歯が灰色に変色する原因とは?テトラサイクリン歯の改善方法について
更新日:2023年12月05日/ 公開日:2023年12月05日
みなさんのなかには、年齢を重ねるたびに少しずつ歯が灰色に変色してしまい、人からの視線が気になるようになったという方もいるのではないでしょうか。
歯が灰色に変色する原因として有力なのは「テトラサイクリン系抗生物質」による影響が挙げられますが、そのほかにもさまざまな原因があります。
そこでこの記事では歯が灰色に変色する原因と併せて、変色した歯を改善して白い歯を取り戻す方法について確認していきます。
歯が灰色に変色する原因とは?
歯が灰色に変色する原因としては、おもに以下の3つが挙げられます。
・歯の神経が死んでいる
・歯に外傷を受けた
一般的にはテトラサイクリン系抗生物質の影響によるものが原因として有力ですが、上記のように歯の神経が死んでいることや歯に外傷を受けたことによって歯が灰色に変色するケースも少なくありません。
まずは、それぞれの原因について詳しく解説していきます。
原因①テトラサイクリン系抗生物質の影響
歯が灰色に変色する原因の1つとして、テトラサイクリン系抗生物質の影響が挙げられます。
テトラサイクリン系の抗生物質は昭和40年代ごろに風邪薬のシロップとして多用されていました。
そのため昭和40年代ごろに生まれ育った方のなかには、幼少期にテトラサイクリン系抗生物質を服用したことが影響して歯が灰色っぽい色味になることがあります。
原因②歯の神経が死んでいる
虫歯が原因で歯の神経が死んでしまった場合、歯の内側の象牙質が変色を起こして歯全体が灰色っぽく見えることがあります。
また、歯の神経が死んでいなくても、虫歯が進行して虫歯菌に侵されると歯が茶色や黒っぽく変色することがあります。
虫歯を放置しているとやがて神経に達するため、虫歯の疑いがある場合はできるだけ迅速に歯医者さんで治療を受けるのがよいでしょう。
原因③歯に外傷を受けた
歯が成長中の幼少期に転倒や衝突などが原因で歯をぶつけると、その衝撃によってエナメル質の形成を阻害されてしまうケースがあります。
また、外傷による変色は乳歯の子どもだけでなく、すでに永久歯に生え変わった子どもや大人も例外ではありません。
永久歯に生え変わった子供や大人は、外傷によって歯への血流が阻害されることが原因で歯が灰色に変色してしまいます。
灰色に変色した歯の改善方法
歯が灰色に変色してしまった場合は、歯磨きなど普段のセルフケアでは解決することは難しいため、基本的には歯医者さんの診察を受けて適切な治療を受けなくてはなりません。
そこでここからは、灰色に変色した歯を改善する方法について解説します。
ラミネートベニア
ラミネートベニアは、歯の表面を削って白いセラミックのチップを歯の表面に貼り付ける治療法です。
メリットとしては、短期間で見た目を改善しやすく、自分の歯の色に合わせて白さを選べることがあります。
一方で、自分の歯を削らなければならない点や、割れる可能性がある点、事前診断を受ける必要がある点はデメリットといえるでしょう。
オールセラミック
オールセラミックは、歯全体を削ってセラミックの被せ物をする治療法です。
歯の色だけでなく大きさや長さ・角度なども変えることができる方法で、ラミネートでは治療が難しい場合に行なうことが多いです。
また、オールセラミックを受ける場合にも、治療が適切かどうか事前診査を受けなければなりません。
ダイレクトボンディング
ダイレクトボンディングは、歯の表面を歯科用プラスチックのレジンで覆って見た目を改善する治療法です。
ダイレクトボンディングも短期間で見た目を改善でき、天然歯に近い色味にできますが、ラミネートベニア同様に自分の歯を削らなくてはなりません。
また、ダイレクトボンディングを施した箇所が取れる可能性や、時間経過とともに黄ばみが生じる場合もあります。
ウォーキングブリーチ
ウォーキングブリーチは歯の内部に漂白剤を入れて、内側から原因を直接除去するホワイトニング効果が高い治療法です。
歯の変色だけでなく、歯茎の黒ずみなども併せて改善することもできるため、歯を削る方法に抵抗がある方はウォーキングブリーチがおすすめです。
漂白効果には個人差があるので、施術を検討する前にあらかじめ把握しておきましょう。
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングは、歯の内側から白くできるオフィスホワイトニングと表面をケアするホームホワイトニングを併用したホワイトニング方法です。
2つのホワイトニングを組み合わせることで、表面と内側の両方にアプローチすることができます。
歯医者さんに通ったり、自宅でも定期的にマウスピースを装着してホワイトニングを行う必要がありますが、自分の歯を削らずに白くすることが可能です。
それぞれのホワイトニングの効果や即効性について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
灰色ではなく黄ばみが気になる場合はホワイトニングカフェ
歯の変色は上記以外にも着色汚れが付着することで起こることがあり、その場合は歯の表面が黄ばんで見えてしまうケースが多いです。
着色汚れによる歯の黄ばみを解消するなら、セルフホワイトニング専門店「ホワイトニングカフェ」を利用することをおすすめします。
ホワイトニングカフェのセルフホワイトニングでは、歯の表面に付着した着色汚れを落として、自然な白さの歯を取り戻すことが可能です。
またホワイトニングに使用する溶液には、化粧品や食品にも使われている安全性の高い成分が使用されているため、施術中や施術後に痛みを感じることもありません。
今なら初めての方限定でWホワイトニング1回4,980円が初回分0円になるキャンペーンを実施しているため、お得に始めていただけるチャンスとなっています。
ぜひこの機会にホワイトニングカフェで、セルフホワイトニングを行なってみませんか?
歯が灰色に変色する原因と改善方法まとめ
歯が灰色に変色する原因としてはテトラサイクリン系抗生物質による影響や、虫歯によって神経が死んでいる場合のほか、エナメル質形成不全などが挙げられます。
灰色に変色した歯を改善するには、おもに以下のような治療法を検討しましょう。
・オールセラミック
・ダイレクトボンディング
・ウォーキングブリーチ
・デュアルホワイトニング
着色汚れが原因で歯の表面が黄ばんでいる場合は、ホワイトニングカフェのセルフホワイトニングで歯を白くできる可能性があります。
歯の色でお困りの方は、まずはお近くのホワイトニングカフェへ問い合わせてみることをおすすめします!

歯科衛生士として一般歯科に勤務したのち、
ワーキングホリデーでカナダの歯科クリニックで歯科助手も経験。
2020年7月〜ホワイトニングカフェ札幌駅前店に勤務。