歯ブラシを変える頻度はどれくらい?理想的な交換タイミングを紹介
更新日:2024年08月16日/ 公開日:2022年06月20日
虫歯の予防に欠かせない歯ブラシは、使用しているうちに少しずつ毛先が広がってしまいます。
古くなった歯ブラシを使い続けていると、ブラッシングの効果が発揮されず汚れを落としきれなくなってしまうだけでなく、歯ブラシ自体が不衛生な状態になってしまうため、定期的な交換を心がけたいものです。
では、普段私たちが使っている歯ブラシは一体いつ交換すればよいのでしょうか?
この記事では、歯ブラシの寿命と適切な交換時期について詳しく解説します。
歯ブラシを変える適切な頻度
世の中にオーラルケア用品は数多く存在し、歯ブラシだけでもさまざまな種類があります。
ヘッドの大きさ・形状、毛先のかたさ・長さ・形状・材質など、歯ブラシによって特徴が異なるため、交換すべきタイミングも一概には言えません。
ただし、劣化した歯ブラシを使うことによるリスクを避けるためには、最低限以下の交換頻度を意識するようにしましょう。
一般的な理想の交換頻度は1ヶ月に1度
歯ブラシの適切な交換時期は、使用をスタートさせてから1ヶ月から1ヶ月半が理想的です。
ホワイトニングカフェが行ったアンケートによると、毎日歯を磨く人の割合は95.3%、そのうち77%の人が1日に2回以上歯を磨いていることが分かりました。
毎日使用していると、ちょうど1ヶ月が過ぎた頃から歯ブラシの毛先が劣化してくるため、理想は1ヶ月に1度、劣化が目立たない場合でも1ヶ月半に1度は新しい歯ブラシに交換するようにしましょう。
歯磨きの頻度が高い人は1週間に1度の交換がおすすめ
もちろん歯ブラシの毛先が広がるタイミングは、歯磨きの回数や頻度によっても変わってきます。
使用開始から1ヶ月が経っていなくても、ブラシの背中側から見て毛先がはみ出た場合は交換のサインです。
1日に沢山歯磨きをする方やすぐに歯ブラシがボロボロになってしまうという方は、もう少し頻度を上げて1週間に1度のペースで交換しても良いかもしれません。
以下の記事では、歯磨きの頻度について詳しくご紹介しておりますので、ぜひ合わせてご覧ください。
歯ブラシの交換忘れを防ぐ方法
見た目の変化がそこまで見られなくても、通常であれば1ヶ月に1度、毎日3回以上こまめに歯磨きをするというような人は1週間に1度の頻度で歯ブラシを変えるのが理想的です。
とはいえ、見た目に変化が表れなければ交換するタイミングを見失ってしまうかもしれません。
そこで、歯ブラシの交換忘れを防止するための方法を3つご紹介します。
防止策①歯ブラシの持ち手に使い始めた日付を記載する
「この歯ブラシいつから使っているんだっけ?」というような事態を避けるために、新しい歯ブラシを使い始めたら持ち手の部分に日付を書いておきましょう。
ただ単にマジックで書くだけだと濡れて消えてしまう恐れがあるので、その上からテープでカバーすると消えづらいです。
防止策②毎月決まった日に歯ブラシを変える
家で使う歯ブラシは他人に見られるようなものではありませんが、マジックの文字やテープが貼られていると、なんだか不格好に感じてしまうかもしれません。
それならば、毎月決まった日にちに歯ブラシを交換するようにしてみませんか?
スマホのカレンダーや手帳にメモして管理すれば、交換し忘れを防ぐことができます。
防止策③予備の歯ブラをシストックをしておく
いざ、歯ブラシを変えるべきタイミングが来たときに、肝心の新しい歯ブラシがなければ意味がありません。
「明日買いに行こう」と思っていても忘れてしまったり、忙しくて買いに行く時間が取れないこともあるでしょう。
また、電動歯ブラシを使用している場合、専用の替えブラシが近くのドラッグストアには売っていないというケースも多いです。
そうなると、ずるずる先延ばしになってしまい、気が付けば3ヶ月も同じ歯ブラシを使っているなんてことにもなりかねません。
交換すべきタイミングですぐに新しいものと交換できるように、常に予備の歯ブラシをストックしておきましょう。
歯ブラシを交換しないことによるリスク
ここまでは、歯ブラシの理想的な交換時期についてお話ししてきましたが、「そもそもなぜ歯ブラシを定期的に交換しなければいけないの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
また優しい力で歯磨きをしている方の中には「1ヶ月以上使っているけれど毛先が広がっていないから使い続けている」という方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、古くなった歯ブラシを使い続けていると次のようにさまざまなデメリットが生じてしまうのです。
①歯ブラシの毛数が抜けて汚れが落としにくくなる
冒頭でもお伝えしましたが、古い歯ブラシを使い続けていると毛先が折れたり歯ブラシの毛そのものが抜けたりして洗浄力が低下してしまいます。
毛先が劣化した歯ブラシは、新品の歯ブラシに比べて歯垢除去率が20%〜最大40%も低下するというデータもあるほどです。
どれほどお気に入りの歯ブラシでも、劣化し汚れが落としにくくなっているのであれば歯ブラシとしての役割は既に終えています。
新しいものに交換して、しっかりと歯垢や食べかす等を除去しましょう。
②歯ブラシの弾力がなくなり歯茎を傷つけやすくなる
歯ブラシの弾力がないと、自然とブラッシングにも力が入りゴシゴシと強い力で磨いてしまいます。
歯磨きを頑張るあまり「オーバーブラッシング」になってしまうと、かえって歯の表面や歯茎を傷つけやすくなってしまうため注意が必要です。
適切な交換時期を守り新しいものを使用することで、小さな力でもしっかりと汚れを落とすことができるでしょう。
③毎日の歯磨きで汚れや菌が繁殖し不衛生
1ヶ月間使用した歯ブラシには、歯垢や食べかすなど100万個の細菌が付着していると言われています。
この数は、トイレの便器に溜まっている水の約80倍の細菌数に相当します。
たった1ヶ月間でもこの数ですから、2ヶ月3ヶ月と使い続けるとしたら…考えただけでも恐ろしい数になりそうですね。
歯ブラシに付着した汚れを口に入れないためにも、適切な交換時期を守ることが大切なのです。
歯ブラシを清潔に長持ちさせるポイント
「歯ブラシに付いた細菌数はトイレの便器の80倍」
そんな恐ろしい数字を知ってしまった以上、
「1ヶ月に1度じゃ少なすぎる」
「もっと頻繁に交換しなければ」
と不安を感じてしまった方も多いかもしれませんが、毎日のお手入れ方法を改善できれば歯ブラシをより清潔に長持ちさせることができます。
ここでは、歯ブラシを清潔に長持ちさせるポイントをいくつかご紹介します。
ポイント①使い終わった歯ブラシは流水で洗い流す
歯ブラシを清潔に長持ちさせる上で最も大切なのは、ブラッシングの際に付着した汚れや細菌をその都度綺麗に落とすことです。
この時気をつけておいていただきたいのが、必ず水道から出した強めの流水で洗い流すことです。
特に歯ブラシの根本部分は汚れが溜まりやすいので、食べかすなどが挟まっていないかを確認しながら汚れを押し出すように洗ってください。
ポイント②ブラシの毛先を上にして保管する
湿度の高いジメジメとした場所では、カビや細菌が繁殖しやすく衛生面も気になります。
綺麗に洗った歯ブラシはペーパータオルやキッチンペーパーを使って水気を拭き取り、風通しの良い場所に立てて保管しましょう。
家族分の歯ブラシをまとめて保管する場合は、専用の歯ブラシホルダーなどを使用して1つひとつの歯ブラシの毛先が触れ合わないように注意します。
ポイント③程よい力でブラッシングする
歯ブラシは本来、1ヶ月程度では歯垢除去率が低下しないように作られているものがほとんどです。
しかし、ブラッシングの力があまりにも強すぎると1週間〜2週間という短期間で毛先が広がり劣化してしまいます。
毛先が広がって傷んだ状態の歯ブラシだと歯垢が落ちにくいだけでなく、傷んだ繊維は雑菌が繁殖する原因にもなりかねません。
歯磨きは「強く磨けば汚れが落ちる」というわけではありませんので、程よい力で正しくブラッシングするようにしましょう。
正しい歯磨きの方法については以下の記事で詳しくご紹介しておりますので、ぜひチェックしてみてください。
ポイント④菌が繁殖しにくい歯ブラシを選ぶ
「初めから菌が繁殖しにくい歯ブラシを選んでおく」というのも1つの手です。
ホワイトニングカフェがプロデュースするWHITENING CAFE homeの新発売商品「home イオン歯ブラシ」なら、いつもと同じように歯ブラシを握るだけでマイナスイオンが発生し歯ブラシを清潔に保ちながら歯垢や食べカスを効率的に除去できます。
イオン歯ブラシは、イオンが発生しない手磨き用の歯ブラシと比較すると歯垢除去率が1.5倍(約48%アップ)になることが、東京歯科大学・広島大学・九州歯科大学・米国マーケット大学が実施した臨床テストによって明らかになっています。
マイナスイオンを発生させるために使用する電池寿命は1年以上、ヘッド部分も交換可能で経済的です。
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歯ブラシの正しい洗い方
歯ブラシは口内を清潔に保つためのアイテムなので、歯ブラシ自体が不潔な状態になってしまっては意味がありません。
先ほど清潔に保つ方法をいくつかご紹介しましたが、歯ブラシの正しい洗い方についてより詳しく解説いたします。
不潔な歯ブラシの使用による口腔トラブルを防ぐためにも、なるべく長く歯ブラシを使うためにも、以下の洗い方を実践してみてください。
歯ブラシの洗い方①流水でしっかり洗う
ブラッシングをした後は、流水を使ってしっかり歯ブラシを洗います。
ただ単に水をかけるだけではなく、歯ブラシのヘッドを動かして様々な角度から流水をかけるように意識しましょう。
そうすることで、毛先の汚れはもちろん、奥に入り込んだ汚れも浮かして取り除くことができます。
歯ブラシの洗い方②コップに溜めた水で洗う
流水だけだと洗い残しが不安という方には、コップに溜めた水の中で歯ブラシのヘッドをジャブジャブと洗う方法も効果的です。
毛先の間にもしっかりと水が行き渡るため、奥に入り込んだ汚れがコップの中に浮き出てくるでしょう。
コップの中で洗浄した後は、流水を使ってしっかりと洗い流すことを忘れないでください。
歯ブラシの洗い方③指でもみ洗いする
一般的な歯ブラシの毛量は700本〜1200本と言われています。
最近では技術の進歩により、超極細の毛が約2万本敷き詰められているものもあるほど、歯ブラシに使用される毛の本数は非常に多いです。
そのため、毛の根元部分まで入り込んだ汚れは水で流すだけだと落ちていないかもしれません。
ブラッシングの後は、流水を当てながら汚れを掻き出すように揉み洗いしましょう。
歯ブラシの洗い方④歯間ブラシ
もみ洗いしても根元に絡んだ汚れがなかなか取れない場合は、歯間ブラシを使用してみてください。
歯と歯の間の歯垢を取り除く歯間ブラシは、歯ブラシを洗う時にも効果を発揮します。
また、歯間ブラシで歯ブラシを洗えば、歯間ブラシの洗浄にも繋がるため、一石二鳥ではないでしょうか?
歯間ブラシの使用方法については以下の記事をご確認ください。
歯ブラシの洗い方⑤十分に乾かす
丁寧に歯ブラシを洗った後は、しっかりと水分を切って保管しましょう。
菌は湿った環境を非常に好むため、歯ブラシをできる限り乾かすようにしてください。
特に、携帯用の歯ブラシケースやカバーを付けて保管している人は、ドライヤーの風で乾かしてから仕舞うと良いでしょう。
歯ブラシによっては毛が熱に弱い性質を持つ場合があるため、冷風・送風などで乾かすのがおすすめです。
歯ブラシを変える理想の頻度は1ヶ月に1度|まとめ
歯ブラシはお口の健康をまもるために欠かせないアイテムですが、使用期限の過ぎた歯ブラシを使い続けていると歯ブラシ本来の効果を発揮できなくなってしまいます。
歯ブラシの背中側から見て毛先がはみ出しているようであれば交換する、はみ出ていない場合でも使用し始めてから1ヶ月が過ぎている場合は交換の時期と捉えて新しいものに変えるようにしましょう。
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歯ブラシヘッドの交換時期は、一般的な手磨き用の歯ブラシと同じ1ヶ月〜1ヶ月半が目安です。
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歯科衛生士として一般歯科に勤務したのち、
ワーキングホリデーでカナダの歯科クリニックで歯科助手も経験。
2020年7月〜ホワイトニングカフェ、札幌にて勤務。