歯の根元が黒い原因とは?併せて対策方法や予防方法を解説
更新日:2023年11月08日/ 公開日:2023年09月27日
歯の根元が黒いことに気づいたとき、人によっては虫歯を疑ってしまう場合もあると思いますが、実は虫歯以外にもさまざまな原因が考えられます。
放置していると見た目が気になるだけでなく痛みなどが生じる恐れもあるため、歯の根元が黒いことに気づいたら適切な対策を行なわなくてはなりません。
そこでこの記事では歯の根元が黒い原因と併せて、対策方法・予防方法などについて解説します。
歯の根元が黒い色になる原因とは?
歯の根元が黒くなる原因としては、おもに以下の5つです。
・歯肉が炎症を起こしている
・歯が折れている・亀裂が入っている
・メタルタトゥーができている
・着色汚れが付着している
冒頭でも触れたように歯の根元が黒いのは虫歯が原因になっている以外にも、歯周病や金属製の被せ物などによって黒く変色していることも珍しくありません。
ここからは、上記で挙げた5つの原因について詳しく解説します。
歯の色が黒い原因①虫歯菌に侵食されている
虫歯の進行度として「C2・C3」と呼ばれる段階に達している場合は、歯が黒くなっているケースがほとんどです。
また歯髄や象牙質など歯の内部にまで炎症が広がっていると、全体が黒く透けて見えることもあります。
虫歯によって歯が黒い場合は症状が進行していることが考えられるため、同時に痛みを感じるケースが多いです。
歯の色が黒い原因②歯肉が炎症が起こしている
歯と歯肉の間に細菌の塊である歯垢が蓄積されることで、歯肉が炎症を起こす病気を歯周病と呼びます。
歯周病になると歯茎が出血を起こすケースがあり、歯石にその血が混ざることが歯の根元が黒い色っぽく見える原因です。
歯周病を放置していると最悪の場合、歯が抜け落ちる恐れもあるため早めに治療を受けたほうがよいでしょう。
歯の色が黒い原因③歯が折れている・亀裂が入っている
転倒や事故などが原因で歯を強く打ち、歯が折れた・亀裂が入った状態を「外傷性破折」と呼びます。
歯への衝撃やダメージが歯髄にまで達して歯の神経が死ぬと、壊死した箇所と血液成分が結合して硫化鉄を生成し歯の根元が黒い色になりかねません。
歯の色が黒い原因④メタルタトゥーができている
過去に虫歯治療などで使用した被せ物や土台の金属部分が錆びて溶け出すと、歯茎に沈着して「メタルタトゥー」と呼ばれる状態になり歯の根元が黒い色に見えます。
被せ物や詰め物にはさまざまな素材がありますが、金属製のものをしている場合は錆びやすくメタルタトゥーを引き起こす可能性が高いです。
歯の色が黒い原因⑤着色汚れが付着している
歯の根元が黒い色に見える原因としては、普段から着色しやすい飲食物をよく食べることで着色汚れが付着しているケースも考えられます。
カレーライスやチョコレートのほか、ソース・醤油・ケチャップといった調味料、さらには緑茶や赤ワインなども着色しやすい飲食物です。
また飲食物のほかにも普段から喫煙する習慣がある場合は、タバコに含まれるヤニによっては歯の根元が黒い色になることがあります。
歯の根元が黒いときにおすすめの予防・対策方法
歯の根元が黒い場合はまず何が原因なのかを明らかにしたうえで、原因に併せて適切な方法で対策していくことが大切です。
そこでここからは、黒い歯の根元の対策方法や予防方法について解説します。
歯の根元が黒いときの対策方法①虫歯や歯周病の治療を受ける
歯の根元が黒い原因が虫歯や歯周病の場合は、治療を受けずに放置していると見た目の問題だけでなく痛みが生じることや歯を失う可能性もあるため、歯医者さんでの治療が最優先です。
痛みが出てからでは症状がある程度進行しているため、痛みの有無にかかわらず歯の根元が黒いことに気がついたらまず診察を受けることをおすすめします。
歯の根元が黒いときの対策方法②詰め物を取り替える
歯に取り付けている金属製の詰め物や被せ物が錆びて変色を起こしている場合は、その部品を取り替えれば歯の根元が黒くなっているのを解消することが可能です。
特にセラミック製のものであればメタルタトゥーの防止になりますが、セラミックに関しては保険が適用されずお金がかかるため注意しましょう。
歯の根元が黒いときの対策方法③歯のクリーニングを受ける
着色汚れや食べかす・歯垢などが原因で歯の根元が黒い場合は、歯のクリーニングを受けることで白い歯を取り戻せる可能性があります。
歯医者さんのクリーニングなら普段の歯磨きでは落とせない箇所の歯垢や、歯石・着色汚れまで落とすことが可能です。
同時に虫歯や歯周病・口臭予防にもつながるため、歯の根元が黒いわけではなくても定期的に利用するとよいでしょう。
歯の根元が黒いときの対策方法④普段の歯磨き方法を見直す
虫歯や歯周病・着色汚れを予防するために、普段の歯磨き方法を見直すことも大切です。
歯磨きが不十分で磨き残しがあると歯垢や細菌が増えて、歯の根元が黒い原因となる虫歯や歯周病などのリスクが高くなります。
歯磨きだけでは隅々まで歯垢や汚れを除去することは難しいため、歯間ブラシやデンタルフロスなどを使い、仕上げにマウスウォッシュで殺菌するのもおすすめです。
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着色汚れが原因で歯の根元が黒いときはホワイトニングもおすすめ
歯の根元が黒い原因が着色汚れにある場合は、セルフホワイトニング専門サロン「ホワイトニングカフェ」にお任せください。
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歯の根元が黒い原因と変色の対策方法・予防方法まとめ
歯の根元が黒い原因としては、おもに以下が挙げられます。
・歯肉が炎症を起こしている
・歯が折れている・亀裂が入っている
・メタルタトゥーができている
・着色汚れが付着している
虫歯菌に歯が侵食されていると進行度によっては歯の根元まで黒い色になることがあり、ほかにも歯周病や外傷性破折などが原因で歯の根元が黒くなるケースも珍しくありません。
さらに虫歯治療などで使用した金属製の詰め物や被せ物が溶け出して歯が黒くなる場合もあれば、普段の食事や喫煙習慣によって変色を起こす場合もあります。
歯の根元が黒いことに気づいたらまずは原因を洗い出して、その原因に応じて適切な方法で対策・予防を行ないましょう。
対策方法・予防方法としては、以下が挙げられます。
・詰め物を取り替える
・歯のクリーニングを受ける
・普段の歯磨き方法を見直す
また歯の根元が黒い原因が着色汚れの場合は、セルフホワイトニングで解決できる可能性があるため、その際はお気軽にお近くのホワイトニングカフェまでお問い合わせください。

歯科衛生士として一般歯科に勤務したのち、
ワーキングホリデーでカナダの歯科クリニックで歯科助手も経験。
2023年9月~ホワイトニングカフェ札幌東急百貨店に勤務。