デンタルフロスって効果はあるの?実は虫歯や歯垢除去に効果的!
更新日:2022年04月05日/ 公開日:2022年04月05日
毎日のデンタルケアとして歯ブラシを使う方は多いと思いますが、デンタルフロスを使ってケアをしている方はどれくらいいるでしょうか?
実は、デンタルフロスを使うと虫歯予防や歯垢除去といった効果がアップするため、歯ブラシと併用することが推奨されています。
今回は、デンタルフロスの効果について詳しく解説しながら、タイプ別の特徴や使い方などについてご紹介します。普段から歯を正しくケアして清潔な口腔内を目指していきましょう!
デンタルフロスに効果はある?ケアの必要性について
歯ブラシと一緒にデンタルフロスを使うことが推奨されていると言っても本当に効果があるのかどうか、そもそも使う必要性があるのか疑問に思う方もいると思います。
普段の歯磨きに加えてデンタルフロスも使用してケアしなければならないとなると少し面倒に感じてしまいますが、実はデンタルフロスを使うのと使わないのとでは雲泥の差です。
では、具体的にデンタルフロスを使うことでどれくらいの効果が期待できるのか確認していきましょう。
歯磨きだけのケアよりも汚れの除去率が20%アップ!
普段からみなさんが行なっている歯磨きですが、ブラッシングのみの場合だとどれくらいの歯垢除去率が見込めるのかご存知ですか?
実は、歯磨きだけだと歯垢除去率は60%程度といわれており、どれだけ丁寧に磨いたつもりでも約40%の歯垢は歯に付着したままになっているということです。
歯垢が残った状態が長く続くと虫歯や口臭につながることはもちろん、歯肉炎や歯周病といったさまざまなトラブルを引き起こしかねません。
しかしデンタルフロスを使うと歯垢除去率が約20%アップするといわれているため、ブラッシングと併せてデンタルフロスを使った場合は約80%の歯垢を除去することができ、虫歯予防などに大きな効果が期待できます。
歯垢や食べかすを除去することで口臭予防につながる
人によって歯の形状や歯並びが異なるため、どうしても歯磨きだけでは行き届かない箇所が出てきてしまい、結果として磨き残しが生じることは珍しくありません。
歯垢や食べかすが残ったままになっていると口臭の原因になりますが、デンタルフロスを使えば効率的に歯の隙間や歯ブラシが届かない箇所に残った汚れを除去できるため口臭予防につながります。
また口臭が気になる場合は、デンタルケアの仕上げとしてマウスウォッシュを使うことで口の中に残った雑菌などを除去できるためより高い効果を期待できます。
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フロスの引っかかりなどで口内トラブルを発見できる
デンタルフロスは単に歯垢除去や虫歯予防につながるだけではなく、使用中にフロスに引っかかりなどがあるかどうかで口内トラブルの発見にも役立ちます。
例えば、デンタルフロスが引っかかったり切れたりするということは、その箇所に虫歯がある可能性や詰め物・被せ物が合っていない可能性があるということです。
また、使ったあとのデンタルフロスが臭い場合は歯周病を発症している恐れがあるなど、デンタルフロスを通じて口内の異常やトラブルをいち早く見つけることが可能です。
デンタルフロスのタイプを知ろう
デンタルフロスには、大きく分けて「糸巻きタイプ」と「ホルダータイプ」の2種類があり、それぞれ異なる特徴を持っているため自分に合ったタイプのデンタルフロスを使ってケアしていきましょう。
ここでは、2種類のデンタルフロスの大まかな特徴と使い方についてご紹介していきます。初めてデンタルフロスを使用する方はぜひ参考にしてください。
糸巻きタイプのデンタルフロスの特徴と使い方
糸巻きタイプのデンタルフロスは必要な長さに切り取った糸を指に巻き付けて使用する点が特徴で、初心者にとっては少し扱いが難しいかもしれません。
ある程度慣れてきたら簡単に使用できるようになりますし、何より糸巻きタイプはコスパが良く持ち運びしやすいといったメリットもあります。
糸巻きタイプのデンタルフロスを使用する場合は、まず糸を40cm程度に切り取ったあと15cmを目安に左右の中指に2〜3回巻きつけてください。
両手の人差し指と親指を使って糸を掴み、歯と歯の間に細かく前後させながら差し込んだら、あとはゆっくりと歯の側面に付いた汚れをこそぎ取るイメージで上下に動かします。
ホルダータイプのデンタルフロスの特徴と使い方
ホルダータイプのデンタルフロスは、持ち手(ホルダー)が付いている点が特徴で、糸巻きタイプよりも扱いやすく、初心者向けのデンタルフロスとなっています。
さらにホルダータイプには「F字型」と「Y字型」の2種類があり、F字型は前歯のお掃除に使いやすくY字型は届きにくい奥歯にも対応した形です。
基本的には、鏡を観ながら歯と歯の間にデンタルフロスの糸を当てて、ゆっくりと小刻みにノコギリを引く要領で動かします。
糸が歯と歯の間に入ったら歯の側面に沿うように上下に動かし、隙間に入り込んでいる歯垢や食べかすを取り除いていきましょう。
歯間ブラシとは何が違うの?
デンタルフロスに似たケアグッズである「歯間ブラシ」も、歯垢除去や予防効果に力を発揮してくれますが、デンタルフロスと歯間ブラシは何が違うのでしょうか?
歯と歯の間の歯垢や食べかすを除去し、虫歯予防に効果的
【歯間ブラシ】
歯と歯肉の間の歯垢や汚れを除去し、歯周病予防に効果的
歯垢や食べかすといった汚れを除去するという目的は同じですが、アプローチできる箇所や予防効果を発揮する先に違いがあるといわれています。
歯ブラシ・デンタルフロス・歯間ブラシの3つを使用した場合、歯垢除去率は90%以上といわれているため、清潔な口内を目指すなら購入しておきたいグッズです。
デンタルフロスを効果的に使う方法とは?
デンタルフロスは自分に合っていないものを使ったり、使用方法を間違えてしまうと歯茎下がりの原因や歯茎を傷付けてしまう可能性があるため、デンタルフロスを購入する前に歯医者さんで自分に合っているものを教えてもらうといいでしょう。
ここからは、デンタルフロスをより効果的に使う方法についてご紹介していきます。
初めてデンタルフロスを使用する際の参考になれば幸いです!
デンタルフロスはゆっくりと動かすのがコツ
歯垢は、2日経つと石灰化が始まって歯石に変わっていくといわれているため、デンタルフロスを使用する頻度は就寝前の歯磨き前の1日1回を目安にしましょう。
糸を差し込むときですが、無理矢理挿入しようとすると歯の隙間が広がる原因になりかねないため、自分に合った太さのものを使うようにしてください。
また、汚れをしっかりとかき出そうとして強く動かすと歯茎を傷つけてしまう恐れがあるため、挿入時や汚れを除去するときはゆっくり動かすのがコツです。
歯並びやケアする箇所でタイプを使い分けよう
初めて使う方には、持ち手が付いているホルダータイプのデンタルフロスがおすすめですが、ケアする箇所によってタイプを使い分けると良いでしょう。
例えば、下の前歯はF字型が使いやすく、上の前歯や奥歯にはY字型を使うことで効率よく汚れを除去することができます。
フロスと一緒にブラッシングをして効果的に汚れを除去しよう
歯垢除去・虫歯予防効果をアップさせるためには、デンタルフロスでお掃除してから歯磨きを行うという順番でケアを行うのがおすすめです。
アメリカ歯周病学会誌では、「デンタルフロスを使ってから歯磨きを行うのが理想的な順番であり、1番効果的に歯垢を除去できる」という研究結果が報告されており、先にデンタルフロスを使って歯と歯の間に詰まった歯垢や食べかすなどを落とすことで歯を磨く際に歯磨き粉に含まれるフッ素などの有効成分が浸透しやすくなります。
また、歯磨きを使用する際に欠かせない歯磨き粉選びも重要になってくるため、ご自身のお口の悩みに合ったものを選ぶようにしましょう。
歯磨き粉選びに迷ったときは、歯垢除去や虫歯予防はもちろん、口臭・歯石の沈着予防などの効果も期待できる「WHITENING CAFE home」の歯磨き粉がおすすめです!
低発泡タイプでしっかり磨けて、歯表面に付いた着色汚れも落としてくれるため、清潔感あふれる白い歯を手に入れることができます。
デンタルフロスの効果とタイプ別の使い方まとめ
デンタルフロスは、歯と歯の間にある歯垢や食べかすなどを取り除くことで、虫歯や口臭を予防してくれる効果があるオーラルケアグッズの1つです。
普段のブラッシングと併せて使用することで、歯垢除去率を20%もアップするといわれているため、清潔な口内を保つためには欠かせないグッズといえるでしょう。
またデンタルフロスには、大きく分けて「糸巻きタイプ」と「ホルダータイプ」の2種類があるため、自分が使いやすいタイプを選ぶことをおすすめします。
日頃しっかり磨けているつもりでも磨き残しがあって歯垢が溜まっているかも知れないため、デンタルフロスを使って効果的なケアを行なっていきましょう!

歯科衛生士として一般歯科に勤務したのち、
ワーキングホリデーでカナダの歯科クリニックで歯科助手も経験。
2020年7月〜ホワイトニングカフェ札幌駅前店に勤務。