重曹で歯を白くする方法とは?ホワイトニングの効果と注意点
更新日:2022年03月14日/ 公開日:2022年03月14日
「重曹を使って歯磨きやうがいをすると歯が白くなる」という噂を耳にしたことはありませんか?
強い洗浄力で汚れを落としてくれる重曹ですが
「ホワイトニングの効果はあるの?」
「安全性は大丈夫なの?」
など疑問が残るのも事実です。
そこで今回は、重曹を使った歯磨きの方法やホワイトニングへの効果・注意すべきポイントをまとめてご紹介します。
「重曹」とは?歯磨きやうがいにも使える
重曹は別名「炭酸水素ナトリウム」とも呼ばれる弱アルカリ性の成分で、環境への負荷が少ないことからお掃除用品や食品など幅広い用途で使用されています。
元々重曹は自然界や人体に存在する成分であるため、食用のものであれば体内に取り入れても害はないと言われていますが、歯磨き粉の代わりやうがいに使用しても本当に良いのでしょうか?
歯磨き粉の代わりに重曹を使って汚れを落とす
食用の重曹は「体内に入れても害がない」「強い研磨作用がある」などの理由から、近年「歯磨き粉の代わりに使える」と話題になっているようですが、結論から述べると重曹によるホワイトニングの効果は明らかになっていません。
確かに重曹を使って歯磨きをすると研磨作用によって歯の表面の汚れが落ち、歯が白くなったように感じるかもしれませんが、こうした効果はあくまで一時的なもので重曹に歯そのものを白くする効果はないと言われています。
重曹うがいで虫歯を予防する
人間の口腔内は「中性」に保たれていますが、食事をすると「酸性」に傾き、そのまま放置すると歯の表面にあるエナメル質が酸によって溶かされ虫歯になると考えられています。
重曹は本来「弱アルカリ性」の成分であるため、食後のうがい液に少量の重曹を混ぜることによって「酸性」に傾いた口腔内を「中性」に戻し、虫歯や口臭を予防する効果が期待されているようです。
重曹を使ったうがい液は、以下の手順で作成できます。
②よくかき混ぜて重曹を溶かす
③歯磨きの後に軽く口を濯ぐ
重曹は胃の中に入ると、水や塩化ナトリウム・二酸化炭素に分解されるため、身体への害はありませんが、前述のように強い研磨力がある成分には違いありませんので、重曹の入れすぎやうがいのしすぎには十分な注意が必要です。
重曹を使った歯磨きのデメリットと注意点
手軽にできる重曹歯磨きを「今すぐ試してみたい!」と思っている方も多いかもしれませんが、重曹を使ったオーラルケアには強い刺激があり、口腔内の状態によってはおすすめできない場合もあります。
歯を白くする効果がないばかりか「かえって歯を傷つけてしまった」なんて事態を避けるためにも、重曹を使った歯磨きのデメリットや注意点を予め確認しておきましょう。
重曹の強い研磨力で「エナメル質」が傷つく
強い研磨力をもつ重曹で歯を磨くと、歯についた汚れだけではなく歯の表面にあるエナメル質まで一緒に削り落としてしまう恐れがあります。
一般的な歯磨き粉の中にも「研磨剤」が含まれている商品もありますが、重曹はその何倍も強力な研磨成分を持っているため、通常のブラッシングよりも意識的に力を抜いて磨く必要があるでしょう。
塩分の過剰摂取に注意する
「炭酸ナトリウム」の名称の通り重曹には沢山の塩分が含まれているため、歯磨き粉の代わりに使用することで、知らず知らずのうちに塩分を取り過ぎてしまう場合もあるようです。
「うがいの際に飲み込まなければ問題ないのでは?」と疑問に思った方もいらっしゃるかもしれませんが、塩分は口腔内の粘膜からも少しずつ吸収されてしまいます。
特に腎臓病・高血圧症の疾患がある方や医療機関から塩分を控えるように指導を受けている方は、重曹を使ったうがいは控えた方が良いかもしれません。
口腔内がアルカリ性になり歯垢がつきやすくなる
先ほど「重曹を使ったうがいは虫歯や口臭予防に効果がある」とお伝えしましたが「弱アルカリ性」の重曹で何度もうがいを繰り返していると、せっかく「中性」に戻った口腔内のpHが今度は「アルカリ性」へと傾き、結果として口腔内のバランスを崩してしまいます。
歯の表面を溶かしてしまう酸性とは異なり、口腔内のpHがアルカリ性に傾くと歯垢の再石灰化が促され「歯垢がつきやすい歯」へと変化してしまうため、重曹を使った歯磨きやうがいのしすぎには注意が必要です。
重曹を使った歯磨きのやり方
重曹を使った歯磨きのやり方には
・重曹を直接歯ブラシにつけて磨く
・重曹をペースト状に溶かして磨く
・重曹入りの歯磨き粉を使って磨く
の3つがあります。
歯茎や歯の表面を傷つけないためにも「磨き過ぎない」「強く擦り過ぎない」などの注意点を意識しながら、ご自身に合った方法を取り入れてみてください。
重曹を直接歯ブラシにつけて磨く
最初にご紹介するのは、3つの方法の中でも手軽に実践できる「重曹を直接歯ブラシにつけて磨く方法」です。
軽く濡らした歯ブラシに歯磨き粉をつけ、その上から食用の重曹を軽く振りかけたら優しく撫でるように歯を磨いていきます。
量の目安はひとつまみ程度ですが、歯の状態には個人差があるので最初は少なめを意識しましょう。
重曹をペースト状に溶かして磨く
続いてご紹介するのは、重曹と水を混ぜて歯磨き粉を作る方法です。
小さな容器に「大さじ一杯の食用の重曹」と「適量の水」を混ぜ合わせ、とろみが出てきたら歯ブラシにつけて優しく磨いていきます。
歯が傷つくのが心配な方は、ペースト状にした重曹を指にとり、歯に塗りながらゆっくりと汚れを落としていきましょう。
重曹入りの歯磨き粉を使って磨く
「重曹歯磨きを自作するのが難しい」
「歯を傷つけたくない」
という方には、ドラックストアなどで購入できる「重曹入りの歯磨き粉」の使用がおすすめです。
市販の歯磨き粉であれば、安全性の高さはもちろんのこと歯ブラシに適量をつけるだけで磨けるので、忙しい朝でも手間なくブラッシングができるといったメリットがあります。
重曹で歯を白くする方法!ホワイトニング効果と注意点|まとめ
今回は重曹を使った歯磨きの方法やホワイトニングの効果、デメリットや注意すべきポイントについてご紹介しました。
重曹は環境にも身体にも優しい成分として注目を集めていますが、明確なホワイトニング効果はなく、かえって歯の健康状態を損ねてしまう場合もあるため使用方法や頻度には注意が必要です。
「安全かつ手軽に白い歯を手に入れたい」と思ったら、歯の表面についた着色汚れを落とし、歯本来が持つ自然な白さを引き出す「セルフホワイトニング」がおすすめです。
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歯科衛生士として一般歯科に勤務したのち、
ワーキングホリデーでカナダの歯科クリニックで歯科助手も経験。
2020年7月〜ホワイトニングカフェ札幌駅前店に勤務。