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歯の変色にはどんな種類がある?変色の原因と改善方法を紹介

更新日:2023年03月31日/ 公開日:2023年03月31日

歯が変色を起こしていると見た目に影響があるだけでなく、虫歯などが進行している可能性もあるためできるだけ早く対処しなくてはなりません。

しかし歯の変色にはいくつかの種類があり、場合によっては歯医者さんで治療を受けなくてもホワイトニングサロンで解決するケースもあります。

そこでこの記事では歯の変色にはどのような種類があるのかという点に加えて、それぞれの変色の原因と改善方法について確認していきましょう。

歯の変色にはどんな種類がある?変色の原因と改善方法を紹介

歯の変色は大きく分けて7種類ある

白い歯の中に1本だけ黄色の歯

歯の変色にはいくつかの種類があり、歯の状態や何色になっているかなどによって原因が異なります。

おもな歯の変色の種類としては、以下の7つです。

①全体的に黒く変色した歯
②1本だけ黒く変色した歯
③表面に白い斑点ができた歯
④茶色い線や変色を起こした歯
⑤着色によって黄ばんだ歯
⑥白や黄色・黒ずんだ着色物のある歯
⑦茶色・黒いシミや穴の空いた歯

まずは、それぞれの歯の変色の種類と原因について見ていきましょう。

歯の変色の種類①全体的に黒く変色した歯

歯が全体的に黒く変色している場合はテトラサイクリン歯といって、幼少期に服用したテトラサイクリン系抗生物質が原因で歯が暗い色に変色している可能性が高いです。

テトラサイクリン歯は見た目に影響を及ぼすものの痛みがないため、人によっては治療を受けないまま放置するケースも珍しくありません。

しかし周囲からの視線や指摘によってコンプレックスに感じ、そこでようやく治療に踏み切るという方が多いです。

歯の変色の種類②1本だけ黒く変色した歯

1本だけ黒く変色した歯がある場合、「歯の神経の治療を行なった(無髄歯)」あるいは「神経が失活したまま放置した(失活歯)」といったことが原因として考えられるでしょう。

歯が変色する理由は死んでボロボロになった歯髄の残骸と、血液中の鉄分が象牙細管に入り込みその成分が変色するからです。

神経の治療を施した際も同様に、血液の成分が細管内に入り込んで変色するケースがあります。

歯の変色の種類③表面に白い斑点ができた歯

歯の表面にできる白い斑点を「ホワイトスポット」と呼び、ホワイトスポットは歯の形成時期に外傷を受けることや乳歯で大きな虫歯を作ってしまったことが原因の1つです。

人によってホワイトスポットとして現れるまだら模様の範囲や境界線はさまざまで、気にならない程度のこともあれば見た目に影響をおよぼすことも少なくありません。

またエナメル質形成不全といって、歯の表面のエナメル質が生まれつき正常に形成できない病気によってホワイトスポットができるケースもあるようです。

歯の変色の種類④茶色い線や変色を起こした歯

歯医者さんでコンポジットレジンという材料を使った治療を受けた場合、経年劣化によって歯とレジンの境目に茶色い線が入ることやレジンの色が変色することがあります。

被せ物として用いる白色のクラウンに関しても、表面は同じコンポジットレジンを使用しているため、経年劣化によって少しずつ変色するケースも珍しくありません。

歯の変色の種類⑤着色によって黄ばんだ歯

コーヒー・ワイン・お茶など色の付きやすいものをよく口にする方や、喫煙者の方は歯の表面にステインやヤニが付着して黄ばんで見えるようになることがあります。

ほかにも口呼吸が癖になっていると口の中が乾燥して着色しやすくなるだけでなく、唾液が持つ殺菌作用が弱まることで虫歯になるリスクを高めかねません。

歯の変色の種類⑥白や黄色・黒ずんだ付着物のある歯

歯垢や歯石が付着していると、歯が白〜黄色っぽい色や黒みがかった色に見えることがあります。

菌の塊である歯垢が唾液中のカルシウムと結合すると歯石になるのですが、歯垢の段階であればセルフケアで対処できるものの歯石になると自分で除去することは難しいです。

新しくできた歯石は白〜黄色っぽい色をしている一方、歯肉の中まで沈着していると黒褐色の歯石が蓄積されて歯が変色したように見えることも少なくありません。

歯の変色の種類⑦茶色・黒いシミや穴の空いた歯

初期状態の虫歯であれば変色しないこともありますが、症状が進行すると虫歯の箇所が黒く変色することや歯が欠ける・穴が空くことでその部分が黒く見える場合もあります。

虫歯は早く対処しないとどんどん症状が深刻化するため、痛みがなくても虫歯かもしれないと思ったら放置せずすぐに治療を受けるようにしましょう。

歯の変色の原因ごとに適した改善方法とは?

歯を修繕する人形

歯の変色の種類について解説しましたが、歯が変色を起こしている原因に合わせて適切に対処しなくてはなりません。

そこでここからは、歯の変色の原因ごとに適した改善方法を紹介していきます。

全体的に黒く変色した歯の改善方法

軽度なテトラサイクリン歯であれば、ホワイトニングを行なうことによって目立たなくできる場合があります。

また「ラミネートベニヤ」というセラミックやジルコニア製の薄いシェルを歯の表面に貼り付ける方法もありますが、ラミネートベニアには透過性があるため重度の変色には適しません。

ほかにも歯を削ってクラウン(被せ物)を施す治療法もありますが、天然歯を大きく削る必要があるため歯へのダメージが大きいという難点があります。

1本だけ黒く変色した歯の改善方法

無髄歯や失活歯に対しては、根管治療を施して象牙細管内に残った歯髄の残骸や鉄分を除去することで改善されるケースも珍しくありません。

またインターナルブリーチといって歯の内側から漂白する治療法もありますが、この方法は歯根が割れるリスクがあるため行なう場合は慎重に検討する必要があります。

無髄歯や失活歯に関しては健康な天然歯を削るよりリスクが低いため、クラウン(被せ物)による治療法も有効です。

表面に白い斑点ができた歯の改善方法

病巣の浅いホワイトスポットには「アイコン」という治療法が有効といわれており、アイコンとは酸によって脱灰したエナメル質に薬剤を染み込ませる治療法で歯へのダメージが少なくホワイトスポットの再発予防にもつながります

病巣の深いホワイトスポットに対しては、ダイレクトボンディングという治療法が有効で、ダイレクトボンディングとはホワイトスポットを最小限削ってコンポジットレジンという樹脂を埋め込む方法です。

ダイレクトボンディングは周囲の歯の色や形状に合わせて治療できる反面、経年によって取れることや割れるといったリスクがあります。

また病巣の広いホワイトスポットの場合は上記でも紹介したラミネートベニヤという治療法もありますが、ラミネートベニヤもダイレクトボンディングよりリスクは低いものの、いずれ取れる・割れるといった可能性があります。

茶色い線や変色を起こした歯の改善方法

茶色い線や変色が軽度の場合は専用バーを使って軽く研磨すれば目立たなくなるケースがありますが、重度の場合はコンポジットレジンや前装冠、硬質レジンジャケット冠など修復物の再作成・再治療が必要です。

コンポジットレジンの劣化が原因で変色しているケースにおいては、セラミックを用いたラミネートベニヤにすることで汚れを付着しにくくすることもできます。

着色によって黄ばんだ歯の改善方法

多少の着色汚れであれば日頃の歯磨きを入念に行なうことでケアできますが、歯磨きで落とせる汚れは6割程度といわれているため完璧な改善が期待できるわけではありません。

セルフケアだけで落とせない着色汚れに関しては歯のクリーニングを受けるのがおすすめで、全体的に黄ばんでいる歯に対してはホワイトニングも有効手段です。

白や黄色・黒ずんだ付着物のある歯の改善方法

白や黄色の付着物のある歯に対する改善方法としては、歯の表面や縁上に付着した歯垢・歯石を除去するスケーリングという方法があり、スケーリングなどの予防歯科を行なうことで歯周病や虫歯予防にもつながります

歯の縁下に付着した黒ずんだ歯石に対してはルートプレーニングという改善方法が挙げられ、ルートプレーニングとはハンドスケーラーや超音波スケーラーといった器具を使って歯茎の中の歯石を除去する方法です。

また重度の歯周病になっている場合は歯茎を切開して目視しながら歯石を除去する「歯周外科」が必要になるケースもあり、この方法とルートプレーニングの違いとしては目視下であるかどうかという点になります。

茶色・黒いシミや穴の空いた歯の改善方法

小さな虫歯に対してはできるだけ小さく削って樹脂で埋めるレジン充填による治療方法が有効ですが、虫歯の大きさや場所によってはレジンで修復できないケースがあります。

レジンでの修復が難しい場合は虫歯を削って詰め物に適合する状態に歯を切削し、型を取って「インレー(詰め物)」を接着剤で固定するのも改善方法の1つです。

保険治療でインレーを施す場合は銀歯になるため見た目が気になる場合は、費用がかかりますが自由診療でセラミックを行なうのも選択肢といえるでしょう。

虫歯が神経まで達している場合は歯を大きく削って抜髄しクラウン(被せ物)を作る必要があり、クラウンに関してもインレー同様に見た目を気にする場合は自由診療のセラミックを選択するのがおすすめです。

着色汚れの付着による歯の変色はホワイトニングカフェで解決

ホワイトニングカフェをおすすめする女性

ここまで歯の変色の原因に応じた改善方法について解説してきましたが、「着色によって黄ばんだ歯」に対してはセルフホワイトニング専門サロン「ホワイトニングカフェ」を利用いただくのも有効手段となっています。

ホワイトニングカフェのホワイトニングは歯の表面に付着した着色汚れを落とす方法となっており、歯本来の自然な白さを取り戻すことが可能です。

またホワイトニングに使用する溶液に関しても安全性の高い成分を用いているため、施術をすることで歯や歯茎が痛くなるといった心配もありません。

ホワイトニングカフェのホワイトニングは1回あたり4,980円と安価な設定となっていますが、初めての方であれば初回分が0円になるキャンペーンをご利用いただけます。

お得にホワイトニングを始められるチャンスとなっているため、ぜひこのご機会にお近くのホワイトニングカフェのサロンまでご相談ください。

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歯の変色の原因とそれぞれの改善方法|まとめ

歯の変色の種類と原因、それぞれの改善方法について以下に表でまとめました。

歯の変色の種類 原因 改善方法
全体的に黒く変色した歯 幼少期のテトラサイクリン系抗生物質の服用 ・ホワイトニング
・ラミネートベニヤ
・クラウン
1本だけ黒く変色した歯 抜髄や神経が失活したまま放置 ・根管治療
・インターナルブリーチ
・クラウン
表面に白い斑点ができた歯 歯の形成時期の外傷や乳歯で大きな虫歯を発症 ・アイコン
・ダイレクトボンディング
・ラミネートベニヤ
茶色い線や変色を起こした歯 コンポジットレジンの経年劣化 ・専用バーを使った研磨
・修復物の再作成、再治療
・ラミネートベニヤ
着色によって黄ばんだ歯 色の濃い飲食物中心の食事や喫煙、口呼吸など ・セルフケア
・クリーニング
・ホワイトニング
白や黄色・黒ずんだ着色物のある歯 歯間や歯茎、歯肉内に蓄積された歯垢・歯石の放置 ・スケーリング
・ルートプレーニング
・歯周外科
茶色・黒いシミや穴の空いた歯 虫歯の進行・放置 ・レジン充填
・インレー
・クラウン

歯が変色していると一言に言っても具体的な症状によって治療方法が異なるため、何が原因で変色しているのか知るためにもまずは歯医者さんで診てもらうことをおすすめします。

着色汚れが原因で歯が黄色っぽく変色している場合は、着色汚れを除去することで白い歯を取り戻せるため、ホワイトニングカフェのホワイトニングをご利用いただければ解消できる可能性があります。

ホワイトニングカフェではサロンケアのほかに、ご自宅でのセルフケアにお使いいただけるオリジナルのホームケア商品「WHITENING CAFE home」も取り扱っているため、普段のケアにも力を入れたいという方はぜひサロンスタッフにお声がけください。

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コラム監修:菊地ありさ

コラム監修:菊地ありさ

北海道歯科衛生士専門学校卒業

歯科衛生士として一般歯科に勤務したのち、
ワーキングホリデーでカナダの歯科クリニックで歯科助手も経験。

2020年7月〜ホワイトニングカフェ札幌駅前店に勤務。

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