デンタルフロスの使い方とは?効果的な使用方法を種類別に解説
更新日:2023年03月07日/ 公開日:2023年03月07日
歯は失ってしまうと2度と生えてこないため、日頃から入念なデンタルケアを意識して健康で清潔な歯を保っておきたいところです。
健康で清潔な歯を保つためには歯ブラシだけでなく、デンタルフロスを併用してケアを行なうのが良いといわれていますが、中には使い方がわからない方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事ではデンタルフロスの種類や種類ごとの効果的な使い方などについて解説していきます。
デンタルフロスには大きく分けて3つの種類がある
歯と歯の間や、歯と歯肉の間は歯ブラシや歯間ブラシを使ってもきちんと歯垢を除去できないことがあるため、隙間が狭く歯ブラシや歯間ブラシが入らない箇所の掃除にはデンタルフロスがおすすめです。
デンタルフロスには大きく分けると柄が付いている「ホルダータイプ」と柄が付いていない「ロール(指巻き)タイプ」の2つがあります。
デンタルフロスの使い方を解説する前に、まずはそれぞれのデンタルフロスの種類について確認していきましょう。
デンタルフロスの種類①ロール(指巻き)タイプ
ロール(指巻き)タイプのデンタルフロスは指に糸を巻きつけて使用するタイプで、メリット・デメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
メリット | デメリット |
---|---|
・歯全体の歯垢を除去するのに適している ・使い捨てで衛生的 ・歯茎の奥まで糸を挿し込めるためしっかりと歯間の歯垢を除去できる ・1度の購入で約100回分使用できコスパが高い(1商品あたり40〜50m) |
・上級者向きのため慣れるまで扱いが難しい |
ロールタイプのデンタルフロスは指に糸を巻きつけて使用するため、初心者には少し扱いが難しいタイプとなっています。
初めてデンタルフロスを使用する方は、まず糸で歯間を磨くことに慣れるためにも次に紹介するホルダータイプから始めて、ある程度デンタルフロスに慣れてきたらロールタイプに移行するのもおすすめです。
デンタルフロスの種類②ホルダータイプ(Y字型)
もう1つのデンタルフロスの種類としては柄が付いている「ホルダータイプ」があり、さらにホルダータイプは大きく分けてY字型とF字型と呼ばれるものがあります。
ホルダータイプ(Y字型)のメリット・デメリットには、どのようなものがあるのでしょうか?
メリット | デメリット |
---|---|
・奥歯の歯垢を除去するのに適している ・持ち手が付いているため扱いやすい ・初心者向き ・商品によって持ち手の先端にピックが付いているものもある |
・ロールタイプと比べて衛生面で劣る ・安価な商品はあるもののロールタイプよりコスパがやや低い |
ホルダータイプ(Y字型)は文字通りフロス部分がY字の形状をしており、その形状から奥歯の歯垢を除去するのに向いているデンタルフロスです。
持ち手が付いているため初心者でも扱いやすく、商品によって持ち手の先端にピックが付いているものもあるため、フロスで除去しきれなかった汚れや食べかすをかき出すことができます。
しかしロールタイプと比べると衛生面で劣る点や、安価な商品はあるもののロールタイプよりコストがかかる点はデメリットといえるでしょう。
デンタルフロスの種類②ホルダータイプ(F字型)
ホルダータイプ(F字型)の基本的な特徴やメリット・デメリットに関してはY字型とほとんど変わりませんが、異なる点としてはF字型は前歯の歯垢の除去に適しているという点です。
そのため歯垢を除去したい箇所に応じてY字型とF字型のデンタルフロスをを使い分ければ、効率良く歯間の歯垢や汚れなどを除去することができます。
種類別!効果的なデンタルフロスの使い方
ここまで「ロール(指巻き)タイプ」「ホルダータイプ(Y字型)」「ホルダータイプ(F字型)」の、3つのデンタルフロスの種類について紹介しました。
ここからは、デンタルフロスの使い方について上記の種類別に解説していきます。
またデンタルフロスの使い方については、厚生労働省運営の健康情報サイト「e-ヘルスネット」でも紹介されているため気になる方は併せてご覧ください。
デンタルフロスの使い方|ロールタイプ
まずデンタルフロスの基本的な糸の巻き方については、以下の手順を参考にしてください。
①指先から肘までの長さを参考に糸を切る(約40cm)
②フロスの片側を片方の手の中指に2〜3回巻きつける
③両手の間隔が10〜15cmになるようにもう片方の手の中指に巻きつける
④両手の親指と人差し指を使って糸がピンと張るようにつまむ
上記はあくまでも基本的な糸の巻き方になるため、歯垢を除去したい箇所によって持ち方などを工夫すると掃除しやすくなります。
①片方の手の指を歯の外側に、もう片方の指を歯の内側に入れる
②前後にゆっくり動かしながら歯茎あたりまで挿し込む
③フロスを歯にひっかけるイメージで上下左右に動かし歯の側面を清掃する
④清掃が終わったら挿入と同じ要領でフロスを抜く
⑤うまく抜けない場合は片方の指からフロスをはずしてゆっくり糸を引き抜く
ロールタイプの使い方は以上のようになっており、①〜⑤まで終わったら同じ手順を繰り返してそれぞれの歯の間を掃除していきましょう。
デンタルフロスの使い方|ホルダータイプ(Y字型)
続いてホルダータイプ(Y字型)の使い方としては、以下のような手順で行ないます。
①左右に動かしながらゆっくりと歯間に挿し込む
②歯茎付近まで挿入したら隣り合った歯それぞれの側面に沿わすように上下に動かす
③左右に動かしながらデンタルフロスを抜く
④歯の裏側などの除去しきれなかった汚れ・食べかすはピックでかき出す
⑤隣の歯で同じ手順を繰り返す
歯並びがそろっていない場合は歯ブラシの毛先が歯間の奥まで届きにくいため、その分念入りにデンタルフロスを使って歯ブラシで取り切れない汚れを除去しましょう。
また先ほどお伝えしたようにY字型は奥歯、F字型は前歯の掃除に適しているため、掃除したい箇所に応じて両方を使い分けると良いです。
デンタルフロスの使い方|ホルダータイプ(F字型)
次に、ホルダータイプ(F字型)の使い方について解説していきます。
①前後に動かしながらゆっくりと歯間に挿し込む
②歯茎付近まで挿入したら歯の側面に沿わすように上下左右に動かす
③前後に動かしながらデンタルフロスを抜く
④歯の裏側などの除去しきれなかった汚れ・食べかすはピックでかき出す
⑤隣の歯で同じ手順を繰り返す
基本的にはY字型と同じ使い方ですがフロスの向きが異なるため、挿し込む際に動かす方向も左右・前後で異なります。
すべてのデンタルフロスに言えることですが歯と歯が密接している箇所に糸を通すときはきつく感じることがあり、つい力を込めて挿入してしまう場合がありますが勢いよく挿入すると歯茎を傷つける心配があるためゆっくり挿し込むようにしましょう。
デンタルフロスと一緒に使う!ホワイトニングカフェのホームケア商品
デンタルケアを行なうときは基本的に歯磨きが必須ですが、デンタルフロスを一緒に使うことで歯垢除去率がアップするため歯ブラシとセットで使用するのがおすすめです。
デンタルフロスの効果や必要性については、以下の記事で詳しく解説しているためぜひ併せてお読みください。
またセルフホワイトニング専門店「ホワイトニングカフェ」では、デンタルフロスと一緒に使うことで効果的に清潔な口内へと導けるオリジナルホームケア商品を販売しています。
ここからはホワイトニングカフェのオリジナルホームケア商品「WHITENING CAFE home」のラインナップや特徴について紹介していきます。
イオン歯ブラシ
デンタルフロスは歯ブラシで除去しきれないところの汚れを除去するのに便利なアイテムですが、歯ブラシにもこだわればより効率的に汚れを落とすことが可能です。
特に歯の表面の汚れなどに関しては歯ブラシでしっかり磨くことが大切になるため、歯垢除去だけでなくステイン除去にも効果が期待できるイオン歯ブラシをおすすめします。
WHITENING CAFE homeのイオン歯ブラシは握るだけでマイナスイオンが発生するため、従来の手磨き用歯ブラシと比較して約1.5倍の歯垢除去率アップを実現しました。
さらに毛先にはラバーソフト毛を採用し、歯に付着したステイン(着色汚れ)をラバーの摩擦力で磨きとって歯本来の白さを取り戻せます。
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トゥースペースト&マウストリートメント
歯磨きをするときは歯ブラシだけでなく使用する歯磨き粉にこだわることも大切ですが、そこでおすすめしたいのがWHITENING CAFE homeの歯磨き粉です。
泡立ちの良い歯磨き粉は磨いた気になりやすく実際は磨き残しがあるケースも珍しくありませんが、WHITENING CAFE homeの歯磨き粉は低発泡タイプの歯磨き粉となっており丁寧にブラッシングできます。
また含有のポリリン酸Naやヒドロキシアパタイトといった成分によって、歯を傷つけずに歯の表面を滑らかにしてツヤのある歯へと導くことが可能です。
さらに歯磨き後はマウストリートメントで歯をコーティングすれば汚れが付着するのを防ぎ、つるつるで白い歯を長持ちさせられます。
マウストリートメントにはコラーゲンが配合されているため、歯茎にハリを与えて歯茎下がりや歯肉炎・歯周病予防といった効果も期待できます。
WHITENING CAFE home歯磨き粉とトリートメントのセット♪
マウスウォッシュ
デンタルケアの仕上げにはWHITENING CAFE homeのマウスウォッシュを使って、歯ブラシやデンタルフロスで除去しきれなかった汚れを洗い流しましょう。
WHITENING CAFE homeのマウスウォッシュは無添加&低刺激タイプのため、刺激が強いマウスウォッシュが苦手な方でも安心して使用することが可能です。
汚れだけでなく口臭の原因となる菌もしっかりと殺菌してくれるため、口臭が気になる方や予防したい方にもぜひお使いいただきたい商品となっています。
マウスウォッシュのフレーバーにはティーツリーを採用しており、使用後はお口の中がすっきりと爽やかな香りで満たされること間違いなしです。
WHITENING CAFE homeマウスウォッシュの詳細はコチラ!
種類別デンタルフロスの効果的な使い方まとめ
デンタルフロスには大きく分けて「ロール(指巻き)タイプ」「ホルダータイプ(Y字型)」「ホルダータイプ(F字型)」の3種類があり、それぞれ異なる特徴やメリット・デメリットを持っています。
それぞれのメリット・デメリットについては、以下を参考にしてください。
【ロールタイプのメリット・デメリット】
メリット | デメリット |
---|---|
・歯全体の歯垢を除去するのに適している ・使い捨てで衛生的 ・歯茎の奥まで糸を挿し込めるためしっかりと歯間の歯垢を除去できる ・1度の購入で約100回分使用できコスパが高い(1商品あたり40〜50m) |
・上級者向きのため慣れるまで扱いが難しい |
【ホルダータイプのメリット・デメリット】
メリット | デメリット |
---|---|
・Y字型は奥歯、F字型は前歯の歯垢を除去するのに適している ・持ち手が付いているため扱いやすい ・初心者向き ・商品によって持ち手の先端にピックが付いているものもある |
・ロールタイプと比べて衛生面で劣る ・安価な商品はあるもののロールタイプよりコスパがやや低い |
初めてデンタルフロスを使用する場合はホルダータイプから始めると良いですが、使い方に慣れてきたら歯全体に使用できてコスパも優れているロールタイプがおすすめです。
またデンタルフロス以外にも歯ブラシや歯間ブラシ、マウスウォッシュなども併用しながら健康で清潔な口内を目指しましょう。
ホワイトニングカフェでは今回ご紹介したオリジナルホームケア商品のほかにも、歯本来の自然な白さを目指せるセルフホワイトニングを行なっています。
見た目の清潔感も手に入れたいという方は、ぜひホームケアと併せて店舗でのサロンケアも行なってみませんか?

歯科衛生士として一般歯科に勤務したのち、
ワーキングホリデーでカナダの歯科クリニックで歯科助手も経験。
2020年7月〜ホワイトニングカフェ札幌駅前店に勤務。