【歯周病対策】食べてはいけないものと予防におすすめの食品・ケア用品
更新日:2024年11月25日/ 公開日:2024年11月25日
歯茎の炎症や出血を引き起こす歯周病を予防するうえで、食べてはいけないものや、予防する食べ物・飲み物があるのかを知りたい方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、歯周病のエサになる磨き残しを発生させやすい食べ物や、炎症・免疫力の低下を促す食べ物を口にしないことが、口腔内の健康を維持する上では非常に大切です!
この記事では、歯周病予防に効果的な成分と、具体的な歯周病予防策も合わせてご紹介していくので、歯の健康維持に関心のある方はぜひ参考にしてみてください。
歯周病予防の観点から食べてはいけないものとは?3つの食べ物・飲み物を解説
歯周病は、歯垢や歯石から発生する毒素によって歯茎に炎症を引き起こす病気で、歯を支えている骨を溶かして歯が抜けてしまうリスクが潜んでいます。
一生物の歯を失わないためには、歯周病を引き起こす可能性のある「食べてはいけないもの」とされる食べ物や飲み物を、なるべく口にしないことが大切です。
まずは、歯周病予防の観点から食べてはいけないものとされる3つの食べ物・飲み物を解説していくので、基本情報としてぜひ目を通してみてください。
①:歯周病の原因菌を増やす食べ物
歯周病予防の観点から食べてはいけないもの1つ目は、歯周病の原因菌を増やす食べ物です。
歯周病の原因菌は、口の中に残っている食べカスや磨き残した歯垢をエサにして繁殖するため、歯にくっつきやすかったり歯と歯の間やくぼみに入り込む食べ物はおすすめできません。
下記にまとめている食べ物は、食べた後に磨き残しが多くなりやすいので、歯周病ケアに関心がある方はなるべく口にしないように意識しておきましょう。
・キャラメル
・チョコレート
・飴
②:免疫力が低下する食べ物
歯周病予防の観点から食べてはいけないもの2つ目は、免疫力が低下する食べ物です。
栄養バランスが偏りやすいファストフードやスナック菓子ばかり食べていると、免疫力が低下して歯周病菌が繁殖しやすくなってしまいます。
免疫力の低下に続いて、口内のセルフケア不足やストレスなどが重なると歯周病が進行しやすくなるので、心身の健康を維持する心がけも大切です。
・ポテトチップス
・ファストフード
③:炎症を促す食べ物
歯周病予防の観点から食べてはいけないもの3つ目は、炎症を促す食べ物です。
体内にウィルスや細菌が入ると、炎症反応を起こして正常に戻そうと働きます。歯周病は歯ぐきに炎症が起きている状態ですが、普段から炎症を促す食べ物を口にすると、抗炎症反応が起こりにくくなります。
食べ物だけでなく、喫煙も歯ぐきの血流を悪化させて口腔トラブルが起きやすい環境にしてしまうので、生活習慣全般の見直しも心がけてみてください。
・清涼飲料水
・加工食品
食べ物・飲み物に含まれている歯周病予防に効果的な6つの成分
歯周病予防の観点から食べてはいけないものが分かったところで、次は歯周病予防に効果的な成分について確認していきましょう。
カルシウム・食物繊維・ビタミンC・茶カテキン・乳酸菌のほか良質な油は、いずれも歯周病予防に効果的な成分であることが分かっています。
ここからは、歯周病予防に効果的な食べ物・飲み物に含まれている6つの成分と、代表的な食材をご紹介していくので、ぜひ日々の食事メニューに取り入れてみてください。
①:カルシウム
歯周病予防に効果的な食べ物・飲み物に含まれている成分1種類目は、カルシウムです。
カルシウムは歯を支える骨や歯そのものを作る成分であり、カルシウムが不足すると「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」を引き起こしやすくなります。
骨粗鬆症で歯や骨がもろくなることで歯周病リスクが大幅に増加してしまうので、牛乳などの乳製品やししゃも・煮干しといった魚介類を積極的に摂りましょう。
分類 | 食材 |
---|---|
乳製品 | チーズ・牛乳・ヨーグルト |
魚介類 | しらす・ししゃも・煮干し |
野菜 | モロヘイヤ・えんどう豆・かぶ・しそ |
大豆製品 | 油揚げ・厚揚げ |
②:食物繊維
歯周病予防に効果的な食べ物・飲み物に含まれている成分2種類目は、食物繊維です。
食物繊維が多い食べ物は繊維質で噛む回数が増えやすく、唾液が増えることで食べかすを洗い流したり、口の中を清潔に保つ効果が期待できます。
玄米やとうもろこしなどの穀物、キャベツやアスパラガスなどの野菜を、しっかりとよく噛んで食べることが歯周病予防に効果を発揮するでしょう。
分類 | 食材 |
---|---|
穀物 | 玄米・麦芽米 |
大豆製品 | 納豆 |
野菜 | キャベツ・さつまいも・ごぼう・アスパラガス・セロリ・しめじ・しいたけ・えのき・大豆 |
その他 | わかめ・あずき・寒天 |
③:ビタミンC
歯周病予防に効果的な食べ物・飲み物に含まれている成分3種類目は、ビタミンCです。
歯を支える骨・歯・歯ぐきは、それぞれが「コラーゲン繊維」で結びついていますが、歯周病はコラーゲン繊維を損傷させて出血や炎症を引き起こします。
ビタミンCには壊れたコラーゲン線維の修復作用があるため、ブロッコリーなどの野菜やキウイフルーツ・アセロラといった果物を積極的に摂ることをおすすめします。
分類 | 食材 |
---|---|
果物 | レモン・アセロラ・苺・キウイ |
野菜 | キャベツ・ブロッコリー・赤ピーマン・じゃがいも・さつまいも |
④:茶カテキン
歯周病予防に効果的な食べ物・飲み物に含まれている成分4種類目は、茶カテキンです。
植物の多くに含まれる「ポリフェノール」の一種である茶カテキンは、抗酸化作用・抗菌作用を持つことが分かっています。
歯垢や歯周病菌が増えるのを防ぐほか、茶葉に含まれるフッ素には歯質を強化する作用があるため、虫歯予防に関心がある方もぜひ下記のお茶を飲むようにしてみてください。
・煎茶
・ほうじ茶
・抹茶
・紅茶
⑤:乳酸菌
歯周病予防に効果的な食べ物・飲み物に含まれている成分5種類目は、乳酸菌です。
口腔内には、善玉菌・悪玉菌・日和見菌によって「口内フローラ」が形成されており、日和見菌は優位な菌に加勢する性質があるため、悪玉菌が優位になると口腔トラブルが起きやすくなります。
歯周病ができにくい口内環境を整えるためには、ヨーグルト・キムチ・チーズなどの発酵食品を食べて、口内フローラを善玉菌が優勢な状態に整えることが大切です。
・漬物
・チーズ
・ヨーグルト
⑥:良質な油
歯周病予防に効果的な食べ物・飲み物に含まれている成分6種類目は、良質な油です。
マーガリンやラードといった油は悪玉コレステロールを増加させるため、摂りすぎると免疫力や歯の健康を低下させる可能性があります。
ナッツやゴマに含まれる油や、魚介類のDHA・EPA、リノール酸やオレイン酸といった良質な油を摂り、体調そのものを健康に保つことも歯周病予防に効果的です。
・ナッツ
・魚介類(DHA・ドコサヘキサエン酸|EPA・エンコサペンタエン酸)
・フラワー油・コーン油・大豆油・グレープシードオイル(リノール酸)
・大豆油・なたね油・大豆製品・魚類(α‐リノレン酸)
・オリーブオイル・なたね油・べに花油(オレイン酸)
食べ物・飲み物以外でできる6つの歯周病予防策
食べてはいけないものを避けたり、予防に効果的な食べ物や飲み物を摂る以外に、どのような歯周病対策ができるのかも気になるところです。
結論から言うと、寝る前の食事や間食を避け、定期検診で歯垢を除去してもらいながら、日々のセルフケアを見直すことが歯周病予防に効果的です!
続いては、食べ物・飲み物以外でできる歯周病予防策を6つご紹介していくので、できる範囲で日々の習慣として実践してみてください。
予防策①:寝る前に食事をしない
食べ物・飲み物以外でできるおすすめの歯周病予防策1つ目は、寝る前に食事をしないことです。
ブラッシングを終えた後に口の中に残ってしまった食べカスや糖分は、本来であれば唾液によって溶かされるので、寝る頃には歯や歯ぐきへ与える影響が少なくなります。
しかし、寝る直前に食事してブラッシングすると、糖分などが唾液で溶け切らないまま寝ることになり、さらに睡眠中は唾液の分泌量が減るため、虫歯や歯周病が進行しやすくなってしまいます。
予防策②:間食を減らす
食べ物・飲み物以外でできるおすすめの歯周病予防策2つ目は、なるべく間食を減らすことです。
基本的に1日の食事回数は3回ですが、間食の回数が増えればそれだけ口の中に歯垢や食べカスが残りやすくなってしまいます。
記事内でご紹介したように、例えばチョコレートやキャラメルなどは歯周病を促す原因になりやすいため、間食にお菓子を食べるのはなるべく控えるようにしてください。
予防策③:外食を控える
食べ物・飲み物以外でできるおすすめの歯周病予防策3つ目は、外食を控えることです。
外食が基本になっている方は、脂質と塩分の摂り過ぎや野菜不足などで栄養バランスが乱れやすく、ビタミン・ミネラル不足で免疫力が低下して歯周病の症状が進行しやすくなります。
ランチタイムで外食したりコンビニ弁当で済ませていることが多い方は、朝食や夕食のメニューを改善するなど、1日に摂取する栄養のトータルバランスを整えるようにしましょう。
予防策④:生活習慣を改善する
食べ物・飲み物以外でできるおすすめの歯周病予防策4つ目は、生活習慣を改善することです。
生活習慣の乱れは免疫力の低下を招くため、睡眠時間をしっかりと確保したり、イライラやプレッシャーなどのストレスをこまめに発散することが大切です。
睡眠は量だけでなく質も重要なので、寝る前にスマホを見たり深酒するのは避けましょう。ストレスは友人や家族などに話したり、趣味に没頭する時間を作ることで大きく軽減できます。
予防策⑤:歯の定期検診を受ける
食べ物・飲み物以外でできるおすすめの歯周病予防策5つ目は、歯の定期検診を受けることです。
歯医者で定期検診を受けることで、歯周病の原因であり歯ブラシでは取れない歯石を除去してもらったり、歯を研磨してクリーニングしてもらうことができます。
定期検診は1ヶ月~3ヶ月に1回程度のペースで受けるのが理想なので、美容院やマッサージ店へ通うようなイメージで、毎月のメンテナンスとして気軽に利用してみてください。
予防策⑥:歯のセルフケアを見直す
食べ物・飲み物以外でできるおすすめの歯周病予防策6つ目は、歯のセルフケア方法を見直すことです。
歯周病は歯垢や歯石の細菌によって引き起こされるので、歯磨きの仕方やマウスウォッシュの頻度などのセルフケアを見直すことで、症状を抑えたり健康な歯を維持できるようになります。
歯周病の予防や美しい歯のキープを目指している方は、歯と歯ぐきのセルフケアアイテム「ホワイトニングカフェhome」の効果をぜひ体験してみてください。
歯周病予防にはホワイトニングカフェhomeのアイテムがおすすめ
歯周病を未然に防ぐには、食べてはいけないものを避けるだけでなく、ブラッシングやマウスウォッシュなどのセルフケアも重要であることを解説しました。
「ホワイトニングカフェhome」の各種アイテムは、歯垢やステインを除去しながらホワイトニングもできるので、清潔感や歯の健康維持に関心のある方におすすめです!
最後に、歯周病予防に効果的なホワイトニングカフェhomeシリーズ4種類の特徴をご紹介していくので、美しい歯を目指している方はぜひ参考にしてみてください。
ホワイトニングカフェhome|歯磨き粉
ホワイトニングカフェhomeの歯磨き粉は、自宅で効果的なホワイトニングができるおすすめの歯磨き粉です。
ステインを取り除く「ポリリン酸ナトリウム」とホタテの貝殻由来のホワイトニング成分である「ヒドロキシアパタイト」により、ツヤのある白い歯を維持することができます。
泡立ちを抑えており細部までブラッシングしやすい歯磨き粉なので、磨き残しを減らして歯周病を予防したい方はぜひ使ってみてください。
ホワイトニングカフェhome|マウストリートメント
ホワイトニングカフェhomeのマウストリートメントは、歯磨きの後に使うプラスアルファのセルフケアアイテムです。
本商品を歯ブラシにつけてブラッシングすることで、歯石や歯垢の沈着を防止して、歯周病になりにくい清潔な口内環境を整えられます。
歯にステインが付着するのをブロックする効果もあるため、ホワイトニング後の白さを長持ちさせたい方のケアアイテムとしてもおすすめです。
ホワイトニングカフェhome|マウスウォッシュ
ホワイトニングカフェhomeのマウスウォッシュは、刺激が少なく使いやすいノンアルコールタイプとなっています。
本商品を口に含んですすいだあとに歯磨きすることで、歯周病の原因である歯石の沈着を防止し、ネバつきを解消して口の中をスッキリさせることが可能です。
フレッシュなティーツリーの香りで口臭ケア効果が長続きするので、商談やデートなど人に会う前のマウスケアアイテムとしても活躍してくれるでしょう。
ホワイトニングカフェhome|イオン歯ブラシ
ホワイトニングカフェhomeのイオン歯ブラシは、手に持つだけでマイナスイオンが発生する画期的なアイテムです。
ラバーソフト毛から発生するマイナスイオンと摩擦力によって、歯垢やステインを効果的に除去するため、歯周病予防や口臭ケアに関心がある方におすすめです。
さらに、本商品でブラッシングするとホワイトニング効果が38%アップするというデータもあるため、歯の健康と美しさの両方へアプローチしたい方もぜひ手に取ってみてください。
WHITENING CAFE home
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歯周病の予防に食べてはいけないものとは?|まとめ
この記事では、歯周病予防の観点から食べてはいけないものや、歯周病予防に効果的な食べ物・飲み物のほか、セルフケアなどの予防策をまとめてご紹介しました。
口内の歯垢や食べ残しから細菌が繁殖することで歯周病が発症・進行するため、原因菌を増やしたり免疫力を低下させて炎症を促す食べ物は避けた方が良いでしょう。
食べてはいけないものを避けるのと同時に、毎日のセルフケアを見直すことも大切なので、歯周病予防に取り組みたい方はぜひ「ホワイトニングカフェhome」を活用してみてください!

歯科衛生士として一般歯科に勤務したのち、
ワーキングホリデーでカナダの歯科クリニックで歯科助手も経験。
2020年7月〜ホワイトニングカフェ、札幌にて勤務。