歯ブラシが広がるのはなぜ?広がらない人はどうしているの?
更新日:2024年08月16日/ 公開日:2024年07月23日
「最近歯ブラシを交換したばかりなのに、もう歯ブラシが広がっている…」
といった経験はありませんか?
歯ブラシが広がってしまう主な原因として、普段の使い方に問題があることが考えられます。
本記事では、歯ブラシが広がる3つの理由や、正しい歯磨き方法などについて解説します。
「歯ブラシが広がって困っている」という方は、当てはまる使い方をしていないかチェックしてみてくださいね。
歯ブラシが広がる3つの理由
買ったばかりの歯ブラシがすぐに広がってしまうのはなぜでしょうか。
歯ブラシが広がってしまう理由として「ブラッシングの力が強い」「歯ブラシの持ち方が違う」「歯ブラシの方向が違う」の3つが考えられます。
それぞれの内容についてみてみましょう。
ブラッシングの力が強すぎるから
歯ブラシの毛先が広がってしまう要因として第一に挙げられるのがブラッシング時の力が強すぎることです。
本来、歯磨きは力を入れてゴシゴシと行うものではありません。
あまりに強い力で歯磨きしてしまうと、歯や歯肉を傷つけてしまいかえって逆効果となります。
歯ブラシは消耗品であるため、力を入れずに使ってもいずれは毛先が広がってしまいますが、過度に力を入れてしまうと歯ブラシの劣化を早めてしまいます。
歯ブラシは1ヶ月程度持ちますので、それよりも早く毛先が広がってしまうようであれば、歯磨きの力加減を調整して強く磨きすぎないように気を付けましょう。
歯ブラシの持ち方を間違えているから
歯ブラシの持ち方も、毛先の広がりと密接な関わりを持っています。
間違った歯ブラシの持ち方をしていると、必要以上に歯磨きに力が入ってしまい、毛先が広がってダメになります。
もしかしたら、自分でも気づかないうちに持ち方のせいで歯磨きの力が強くなっているかもしれません。
力を入れていないつもりなのに毛先の広がりが早いようであれば、歯ブラシの持ち方を見直すことをおすすめします。
歯ブラシを当てる角度が間違っているから
歯磨きの際、ブラシを当てる角度を間違えている場合も毛先が広がりやすくなります。
後ほど詳しく述べますが、歯ブラシの毛先は歯に直角になるように当てて前後に細かく動かすのが基本です。
自分の歯磨きを見直し、歯ブラシの毛先が歯に直角に当たっていないようであれば改善したほうがよいでしょう。
間違ったブラッシングをすると何が問題なの?
間違ったブラッシングを続けると、歯茎や歯肉を傷つけてしまうことがあります。
歯肉がやせて歯の表面が露出する歯肉退縮や、擦過傷(擦りむいたような傷)をはじめとする様々な症状を引き起こしてしまうため、ブラッシング方法には注意しなければなりません。
歯肉退縮が起これば歯の健康状態が悪化し、虫歯や歯周病に繋がってしまうことが考えられます。
歯ブラシを交換するべき時期
歯ブラシの交換タイミングは使用を開始してから1ヶ月程度といわれています。
1ヶ月程度使用すると、それほど力を入れていなくても歯ブラシの毛先が劣化して広がってくることが多いからです。
また、歯ブラシの裏側から毛先がはみ出している場合や毛先が抜けたり折れたりしているものも交換したほうがよいでしょう。
歯ブラシの寿命や適切な交換時期については、下記の記事で詳しく紹介しているのでチェックしてみてください。
広がったままの歯ブラシを使っているとどうなるの?
広がったままの古い歯ブラシを交換せず使い続けているとどのようなことが起きるのでしょうか。
古い歯ブラシを使い続けると起こる3つの問題点をまとめます。
歯の汚れを落としきれなくなる
1つ目の問題点は毛先が広がったブラシは歯の汚れを落とすという歯ブラシ本来の機能が低下し、歯の汚れを落としきれないことです。
ブラッシングの効果を最大限発揮するには、歯ブラシを歯に直角にあてなければなりません。
しかし、毛先が広がった歯ブラシでは歯に直角にブラシを当てることができないため、汚れを効果的に落とすことができません。
歯の汚れをしっかり落とすためには、毛先が広がっていない良い状態の歯ブラシを使う必要があるのです。
古い歯ブラシは雑菌の温床になる
2つ目の問題点は古い歯ブラシ自体が雑菌の温床となることです。
毛先が広がるまで使っているということは、長期間にわたって同じ歯ブラシを使っている可能性が高いといえるでしょう。
どんなにブラシを清潔に洗ったとしても、毎日使っていればブラシに雑菌が付きやすくなってしまいます。
古くなって雑菌が付いた状態の歯ブラシを使用し続けると、かえって口のなかの健康状態を悪化させてしまうかもしれません。
毛先が広がった古い歯ブラシはなるべく早いタイミングで交換しましょう。
歯を傷つける可能性がある
3つ目の問題点は毛先が広がった歯ブラシは歯を傷つける恐れがあることです。
新しい状態の歯ブラシはブラシの先端に弾力性があるため、歯を磨いても傷つける可能性が低いといえます。
しかし、劣化して毛先が開いた歯ブラシは弾力性を失っているため、歯や歯茎、歯肉を傷つけてしまうかもしれません。
弾力性を失った歯ブラシは力をあまり入れていない状態でも歯や歯茎を傷つけてしまいます。
古くなってしまい柔軟性を失った歯ブラシは早急に新しいものと取り換えましょう。
歯ブラシが広がらない人がしている正しい歯磨きの方法
正しい歯磨きをすると、歯ブラシの広がりだけでなく虫歯も防ぐことができます。
ここからは正しい歯磨きの方法として、3つのポイントを紹介します。
歯ブラシを正しく持つ
歯ブラシの正しい持ち方には、「ペングリップ」「パームグリップ」と呼ばれるものがあります。
「ペングリップ」はペンや鉛筆などを持つように歯ブラシを握る持ち方で、パームグリップは掌で歯ブラシを握る持ち方です。
力が入りすぎて1〜2週間で歯ブラシの毛先が広がってしまう方は、ペングリップにすると余計な力が入らず小刻みに歯ブラシを動かせるようになるでしょう。
角度を意識して小刻みに磨く
歯の表面を磨く際は、ブラシを歯に対して直角に当てて小刻みに動かしましょう。
歯と歯茎の間を磨きたい場合は45度の角度でブラシを当て、左右に小刻みに動かすと効果的に磨けます。
あまり力を入れず小刻みに動かす方が、大きく動かすよりも効果的に歯の汚れを除去できます。
自分にあった歯ブラシを選ぶ
歯ブラシは自分にあったものを選ばなければなりません。
毛先が広がらないように力を入れずに磨くためには、ヘッドはコンパクトなものがよいでしょう。
また、力を入れすぎて歯ブラシが広がってしまう方も、力を入れなくても細かなところまで汚れを除去してくれるコンパクトタイプが向いています。
歯ブラシは自分の歯にあったものを選び、力を入れすぎないよう効果的に歯の汚れを落としましょう。
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歯ブラシが広がるのはなぜ?広がらない人はどうしているの?|まとめ
今回は、歯ブラシが広がってしまう原因や間違ったブラッシングの問題点、正しい歯磨きの仕方などについて解説しました。
毛先が広がったままの古い歯ブラシを使っていると、口のなかを傷つけたり、雑菌などのせいで口の健康状態が悪化したりといったデメリットがあります。
歯ブラシがすぐ広がってダメになってしまう方にはヘッドのみを買い換えることができるWHITENING CAFE homeの「イオン歯ブラシ」がおすすめですので、ぜひお試しください!

歯科衛生士として一般歯科に勤務したのち、
ワーキングホリデーでカナダの歯科クリニックで歯科助手も経験。
2020年7月〜ホワイトニングカフェ、札幌にて勤務。