうため注意しましょう。
毛先は立てたまま細かく動かしてブラシを当てるようにすると、効果的に歯磨きできます。
デンタルフロスや歯間ブラシを使う
デンタルフロスとは、歯ブラシの毛先が届きにくい歯と歯の間をきれいにする際に用いる清掃用具です。
デンタルフロスには、糸巻きタイプとホルダー付きタイプの2種類がありますが、これまで使う習慣がなかった方であれば、持ち手がついているホルダー付きタイプの方が使いやすいためおすすめです。
また、歯間ブラシも歯と歯の間にある汚れを取り除く道具で、すきまが広く空いている部分に使用します。
無理に形が合わない歯間ブラシを使わず、歯と歯の間にフィットしたサイズの歯間ブラシを選びましょう。
糖分が多い食べ物を控える
糖分が多い食べ物を避けることも虫歯予防に効果的です。
虫歯の原因菌である「ミュータンス菌」は砂糖などの糖分をエネルギー源としており、酸を作り出して歯を削ってしまいます。
「ミュータンス菌にそもそもエネルギーを供給しない」ということも虫歯対策の1つといえるでしょう。
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虫歯の仕組みを知って虫歯予防をしよう|まとめ
今回は虫歯の進行段階やメカニズム、虫歯を防ぐ方法について解説しました。
虫歯はいきなり発生するものではなく徐々に進行するものです。
しかし、日々のオーラルケアや歯医者さんでの定期的な検診などによって予防することができます。
虫歯を防ぐにはデンタルフロスなども使いながら正しい方法で歯磨きを行うとともに、甘いものを食べすぎないことも大切です。
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歯科衛生士として一般歯科に勤務したのち、
ワーキングホリデーでカナダの歯科クリニックで歯科助手も経験。
2020年7月〜ホワイトニングカフェ、札幌にて勤務。