歯磨きができない時の代替案とは?うがいなど代わりのケア方法を紹介
更新日:2023年11月08日/ 公開日:2023年06月20日
出先や災害時などに口内が気になるけど歯磨きができない時、代わりにどのような方法でケアすればよいのでしょうか?
歯磨きの代わりにうがいなどを行なえばある程度のケアになるため、万が一に備えて歯磨きできない時の代替案を知っておくと良いです。
そこでこの記事では歯磨きができない時の代わりになるケア方法や、定期的な口内ケアが欠かせない理由に加えて、歯磨きができない時に備えて持っておくと良いアイテムなどについて紹介していきます。
歯磨きができない時の代わりになるケア方法はある?
外出しているときや災害などの緊急時には歯磨きをしたくてもできない場合があるため、ここでは歯磨きができない時の代わりになるケア方法について確認していきましょう。
歯磨きができない時の代替案としては、おもに次のようなものが挙げられます。
・指で歯磨きをする
・マウスウォッシュやガムを使う
以下でそれぞれの歯磨きができない時の代替案について、詳しく解説します。
歯磨きができない時の代替案①うがいをする
歯磨きができない時は水でうがいするだけでもある程度の効果が期待でき、いわゆる「ブクブクうがい」をすれば口内をすみずみまで綺麗に洗い流すことが可能です。
人前などでブクブクうがいができないときは、水を口内に含んで全体に行き渡らせるようにするだけでも虫歯予防に効果があります。
また飲食店などを利用しているときはトイレに行くついでに行なうのも1つの方法で、居酒屋など飲食店によってはレストルームにマウスウォッシュなどを用意しているところも少なくありません。
歯磨きができない時の代替案②指で歯磨きをする
手元に歯ブラシがないけど歯磨きをしたい場合は、指を使って歯磨きを行なう「指歯磨き」という方法もあります。
もちろん指で歯磨きをするときは、最初に指を洗って清潔にすることが大切です。
指で歯磨きをすると歯の表面がツルツルになったか確認できるだけでなく、歯ブラシよりも奥歯などに届きやすく歯茎も傷つけにくいというメリットがあります。
もし指を使うことに抵抗がある場合は、歯磨きシートや指歯ブラシ(指サック型の歯ブラシ)を使用するのも1つの方法です。
指歯ブラシであれば指先で歯や歯茎の状態を確認しながら行なえるため、繊細な歯磨きが行なえます。
歯磨きができない時の代替案③マウスウォッシュやガムを使う
口内をすっきりさせたい場合はマウスウォッシュやスプレー、タブレットのほかキシリトールガムを使うのもよいでしょう。
マウスウォッシュやスプレーに関しては殺菌効果も期待できるため、口内炎の早期改善や口臭予防にも役立ちます。
ただしアルコール配合の商品を使用してしまうと口内が乾燥しやすくなり、虫歯菌が増殖しやすくなるため注意してください。
またアルコール配合のものは刺激が強いため、歯周病などを患っている場合は使用を控えたほうがよいです。
ガムに関してはキシリトール配合のものを選ぶことで虫歯菌の抑制効果が期待できますが、糖が含まれたものもあるため商品選びには気をつけましょう。
そもそも歯磨きができない時でもケアが欠かせない理由とは?
状況によっては歯磨きができなくても仕方がない場合もありますが、可能な限りサボらずにケアすることをおすすめします。
では歯磨きができない時でもケアが欠かせない理由としては、どのようなことが挙げられるのか確認していきましょう。
理由①虫歯などの口腔トラブルにつながるから
食後などに歯磨きをせずに放置していると徐々に虫歯の原因である歯垢が歯に付着し、さらに放置し続けると歯石となって普段の歯磨きでは落とせない歯石になってしまいます。
最終的には虫歯になって痛みを感じるようになるだけでなく、進行具合によっては抜歯・抜髄などをしなくてはならなくなるケースも否定できません。
そうならないためには食後できるだけ早く歯磨きをしたほうが良いですが、歯の表面が溶け出してしまう症状の酸蝕症を患っている場合は食後すぐの歯磨きを長期間続けてしまうと、歯磨きによって歯が摩耗する恐れがあるため注意が必要です。
理由②着色汚れや口臭の原因になるから
定期的な歯磨きは虫歯や歯周病といった口腔トラブルの予防だけでなく、着色汚れや口臭を防ぐ役割も兼ね備えています。
特に普段から着色しやすいものをよく口にする場合やタバコを吸っている場合は歯が黄ばみやすいため、こまめに歯磨きをして着色汚れを落とすことが大切です。
また着色汚れや歯垢、食べかすが口内に残ったままになっていると口臭の原因にもつながるため、歯磨きが難しい場合でも上記で挙げた代替案で対応することをおすすめします。
理由③感染症を引き起こす可能性があるから
口内に汚れが蓄積されていると虫歯や歯周病、口臭などの口腔トラブルだけでなく感染症なども引き起こしかねません。
口内には常にたくさんの細菌が共存しており、さまざまな病原体の感染予防の役割を果たしているといわれています。
しかし口内が汚れていると雑菌が増えてしまい、そのなかの細菌の1つがタンパク質を破壊し粘膜の防御機能を壊す恐れがあります。
粘膜の防御機能が壊れてしまうと荒れた粘膜の部分にインフルエンザや風邪のウイルスが付着しやすくなって、そこから体内にウイルスが入り込み感染症を引き起こす恐れがあるため、歯磨きができない時でも可能な範囲でケアをすることが大切です。
歯磨きできない時に備えて!持っておくと良いアイテム
手元に歯ブラシがない場合は上記で挙げたように水でうがいをする方法や、指を使って歯磨きする方法があります。
しかし事前にケアアイテムを用意し持参しておけば、いざというときでも効果的なケアを行なうことが可能です。
そこでここからは歯磨きできない時に備えて、事前に用意しておくと良いアイテムを紹介していきます。
携帯用歯ブラシ
携帯用歯ブラシを購入しておけば、「歯磨きしたいのにできない!」という時でも問題なくケアを行なうことが可能です。
携帯用歯ブラシにもさまざまな商品バリエーションがあり、ブラシの硬さやヘッドの大きさも多種多様のため、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
また歯ブラシや歯磨き粉を入れるケースもソフトタイプ・ハードタイプがあるほか、中身が見えないようなスタイリッシュなデザインのものもあります。
ドラッグストアやコンビニエンスストアはもちろん、100円ショップなどでも取り扱いがあるため、お近くの店舗でどのような携帯用歯ブラシがあるか確認してみてください。
キシリトールガム
唾液には消化を補助する役割だけでなく洗浄や抗菌作用もあり、口内を清潔に保つためには欠かせない存在なのですが、ガムを噛むことでその唾液の分泌を促進することができます。
特にキシリトール配合のガムであれば虫歯予防効果も期待できるうえ、移動中など気軽に口にできるため誰でも取り入れやすいアイテムです。
またガムであれば長期保存できるため、災害時など歯磨きができない時の代用品としても使えますが、普段使用する際はローリングストックを心がけることをおすすめします。
歯磨きシート
歯磨きができない時に持っておくと便利なのが、歯磨きシートと呼ばれるケアアイテムです。
この歯磨きシートは水を使わずにシートを使って歯を拭くだけで付着した汚れやにおいを除去でき、外出時のケアや口臭対策に使えるだけでなく災害時の節水対策などにも活用できます。
ただしアルコール配合のものを使用すると口内の乾燥を招き感染症にかかりやすくなるため、ノンアルコールで低刺激性のものがおすすめです。
また商品によってはキシリトール配合の歯磨きシートもあり、うがいができない高齢者や幼児にも使用できるアイテムとなっています。
液体歯磨き
液体歯磨きとは文字通り液体タイプの歯磨き剤のことで、一般的な歯磨き粉と同じように歯ブラシを使って歯磨きをする際に使用するものです。
基本的には適量を口に含んですすいだあとに普段どおりブラッシングすることで効果を発揮します。
ブラッシング後は水ですすぐ必要はありませんが、気になる場合は軽くすすいでも問題ありませんが、医薬部外品の場合は、しっかりとすすいでしまうと薬用成分を洗い流してしまうため注意が必要です。
マウスウォッシュ
液体タイプのオーラルケア商品には上記の液体歯磨きのほかにマウスウォッシュもあり、マウスウォッシュは基本的にすすぐだけでよいため液体歯磨きよりも手軽に使用できます。
マウスウォッシュで口をすすげば、歯垢や口臭といった口腔トラブルの原因となる食べかすや汚れ、口内のネバネバなどを洗い落とすことが可能です。
一般的には磨き残し対策として普段の歯磨きの仕上げとして使用しますが、外出時で歯磨きができない時に使えば手軽に口内をすっきりさせられるでしょう。
セルフホワイトニング専門サロン「ホワイトニングカフェ」では、オリジナルホームケア商品のWHITENING CAFE homeのラインナップの1つとしてマウスウォッシュを用意しています。
WHITENING CAFE homeのマウスウォッシュはノンアルコールタイプで低刺激となっているため、一般的なマウスウォッシュの刺激が苦手な方でも利用しやすいです。
また口内環境を自然なバランスにキープしながら口内を清潔にし、使用後はティーツリーの爽やかな香りが広がるため、すっきりとした使用感で口臭を長時間予防できます。
WHITENING CAFE homeのマウスウォッシュについてもっと知りたい方は、ぜひ以下のページから詳細をご確認ください。
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歯磨きできない時の代わりになるケア方法やあると良いアイテムまとめ
歯磨きができない時は、「うがいをする」「指歯磨きをする」「マウスウォッシュやガムを使う」といった方法で歯磨きの代わりになるケア方法を行なうとよいです。
歯磨きができない状況でも上記のような方法で可能な限りケアすれば、着色汚れ・虫歯・歯周病・口臭などの口腔トラブルの予防になるだけでなく、感染症予防にもつながります。
またいざというときに備えて携帯用歯ブラシやキシリトールガム、歯磨きシート・液体歯磨き・マウスウォッシュといったケアアイテムを用意していくのもおすすめです。
ホワイトニングカフェでは歯の表面に付着した着色汚れを落として、歯本来の自然な白い歯を取り戻せるホームケアのほか、ご自宅でのケアをより効果的に行なえるオリジナルホームケア商品も用意しています。
上記で紹介したマウスウォッシュも取り扱いがあるため、ホームケア商品について気になることがある場合は、ぜひお近くの店舗までお問い合わせください。

歯科衛生士として一般歯科に勤務したのち、
ワーキングホリデーでカナダの歯科クリニックで歯科助手も経験。
2023年9月~ホワイトニングカフェ札幌東急百貨店に勤務。