歯ブラシの毛先にはどんな種類がある?自分の歯にあった選び方を紹介
更新日:2024年08月16日/ 公開日:2024年03月27日
皆さんは普段、どんな歯ブラシを使っていますか?
市販の歯ブラシには「かため」「ふつう」「やわらかめ」といった毛先の硬さから、毛先の並びが3列・4列のものまでさまざまな種類があります。
この記事では、そんな奥深い「歯ブラシの毛先の種類」について詳しくご紹介します。
歯ブラシの毛先の種類を知って、自分にピッタリの1本を選びましょう。
こんなにたくさんあるの?歯ブラシの毛先の種類!
歯にこびりついてしまった食べかすや汚れをリセットするためには、自分の歯やお口にあった歯ブラシ選びが欠かせません。
メーカーによって表記が異なることもありますが、歯ブラシの毛先の種類は主に「フラット毛」「テーパー毛」「二段植毛」「ラウンド毛」の4つのタイプに分かれています。
毛先の種類 | 特徴 |
---|---|
フラット毛 | 毛先が平らな歯ブラシ |
テーパー毛 | 毛先が先端に向かって細くなる歯ブラシ |
二段植毛 | フラット毛とテーパー毛が組み合わさった歯ブラシ |
ラウンド毛 | 毛先が丸く加工された歯ブラシ |
ここでは、それぞれの特徴についてご紹介していきます。
歯ブラシの毛先の種類|①フラット毛
その名の通り毛先の表面が平ら(フラット)にカットされた歯ブラシのことを言います。
歯や歯茎との接着面積が広い分、食べかすや汚れを効率的に除去できるのが特徴で、歯並びがキレイな方や歯肉にトラブルを抱えていない方におすすめです。
歯ブラシの毛先の種類|②テーパー毛
テーパー毛は、毛先が先端に向かって細くなるように加工された歯ブラシです。
毛先の先端が細くなっているため、歯と歯の隙間や歯周ポケットの中など細かい汚れもキレイに落とすことができます。
商品によっても異なりますがテーパー毛の歯ブラシは毛先がやわらかいものが多いため、歯茎がデリケートな方や歯周病の方にもおすすめです。
歯ブラシの毛先の種類|③二段植毛
毛先の表面が平らにカットされたフラット毛と先端に向かって毛先が細くなるように加工されたテーパー毛をあわせた歯ブラシです。
長さが異なる毛束が2段に植えられているので、歯の表面から歯と歯の隙間までこの1本でスッキリと磨くことができます。
虫歯だけでなく歯周病もあわせて予防したい方は、2種類の毛先で効率よく汚れを除去できる二段植毛の歯ブラシを選ぶと良いでしょう。
歯ブラシの毛先の種類|④ラウンド毛
ラウンド毛は市販の歯ブラシの中で最もオーソドックスな形で、フラット毛の先端部分が丸く加工された歯ブラシです。
フラット毛と同様に歯や歯茎との接着面積が広いため、効率よく歯垢や汚れを除去できます。
虫歯予防に力を入れたい方や毎日歯磨きをしているのに虫歯を繰り返してしまう方におすすめです。
毛先の種類以外にも!自分にあった歯ブラシ選びのポイント
歯磨きの基本は、歯の根元と歯茎の間に歯ブラシを傾けながら小刻みに磨いていくことです。
歯ブラシを歯のすみずみまで届かせるためにも、歯ブラシを購入する際には毛先の硬さやヘッドの大きさ・毛先の並びなど細かい部分にも注目してみましょう。
ここでは、毛先の種類の他にも知っておきたい歯ブラシ選びのポイントを3つご紹介します。
歯ブラシ選びのポイント|①毛先の硬さ
歯ブラシの毛先の硬さは大きく「やわらかめ」「ふつう」「かため」の3種類に分けられます。
磨いた感があるからと「かため」を好む人も少なくありませんが、磨く力が強すぎると歯の表面や歯茎を痛めてしまうことがあります。
特に大きなトラブルを感じていない人は「ふつう」、歯茎が腫れている場合は「やわらかめ」がおすすめです。
ご自身の歯肉にある程度厚みがあり、歯磨き中に出血するなどのトラブルが見られない場合は「かため」を選んでも良いでしょう。
歯ブラシ選びのポイント|②ヘッドの大きさ
歯ブラシのヘッドの大きさは、大きすぎても小さすぎても磨きにくいものです。
ヘッドの大きさ選びに迷った時におすすめなのが、自分の親指の爪と同じくらいの大きさのヘッドを選ぶという方法です。
ご自身の爪の大きさを基準に選ぶと、女性の場合は「コンパクトヘッド」になることが多いでしょう。
初めは小さく感じるかもしれませんが、お口の中で小回りが利く分磨き残しが少なくなるなどのメリットもあります。
歯ブラシ選びのポイント|③毛先の並び
ドラックストアなどで手に入る歯ブラシの毛先の並びは、3列タイプと4列タイプが主流です。
3列タイプはヘッドが小さく小回りが利くため、歯と歯の間や歯と歯ぐきの汚れをしっかりと落とすことができます。
4列タイプは歯や歯茎との接着面積が3列タイプよりも広い分、歯磨きの時間を短縮できるというメリットがある一方、磨き残しが生じやすいというデメリットもあります。
最近では4列タイプでヘッドの大きさがコンパクトな商品も登場していますので、お口の中で動かしやすいものを探してみてください。
歯ブラシの毛先がすぐに広がってしまう理由は?
毛先の広がった歯ブラシでは、お口の中の歯垢や汚れを十分に落としきることができないため、1ヶ月に1度は新しいものに交換しましょう。
とはいえ、この記事を読んでいる方の中には「1ヶ月も経たないうちにすぐに毛先が広がってしまう」と悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
ここでは、歯ブラシの毛先がすぐに広がってしまう理由とその対処方法についてまとめました。
毛先が広がる原因|①ブラッシング圧が強い
歯磨き中のブラッシング圧が強いと、歯ブラシに負担がかかり劣化が早くなってしまいます。
「シャカシャカ」「ゴシゴシ」など大きな音がする場合は、強く磨きすぎているのかもしれません。
一般的に歯ブラシにかかる圧力は150〜200gが理想的だと言われていますが、歯磨きのたびに毎回圧力を測定するのは大変ですよね。
歯磨きをする際には歯ブラシを普段よりもふんわりと優しく持ち、意識的に力を抜いて磨いてみましょう。
「シャカシャカ」「ゴシゴシ」ではなく、「コチョコチョ」というような周りには聞こえない小さな音が感じられたら上手に磨けているサインです。
毛先が広がる原因|②持ち方に問題がある
子どもの頃の癖で歯ブラシをグーの手で持ち、円を描くようにゴシゴシと磨いている人もいるでしょう。
実はこうした持ち方の癖も、歯ブラシの劣化を早めてしまう原因の1つだと言われています。
「歯ブラシの毛先がすぐに広がってしまう」と感じている人は、親指と人差し指で歯ブラシを軽く挟む「鉛筆持ち」を心がけてみましょう。
「鉛筆持ち」は自然とブラッシング圧を弱めてくれるため、歯茎が敏感な方や歯周病の方にもおすすめです。
歯ブラシの毛先の種類と自分にあった選び方のポイント|まとめ
今回は歯ブラシの「毛先の種類」や「毛先の硬さ」「ヘッドの大きさ」「毛先の並び」について解説しながら、自分にあった歯ブラシ選びのポイントをご紹介しました。
毛先の種類 | 特徴 | こんな人におすすめ |
---|---|---|
フラット毛 | 毛先が平らなにカットされている | ・歯並びがキレイな方 ・歯肉が健康な方 |
テーパー毛 | 毛先が先端に向かって細くなる | ・歯茎がデリケートな方 ・歯周病の方 |
二段植毛 | フラット毛とテーパー毛が組み合わさった歯ブラシ | ・虫歯予防、歯周病予防に力を入れたい方 |
ラウンド毛 | 毛先が丸く加工されている | ・虫歯になりやすい方 |
歯ブラシの特徴 | 自分にあった選び方のポイント |
---|---|
毛先の硬さ | ・「ふつう」:特にトラブルを感じていない方 ・「やわらかめ」:歯茎が腫れている方 |
ヘッドの大きさ | ・自分の親指の爪と同じくらいの大きさ |
毛先の並び | ・3列タイプ:汚れをしっかりと落としたい方 ・4列タイプ:歯磨き時間を短縮したい方 |
お口の大きさや歯の状態は人によって異なるため、今回ご紹介したポイントを参考にしながらご自身にピッタリの1本を探してみてくださいね。
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歯科衛生士として一般歯科に勤務したのち、
ワーキングホリデーでカナダの歯科クリニックで歯科助手も経験。
2023年9月〜ホワイトニングカフェ札幌東急百貨店に勤務。