マウスウォッシュは夜寝る前に使うのが効果的!就寝前のおすすめケア
更新日:2025年01月09日/ 公開日:2024年03月25日
一般的なオーラルケアグッズといえば歯ブラシや歯磨き粉が有名ですが、よりしっかりと口臭・虫歯・歯周病を予防したいのであれば「マウスウォッシュ(洗口液)」の使用も効果的です。
とはいえ、
「朝は時間がなくて歯磨きだけで精一杯」
「昼間は仕事があるから丁寧なケアができない」
とお悩みの方も多いかもしれません。
そこでこの記事では、そんな忙しい現代人に向けてマウスウォッシュの効果的な使い方やマウスウォッシュの選び方、さらには夜寝る前に取り入れたいおすすめの口腔ケアについて詳しくご紹介します。
マウスウォッシュはいつ使うべき?
マウスウォッシュの効果的な使い方をご説明する前に、まずはよく混同されがちな「マウスウォッシュ(洗口液)」と「デンタルリンス(液体歯磨き)」の違いを整理しておきましょう。
名称 | 特徴 | 使用方法 |
---|---|---|
マウスウォッシュ (洗口液) |
・通常の歯磨きの補助的アイテム ・ブラッシングが不要 ・口臭予防やお口の中をスッキリとさせる効果がある |
・口に含んですすぐ |
デンタルリンス (液体歯磨き) |
・液体タイプの歯磨き粉 ・ブラッシングが必要 |
・口に含んだ後、ブラッシングする |
マウスウォッシュとデンタルリンスの大きな違いは「ブラッシングが必要かどうか」にあります。
マウスウォッシュは外出中にお口をスッキリさせたい時などに便利ですが、あくまでも補助的なアイテムのためブラッシングや歯磨き粉の代わりにはなりません。
一方「液体歯磨き」とも呼ばれるデンタルリンスは、その名の通り一般的な歯磨き粉を液体状に加工したものです。
ペースト状の歯磨き粉とは形状こそ異なりますが、基本的な使い方は同じで口に含んでブラッシングをする、あるいは口に含んで吐き出した後にブラッシングを行います。
以上が洗口液と液体歯磨きの違いですが、これら2つを総称して「マウスウォッシュ」と呼ぶ場合もありますので、パッケージを確認しながら用途・目的に合った商品を選んでください。
それでは以下より、マウスウォッシュを使うべき効果的なタイミングについて見ていきましょう。
マウスウォッシュを使うタイミング|①基本は歯磨き後
マウスウォッシュはブラッシングとの併用を前提として作られているため、基本的には歯磨きが終わった後に使用します。
歯の隙間に食べかすや歯垢がこびりついた状態でマウスウォッシュを使用しても十分に効果を発揮できないため、まずはブラッシングでお口の中を清潔にしておきましょう。
ただし製品によっては、デンタルリンスのように「適量を口に含みながらブラッシングをする」という方法を推奨しているものもあります。
マウスウォッシュを使用する前に、まずは製品のパッケージや取扱説明書を確認してみてください。
マウスウォッシュを使うタイミング|②朝起きてすぐ
朝起きた時にお口の中がネバネバしているように感じたり、口臭が気になったりした経験はありませんか?
これは、就寝中は唾液がほとんど分泌されず口臭の原因となる細菌を洗い流す力が弱まるためだと考えられています。
「1日をさっぱりとした気持ちで過ごしたい」という方は、朝起きてすぐのマウスウォッシュでお口の中をリフレッシュさせましょう。
朝起きた時の口臭の原因と対策方法については以下の記事でもご紹介していますので、気になる方はこちらもあわせてご覧ください。

マウスウォッシュを使うタイミング|③夜寝る前
朝のケアはもちろん大切ですが、実はマウスウォッシュの効果が最も強く発揮されるのは夜寝る前の歯磨き後だと言われています。
先ほどもお伝えしたように、夜寝ている間は唾液の分泌量が減り口臭だけではなく虫歯や歯周病の原因菌も増えやすくなるのです。
夜寝る前にマウスウォッシュでお口の中全体をケアしておくことで、口内環境のバランスが保たれ殺菌効果を翌朝まで持続させることができるでしょう。
またマウスウォッシュを使った後は、成分をしっかりと口内に行き渡らせて留めるために、30分ほど水を含む飲食物を口にしないことが望ましいので、マウスウォッシュ直後に水を飲むことは控えるようにしてください。
夜寝る前の口腔ケアが重要な理由
1日の終わり、疲れているとマウスウォッシュはもちろん歯を磨くのでさえ億劫になってしまうこともありますよね。
夜寝ている間は唾液の分泌量が少なくなり、その影響で口臭が強くなることは先ほどお伝えした通りですが、一体なぜ夜寝る前の口腔ケアがこれほどまでに重視されているのでしょうか?
ここからは、夜寝る前の口腔ケアが重要な理由を詳しく解説していきます。
寝る前のケアが重要な理由|①虫歯や歯周病予防
夜寝る前のお口のケアは、虫歯や歯周病予防の観点から見ても非常に重要です。
就寝時は日中のように誰かとおしゃべりをしたり食事をしたりすることがないため、お口の中は常にあたたかく密閉されています。
これは細菌が繁殖しやすい環境であり、加えて唾液がほとんど分泌されなくなるため、細菌の動きがより活発になってしまうのです。
とある調査によると、夜寝ている間の細菌の数は日中の約30倍※という結果も出ています。
食べかすや歯垢が残ったままだと、さらに細菌が増え虫歯や歯周病が進行してしまうため、1日の中でも特に夜寝る前のケアを丁寧に行うことが大切なのです。
※参照:小谷航(2021年),歯医者が教える 歯のQ&A大全,クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
寝る前のケアが重要な理由|②1日の汚れをリセットできる
歯に付着した食べかすや歯垢を放置していると、それをエサにして虫歯や歯周病・口臭の原因となる細菌が繁殖します。
繁殖した細菌同士が結びつくと、およそ4〜12時間以内に歯石の元になる「バイオフィルム」へと変化し、時間の経過とともに病原性を増していきます。
これはつまり「バイオフィルムが病原性を持たない4〜12時間以内に適切なケアができれば、お口のトラブルを防ぐことができる」ということでもあるのです。
朝に歯ブラシを使った基本のケア、夜にマウスウォッシュをプラスしたスペシャルなケアを行えば、1日に付着した汚れをリセットし口内環境のバランスを整えることができるでしょう。
昼は仕事や学校で歯磨きができないという人こそ、夜寝る前のケアを大切にしてみてください。
寝る前に取り入れたいおすすめの口腔ケア
マウスウォッシュを使うべきタイミングやその効果については十分ご理解いただけたかと思います。
では、マウスウォッシュ以外にも夜寝る前に実践できる口腔ケアはあるのでしょうか?
ここからは、今日から実践できる夜寝る前に取り入れたいおすすめの口腔ケアを3つご紹介します。
寝る前のおすすめ口腔ケア|①甘いものを控える
しっかり歯磨きをすれば、寝る前に甘いものを食べてもいいと思っている人も多いのではないでしょうか?
夜寝る前に甘いものを食べると、その反動でかえって低血糖に陥る「夜間低血糖」を招くと言われています。
あまり知られていませんが、就寝中の「歯ぎしり」や「歯の食いしばり」などのトラブルは、この「夜間低血糖」によって引き起こされているのではないかといった見方もあるようです。
虫歯になりやすい方はもちろん歯ぎしりや食いしばりに悩んでいる方は、まずは寝る前に甘いものを食べる習慣をやめてみましょう。
寝る前のおすすめ口腔ケア|②唾液マッサージ
夜寝る前に「唾液マッサージ」を行うと、唾液の分泌量が増え虫歯や歯周病から歯を守ることができます。
唾液マッサージにはさまざまな種類がありますが、ここでは代表的なものを2つご紹介します。
名称 | 方法 |
---|---|
耳下腺マッサージ | 耳の付け根に指を押し当てて円を描くように優しくなでる |
顎下腺マッサージ | 顎の下あたりに親指を当て、位置をずらしながら押し込む |
唾液マッサージの効果については、以下の記事でも詳しくまとめておりますので、気になる方はこちらもぜひチェックしてみてください♪
寝る前のおすすめ口腔ケア|③マウスウォッシュ以外のグッズ
夜寝る前には、マウスウォッシュだけでなく、その他のオーラルケアグッズも使用して見ませんか?
マウスウォッシュ以外のオーラルケアグッズについて、以下の表にまとめて見ました。
名称 | 特徴 |
---|---|
デンタルフロス | 歯と歯の間に詰まった歯垢(プラーク)を取り除くための糸。歯間部が狭い場合に最適。 |
歯間ブラシ | 歯と歯の間に詰まった歯垢(プラーク)を取り除くためのブラシ。歯間部が広い場合に最適。 |
タフトブラシ | 歯ブラシが届かない細かい部分や歯並びの悪い箇所を磨くための小さなブラシ。 |
舌ブラシ | 舌の表面にある汚れ(舌苔)を取り除くためのブラシ。口臭原因菌の繁殖を防ぐ。 |
マウストリートメント | 歯磨き後の歯と歯茎をコーティングして綺麗な状態を長持ちさせるアイテム。 |
実は、一般的な歯ブラシで落とせる汚れは全体の約60%程度だと言われており、歯磨きだけでは十分なオーラルケアとは言えません。
夜寝る前には、歯磨きとマウスウォッシュに加えて、上記のような補助的清掃用具を使用して丁寧にケアすることをおすすめします。
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マウスウォッシュを選ぶ際のポイント
マウスウォッシュを使えば、虫歯・歯周病・口臭を予防できるため、せひとも夜寝る前に取り入れていただくことをおすすめします。
では、様々な商品がある中からどのようにして選べば良いのでしょうか?
ここからは、マウスウォッシュを選ぶ際に意識したいポイントをご紹介します。
マウスウォッシュの選び方①目的で選ぶ
マウスウォッシュを選ぶ際には、どういった目的でマウスウォッシュを使用するかという点を考えるようにしましょう。
例えば、口臭予防がメインの目的であれば強い抗菌作用のある塩化セチルピリジニウムやクロルヘキシジングルコン酸塩などの成分が含まれているものがおすすめです。
虫歯予防にはエナメル質を強化してくれるフッ素配合のもの、歯周病予防には抗炎症成分であるトラネキサム酸やアミノカプロン酸などが配合されているものが良いでしょう。
マウスウォッシュの選び方②香りで選ぶ
マウスウォッシュは毎日使うものなので、少しでも不快感を感じるようなものは無理して使用しないようにしましょう。
自分の好きな香りのマウスウォッシュを選べば、夜寝る前のケアが億劫に感じることはなく、むしろ楽しみになるかもしれません。
爽やかなミント系の商品が多いですが、甘いフルーツ系やリラックス効果のあるハーブ系のものもあるため、ご自身の好みに応じて選んでみてください。
マウスウォッシュの選び方③使用感で選ぶ
マウスウォッシュは大きく分けて、アルコール配合タイプとノンアルコールタイプに分けられます。
アルコールが配合されているマウスウォッシュは強力な殺菌作用がありますが、刺激が強すぎると感じる方も少なくありません。
ノンアルコールタイプはピリピリとした刺激が一切ないので、口内が敏感な方やお子様でも無理なく使い続けることができるでしょう。
アルコールタイプで口の中が痛むという方もいれば、ノンアルコールタイプだと使用している感じがしないという方もいらっしゃるので、一度どちらも試してみることをおすすめします。
寝る前のケアに!ホワイトニングカフェのマウスウォッシュ
ここまで、マウスウォッシュの効果的な使い方や、夜寝る前のケアにおすすめなオーラルケアグッズをいくつかご紹介してきました。
また、マウスウォッシュの選び方についてもご紹介しましたが、それでも数多くある商品の中からどれを選べば良いかいまいち分からないという方もいるかもしれません。
そんな方には、ホワイトニングカフェのオリジナルホームケアブランド「WHITENINGCAFE home」のマウスウォッシュがおすすめです!
「WHITENINGCAFE home」のマウスウォッシュはノンアルコール&低刺激の液体歯磨きタイプとなっており、刺激が強いマウスウォッシュが苦手な方でも無理なくご使用いただけます。
2種類の使用方法があるため、以下よりご確認ください。
・適量(1回10ml)を口に含んだまま歯ブラシでブラッシングする
・適量(1回10ml)を口に含み20〜30秒ほどクチュクチュすすいで吐き出した後、歯ブラシでブラッシングする
毎日使用するものだからこそ、合成甘味料フリー・合成着色料フリー・動物性原料フリー・紫外線吸収剤フリー・サルフェートフリー・鉱物油フリー・アルコールフリーという7つのフリーで、安心安全にこだわって作りました。
夜寝る前の歯磨きに数十秒プラスするだけなので、忙しい毎日でも無理なく継続できると好評です♪
ホワイトニングカフェのスタッフである筆者も、実際に「WHITENINGCAFE home」のマウスウォッシュを愛用していますが、この商品を夜寝る前に使いはじめてからは以前よりも朝の口臭が気にならなくなったように感じています。
刺激の少ない優しい使い心地や爽やかなティーツリーの香りもお気に入りです。
マウスウォッシュは「WHITENINGCAFE home」の公式オンラインストアでご購入いただけますので、気になる方はぜひチェックしてみてください♪
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寝る前の口腔ケアにマウスウォッシュを取り入れよう|まとめ
今回はマウスウォッシュの効果的な使い方や選び方、夜寝る前に取り入れたいおすすめの口腔ケアについてご紹介しました。
夜寝ている間は唾液の分泌量が減る上に、1日の中で最もお口の細菌が増えやすい時間帯だと言われています。
「忙しくてまとまった時間が取れない」
「昼間は外出していて歯磨きができない」
という方は、早速今日の夜から普段よりもゆっくりと丁寧に歯を磨いてみてください。
虫歯や歯周病・口臭予防に力を入れたい場合は、夜寝る前の歯磨きにマウスウォッシュをプラスしてお口全体をケアするのがおすすめです。

歯科衛生士として一般歯科に勤務したのち、
ワーキングホリデーでカナダの歯科クリニックで歯科助手も経験。
2023年9月〜ホワイトニングカフェ札幌東急百貨店に勤務。