お口の健康が免疫力に関係している⁉️歯磨きで感染予防!
更新日:2020年06月02日/ 公開日:2020年04月17日
ホワイトニングカフェ札幌駅前店の歯科衛生士の森です。
新型コロナウイルスの感染対策として、手洗いやうがい
免疫力を高めるといった内容がメディアで報じられていますね。
実はお口の健康も免疫力に関係しています。
口腔内が汚いと免疫力が低下して感染症にかかりやすくなる! ということはご存知でしょうか!?
1. お口の健康と感染症の関係
実は口腔内には約30億〜6000億の細菌が住んでいます。
これらの菌がタンパク質分解酵素というものを出して
細胞膜をこじ開けることにより菌やウイルスを侵入(=感染)させるのです。
つまり!!
口内が不潔であればあるほど、菌は増え体内を感染させやすい状況になるということになります。
2. びっくり!口内の菌の数!
あまり綺麗な話ではないかもしれませんが
人間の排泄する臓器、肛門付近の細菌よりもお口の中の細菌の量は多いといわれています。
皆さんそのお口で話したり、咳やくしゃみをしたり、食べたり飲んだりしていますが…
自分の口の中はキレイだと自信をもてるくらい普段の口腔ケアできてますか?
菌が多ければ多いほど病気の元になることは間違いありませんよね。
3. 毎日の歯磨きケアが大事
とても当たり前のことですが菌を減らすためには
口内を清潔にするための”毎日の歯磨きケア″が大事な予防対策になります。
普段忙しくて歯磨きも疎かにしがちな方は特におうち時間を活用しお口のケアに力を入れましょう!
3-1. 正しい歯磨きの基本は?
1ヶ所を20回以上、歯並びに合わせて歯磨きしましょう。
①毛先を歯の面にあてる
歯ブラシの毛先を歯と歯ぐきの境目、歯と歯の間にきちんとあてる
②軽い力で動かす
歯ブラシの毛先が広がらない程度の軽い力で磨く
③小刻みに動かす
5~10mmの幅を目安に小刻みに動かし、1~2本ずつ丁寧に磨く
単純に時間をかけて磨けばいい、というわけではありません。
①~③の歯磨きの基本を守りながら、歯並びがでこぼこしている部分などは
鏡を見ながら効果的に歯磨きするのがポイントです!
是非、今日の歯磨きから実践してみてください!
3-2. 夕食後か就寝前には必ず歯磨きしましょう
寝ている間は唾液が減ることで、自浄作用が低下し
口の中の細菌が増殖する絶好の時間帯。
毎食後に歯磨きケアを行うことが理想的ですが、それが難しいという方は
夕食前そして就寝前だけでも必ず歯磨きするように心がけましょう。
4. まとめ
口は食べ物の「入り口」だけでなく、ウイルスにとっても「入り口」。
口内環境が悪いと、免疫力が下がり、ウイルスが入りやすい環境に…。
なんとなく歯磨きをするのではなく、菌を減らすために歯磨きをする!
という意識をもってケアするのが重要ですね。
日頃からお口を清潔に保つこともコロナウィルス対策の1つに加えていただければ幸いです。