舌の奥の舌苔が取れないときの対処法は?正しい予防・除去方法を解説
更新日:2024年08月16日/ 公開日:2024年03月21日
鏡で口の中を確認したとき舌の表面が白っぽくなっている方は、「舌苔(ぜったい)」と呼ばれる細菌の塊が付着している可能性が大きいです。
舌苔は定期的に舌磨きをすることで除去できますが、人によっては舌の奥のほうに付着した舌苔が取れないと悩む方もいるのではないでしょうか?
そこでこの記事では、舌の奥に付着した舌苔が取れないときの対処法や、舌苔が付着しやすい人の特徴にくわえて正しい予防方法・除去方法などについて解説します。
舌苔が付着しやすい箇所は?
舌苔は、舌の中央から後方にかけた舌の奥部分に付着しやすいです。
特に、「舌根(ぜっこん)」と呼ばれる舌の付け根に近い奥の部分は唾液で十分に洗い流せません。
そのうえ、舌が動く際に上あごと擦れないため細菌が増殖しやすく舌苔の蓄積につながります。
舌苔は基本的に舌の奥のほうから付着し始め、徐々に奥から手前に向かって増殖するといわれており、舌の手前まで白っぽくなっている場合は舌苔がかなり付着した状態といえるでしょう。
舌苔が付着しているか確認する際は、基本的に「あっかんべー」の要領で舌を前面に出し、舌の奥が白っぽくなっていないかチェックするとよいです。
舌苔が付着しやすい人の特徴
舌の形状は人によって異なり、なかには細菌や食べかすが口腔内に溜まりやすく舌苔ができやすい人もいます。
「溝状舌(こうじょうぜつ)」といって舌の表面に凹凸がある方は、表面の溝が深い分細菌や汚れが蓄積されやすいため、舌苔が付着しやすい傾向にあります。
また、生活習慣や体質によって舌苔が付着しやすい人もいるため、自分に当てはまる特徴がないか確認してから適切なケアをするのがおすすめです。
ここからは、舌苔が付着しやすい人の特徴として3つ紹介します。
特徴①ストレスを感じやすい
舌苔が付着しやすい人の特徴として、「ストレスを感じやすい」という点があります。
舌苔がなかなか取れないことに悩んでいる方は、慢性的なストレスを抱えていないか自分自身を見つめ直してみてください。
緊張やストレスを強く感じると交感神経が活発になるため、副交感神経が不活性化して結果として唾液が分泌されにくくなります。
唾液の分泌量が減少して口腔内が乾燥すると細菌が増殖し、その分舌苔が溜まりやすくなるというわけです。
仕事などが原因でストレスや緊張を感じやすい人は舌苔が溜まりやすい人とも言えるため、ストレス解消やリラックスできる時間をつくることが求められるでしょう。
特徴②口腔内が乾燥しやすい
口腔内が乾燥する要因としては、ストレス以外にも「普段から口呼吸をしている」「人とよくおしゃべりをする」といったことも挙げられます。
さまざまな要因によって唾液の分泌量が減り口腔内が乾燥すると、細菌が増殖しやすくなり舌苔も付着しやすくなります。
アレルギーや鼻炎などで鼻が詰まって鼻呼吸がしにくく、普段から口呼吸をするのが癖になっている場合は、耳鼻咽頭科で診てもらうことも検討するとよいでしょう。
特徴③食後の歯磨きをサボることが多い
上記のほかに舌苔が付着しやすい人の特徴としては、以下が挙げられます。
・就寝前に歯磨きをせずに寝てしまうことがある など
このような場合は、口腔内が不潔な状態になりやすい分舌苔も蓄積されやすく、こびりついた舌苔がなかなか取れないという状態になりかねません。
間食をする機会が多い方がその後の歯磨きやオーラルケアをサボってしまうことでも、舌苔が蓄積することにつながってしまいます。
普段の食事はもちろん、お菓子など何かを口にした場合は歯磨きをするか、歯磨きが難しい場合は水で口の中をゆすぐといった方法で対処するのがおすすめです。
舌の奥に付着した取れない舌苔を取り除く方法
舌の奥に付着した舌苔を放置していると、口臭がきつくなることや虫歯・歯周病リスクが高まるほか、誤嚥性肺炎・味覚障害なども引き起こしかねません。
すでに付着している舌苔を取り除くだけでなく普段からの予防が重要なため、ここからは舌の奥に付着した舌苔を予防・除去する方法を解説します。
舌苔の予防・除去方法①舌磨きをする
舌の奥の取れない舌苔を除去して蓄積するのを防ぎたい場合は、普段から舌磨き専用のケアグッズを使って舌磨きをするとよいでしょう。
歯磨きと一緒に舌磨きも習慣化させることで、舌苔が原因による口臭予防にもつながります。
舌磨きをするときは舌の奥にブラシ部分を軽くあてて、奥から手前に向かって丁寧にブラシを動かすことがポイントです。
手前から奥に動かしてしまうと、舌苔の細菌がのどの奥へ入り込むおそれがあるため注意が必要です。
舌の奥に舌ブラシを挿入するとえずいてしまう方は、できるだけ舌を前に出すことで嘔吐反射を防ぎやすくなります。
舌ブラシを細かく水で洗ってブラシに付着した舌苔を洗い流し、舌ブラシに舌苔が付着しなくなるまで舌磨きを繰り返しましょう。
舌苔の予防・除去方法②水を飲む
唾液には口腔内を洗浄して清潔な状態に保ってくれる働きがあるため、舌の奥に舌苔が付着するのを予防するには唾液の分泌を促すことがポイントです。
口呼吸やストレスなどが原因で唾液の分泌量が少ない場合は、定期的に水を飲むように心がけましょう。
毎朝歯磨きをした後に、コップ1杯分の水を飲むだけでも唾液の分泌がよくなるため、舌苔が取れない状態にならないように習慣化するとよいです。
また、お茶に含まれるポリフェノールには唾液の分泌量を抑制する働きがあるため、水の代わりにお茶を飲むことはおすすめしません。
舌苔の予防・除去方法③ストレス対策をする
舌苔が溜まらないように予防するには、生活習慣の改善やストレス対策も大切です。
特にストレスは唾液の分泌量が減って口腔内が乾きやすくなり、舌苔の原因となる細菌が増殖しやすくなるため、ストレスの溜め込みすぎに注意しなければなりません。
舌の奥の舌苔が取れない方は「休日はしっかり休む」「湯船にしっかり浸かる」といった方法でストレスを解消すれば、副交感神経が活性化してサラサラな唾液の分泌が促進されやすくなり、舌苔の除去・予防につながります。
良い口腔環境を保つためにも、よく寝て規則正しい生活を送って自律神経を整えることを意識しましょう。
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舌苔が付着しやすい人の特徴や舌の奥の取れない舌苔の除去方法まとめ
口臭や虫歯などの原因にもなり得る舌苔は、ストレスを感じやすい方や口腔内が乾燥しやすい方、食後の歯磨きをサボることが多い方などに付着しやすい傾向があります。
なかなか取れない舌の奥の舌苔を除去するには定期的な舌磨きがおすすめですが、生活習慣の改善やストレス解消といったアプローチも大切になってくるでしょう。
食後すぐに歯磨きや舌磨きできない場合は、応急処置として水を飲むか水で口内をゆすぐことをおすすめします。
しっかりとケアしたい場合は、ぜひ上記で紹介したホワイトニングカフェの「WHITENING CAFE home」の利用も検討してみてください♪

歯科衛生士として一般歯科に勤務したのち、
ワーキングホリデーでカナダの歯科クリニックで歯科助手も経験。
2023年9月〜ホワイトニングカフェ札幌東急百貨店に勤務。