外国人の歯が白いのはなぜ?海外と日本の歯への意識の違いを解説
更新日:2022年02月02日/ 公開日:2022年02月02日
テレビやSNSを見ていて「どうして外国人の歯は、あんなに綺麗なのだろう」と疑問に思ったことはありませんか?
歯に対する美意識は国によって大きく異なり、歯の美しさが就職活動に影響する国もあれば、歯の治療を怠ることが児童虐待にあたる国もあります。
中でも、アメリカ人や韓国人、スウェーデン人は特に歯に対する美意識が強いと言われていますが、実際はどうなのでしょうか。
今回は、海外と日本の歯科事情を比較しながら「外国人の歯が白い理由」について考察していきます。
外国人の歯はなぜあんなに白いの?
外国人の歯が白い理由には「先天的なもの」と「後天的なもの」があるようです。
どうやら、私たち日本人が羨む外国人の美しい歯には「生まれ持ったポテンシャルの高さ」と「幼い頃から身につけた歯に対する習慣」の両方が合わさっているようですね。
遺伝的な要素を変えることはできませんが、日々の習慣であれば、真似できるものも多いはずです。
それでは早速、外国人の歯が白い理由について見ていきましょう。
外国人の歯が白い理由|①先天的にエナメル質が厚い
「エナメル質ってなんだろう?」と思った方も多いかもしれません。
エナメル質とは、歯の1番外側を覆っている目に見える表面の硬い層のことで、この層が厚いほど歯は白く見えます。
黄色人種である日本人は、黒人や白人に比べて先天的にエナメル質が薄いため、エナメル質の下にある象牙質が目立ちやすく、歯が黄色く見えてしまうのです。
外国人の歯が白い理由|②歯に対する美意識が高い
虫歯のない歯や白い歯は手に入れようと思えば、誰でも手に入れられますが、それなのになぜ、外国人に比べて日本人の歯は黄色いと言われているのでしょうか?
この違いは「歯に対する美意識」にあります。
現代の日本には歯科矯正やホワイトニングなど、歯を綺麗にする方法はたくさんあるにも関わらず「お金をかけるほどではない」「生まれ持った歯並びだから仕方がない」と歯科美容を諦めてしまう人も少なくありません。
一方、諸外国では歯が綺麗なのはもはや当たり前で、「黄色い歯を放置しているのはボロボロの服を着て歩いているのと同じくらい恥ずかしいことだ」と考える人が多数派であるようです。
アメリカ人と日本人の歯への意識の違い
外国人の中でも特に歯への美意識が高い国と言えば、アメリカです。
アメリカに行くと、日本では歯科医院でしか取り扱うことのできないような高濃度のホワイトニング用品が、ドラックストアやスーパーに並んでいます。
その安全性はともかく、アメリカ人がオーラルケアに高い関心を持っていることは、まず間違いないと言えるでしょう。
①保険が適応されないので予防に力を入れている
「アメリカで歯医者にかかると高くつく」などとよく言われますが、これは本当です。
なぜなら、アメリカでは日本のような国民皆保険制度が存在せず、虫歯や歯周病の治療は全額自己負担となり膨大な治療費がかかってしまうからです。
アメリカでは国民皆保険制度がないことから、「歯は虫歯にならないように自分でケアするもの」という意識が国全体で高まっているのかもしれませんね。
②アメリカ人は白い歯・矯正が当たり前
日本では「目は口ほどに物を言う」なんてことわざもあるように、日本人はカラーコンタクトやまつ毛エクステなど、印象的な目元をつくり上げるためにお金をかけがちです。
一方アメリカでは「歯がその人の印象を決める」とも言われるほど重要なパーツだと考えられており、黄色い歯を放置していると「だらしない」「不潔」「不健康」といったネガティブなイメージをもたれてしまうようです。
このように、ホワイトニングや矯正が当たり前になっているアメリカでは、何も手入れしていない人がかえって目立ってしまうのかもしれません。
アメリカの歯科意識の高さについては、ホワイトニングカフェのYouTubeチャンネルでも詳しくご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください!
韓国人と日本人の歯への意識の違い
アジアの中でもトップクラスの美意識を誇るのが、美容大国の韓国です。
美容整形の需要がある国というイメージをもつ方も多いかもしれませんが、目や鼻の整形よりも実は歯列矯正を優先する人が多い国でもあります。
韓国人は日本人と同じ黄色人種ですので、先天的にエナメル質が厚いわけではありません。
それなのになぜ、韓国人の歯は白く輝いているのでしょうか?
①1日当たりの歯磨きの回数が多い
韓国人は日本人に比べて、1日の歯磨きの回数が多いと言われており、職場だけでなく遊びに行くときでも携帯歯ブラシを持ち歩いているという方も多くいます。
実際、日本人の歯磨きの平均回数は朝と夜の2回であるのに対し、韓国人は朝・昼・夜・間食の平均3〜4回です。
歯磨きは毎日の積み重ねだからこそ、数年後に大きな差となって成果があらわれます。
「韓国人のような綺麗な歯に憧れる」という方は、まずは携帯歯ブラシを購入し1日あたりの歯磨きの回数を増やすことから始めてみてはいかがでしょうか?
②韓国語と日本語の発音の違い
韓国のトーク番組や韓国ドラマを見たことはありますか?
韓国アイドルや俳優さんの口の動きを見ていると、しっかりと口周りや唇を動かして喋っていることに気がつくはずです。
これは口をあまり動かさなくても話すことのできる日本語に比べて、韓国語は口周りや唇をしっかりと動かして発音する単語がほとんどを占めていることが関係しています。
そのため出会いの場や面接の場においても、自然と口元に視線が集まりやすいので「大人になるまでに矯正やホワイトニングを済ませておこう」と考える韓国人が多いのかもしれませんね。
スウェーデン人と日本の歯への意識の違い
北欧諸国の中でも、とりわけ「予防歯科先進国」として知られているのがスウェーデンです。
予防歯科とは「虫歯になってから治療をするのではなく、トラブルが起きないように予防に力を入れよう」という新しい考え方です。
スウェーデンでは1970年代から国家を掲げた予防歯科プロジェクトがいち早くスタートし、その活動は現在も世界中から注目を集めています。
①歯科治療が19歳まで無料
非常にうらやましいことに、スウェーデンでは一般的な虫歯の治療はもちろんのこと、なんと「歯列矯正」も19歳までは無料で受けることができます。
人間の歯は一生動き続けるとも言われますが、やはり矯正は歯が成長過程である子どもの頃に済ませておくのがお子さんのためにもベストでしょう。
成長過程の歯は、歯が移動しやすいとも言われており、大人になってから矯正するよりも歯の移動がスムーズですし、幼いうちから歯並びが綺麗だと食べかすや歯垢が歯の隙間に溜まりにくく、力の弱い子どもでも歯磨きがしやすくなるといったメリットもあります。
②歯科治療を怠ると児童虐待になる
国を掲げて予防歯科を行うスウェーデンでは、虫歯の治療や矯正はもはや常識となっているようです。
こうした背景もあり、18歳以下の子どもに虫歯があった場合、それを放置し続けた親は児童虐待の罪で公的機関に通報されるといった厳しい処罰が課されるケースもあります。
まさに「子どもの歯科治療は、親の務めであり国の務め」といったところでしょうか。
こうした国を掲げたプロジェクトが成果を成し、現在のスウェーデンは世界で最も歯科疾患が少ない国として知られるようになったのです。
第一印象は歯で決まる。ホワイトニングで外国人のような白い歯を手に入れよう|まとめ
日本人と外国人の歯科事情を比較してみると、白く美しい歯を手に入れるためには歯に対する意識の向上と日々のケアが大切であることに気付かされます。
日本人は歯科美容に対する意識が低いなどとも言われますが、最近では若い世代を中心に歯列矯正やホワイトニングが注目を集めています。
「ホームケアだけでは対処しきれない」と悩んでいる方は、ホワイトニング専門店の力を借りてみるのも手かもしれません。
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歯科衛生士として一般歯科に勤務したのち、
ワーキングホリデーでカナダの歯科クリニックで歯科助手も経験。
2020年7月〜ホワイトニングカフェ札幌駅前店に勤務。