歯石は見た目では分からない?放置していると虫歯や歯周病の原因に
更新日:2022年10月04日/ 公開日:2022年10月04日
みなさんの中には、ふと鏡を見た際に歯が黒っぽくなっていることに気づいて、原因が何なのか気になっている方もいるのではないでしょうか。
歯石を放置していると虫歯や歯周病といったトラブルの原因につながると言われていますが、他にも見た目の印象に悪影響を及ぼす可能性もあるため注意が必要です。
この記事では歯石の正体は何なのかという点や、見た目にどんな影響があるのかという点に加えて、放置することで起こり得るリスク・予防法などについて解説していきます。
歯石の正体は何?見た目に影響はあるの?
毎日きちんと歯を磨いているつもりでも、実は見えないところにはすでに歯石ができてしまっていることも珍しくありません。
そのまま歯石がひどくなると見た目の印象にも影響する恐れがありますが、そもそも歯石は何が原因でできるのでしょうか?
まずは、歯石の正体や正体などについて確認していきましょう。
歯石は歯垢が石灰化してできたもの
なぜ歯石ができるのかというと、磨き残しなどによって蓄積された歯垢(プラーク)が唾液に含まれるカルシウムと混ざることで石灰化を起こすからです。
歯石は表面がザラザラしており何も対処しないままだと、歯石にさまざまな汚れが付着しやすくなり結果的に虫歯や歯周病のリスクを高めます。
歯垢の段階であれば、日頃の歯磨きを見直すか歯医者さんでクリーニングを受けることで除去できますが、歯石になってしまうと自力で除去することはできません。
歯石の種類は大きく分けて2つ
歯石と聞くと一般的に白っぽい色を思い浮かべると思いますが、実はこの白っぽい歯石に加えてもう1つ別の種類の歯石があります。
歯石を大別すると歯の表面に付着する白っぽい色をした「歯肉縁上歯石」と、歯茎の溝に付着する黒っぽい色の「歯肉縁下歯石」の2種類です。
歯肉縁下歯石が黒いのは、歯周病になった歯茎の中に生息している歯周病菌の色素が黒色をしていることや、歯周病による炎症で歯茎から出た血が混ざっていることが理由として挙げられます。
歯石は見た目では分かりづらい箇所にできやすい
上記の通り、歯肉縁下歯石は歯茎の溝に隠れるように付着するため見た目では分かりづらく、白い歯石である歯肉縁上歯石も下顎の前歯の内側や上顎の奥歯の外側にできやすいため、他人から見た場合に見た目で分かるケースは少ないです。
しかし除去せず放置していると歯周病を引き起こし歯茎のラインが下がってしまい、黒い歯石が見えるようになって見た目の印象を悪くすることにもつながりかねません。
歯石を放置するとどんなリスクがある?
歯石を除去せずに放置しているとさまざまなリスクを高めるという話をしましたが、具体的に以下のようなリスクが起こり得るでしょう。
②口臭がきつくなる
③見た目の印象が悪くなる
ここからは、歯石を放置することで起こるリスクについてご紹介していきます。
歯石を放置するリスク①虫歯・歯周病を引き起こしやすくなる
ここまでも軽く触れましたが、歯石を放置していると虫歯や歯周病といった口内トラブルを引き起こすリスクを高めることになりかねません。
歯石そのものが虫歯や歯周病を引き起こすわけではありませんが、表面がザラザラしている歯石には歯垢が付着しやすくなり、歯が細菌だらけになることによって虫歯や歯周病につながります。
虫歯や歯周病になれば歯や歯茎が痛くなるだけでなく、食べ物や飲み物を口にした際にしみるようになり日常生活にも支障を来してしまうでしょう。
歯石を放置するリスク②口臭がきつくなる
歯石は歯垢が石灰化することで固くなって歯にこびりつくわけですが、歯石にはたくさんの細菌が潜んでいるため放置していると口臭の原因にもなります。
歯石の細菌が歯肉に悪さを働くことで歯肉が出血を起こし、さらに歯肉が腫れて膿が出ることで、その膿や血の臭いが口からするようになるため注意が必要です。
口臭がきつくなると人と話すときに相手を不快にさせてしまう恐れもあるため、歯石ができていることに気づいたらすぐに歯医者さんに相談しましょう。
歯石を放置するリスク③見た目の印象が悪くなる
歯石を放置することで起こり得るリスクとして、虫歯・歯周病・口臭などがあるとお話しましたが、それ以外にも見た目の印象が悪くなるケースもあります。
基本的には見た目では分かりづらい箇所にできることが多い歯石ですが、ひどい場合は正面から見たときに分かるくらいこびりついていることも珍しくありません。
また上記でお話したように歯茎のラインが下がってしまうと、黒い歯石が目立ちやすくなって見た目が不潔に見える場合もあるため、放置せずきちんと除去することが大切です。
虫歯・歯周病を予防しよう!歯石の付着を防ぐ方法
すでに歯石ができてしまっている場合は自力で除去することは難しいため、歯医者さんに足を運んで「歯石取り」をしてもらう必要があります。
また日頃からきちんと歯磨きなどのケアを行なっておけば歯垢の付着を防ぐことができ、結果として虫歯・歯周病の予防にもなるでしょう。
では、歯石の付着を防ぐ方法としてはどういった方法があるのでしょうか?
歯医者さんで定期的にクリーニングする
毎日しっかりと歯磨きを行なっていても行き届いていない箇所がある場合や、正しい方法で歯を磨けていない場合はどうしても磨き残しが生じてしまいます。
そのためどれだけ歯磨きに自信がある方でも、定期的に歯医者さんに通ってクリーニングをしてもらうと良いでしょう。
歯医者さんではクリーニングによって口内を清潔な状態にしてくれるだけでなく、日頃の歯磨きにもアドバイスをしてくれるため、日々の歯磨きに不安がある方は1度相談することをおすすめします。
ホワイトニングカフェのホームケア商品を使う
歯石になる前の歯垢を除去したいのであれば、ホワイトニングカフェから販売されているオリジナルホームケア商品「WHITENING CAFE home」がおすすめです。
例えばイオン歯ブラシは握ることでマイナスイオンが発生し、マイナスイオンの力で歯から歯垢を剥がして付着しにくい働きをするため、通常の歯ブラシに比べ歯垢除去率が1.5倍です。(臨床テスト実証済み)
歯石による見た目の影響や放置によるリスク|まとめ
歯石を放置していると見た目の印象が悪くなるだけでなく、虫歯・歯周病・口臭といった口内トラブルに発展する可能性があります。
さらに歯周病になれば歯茎のラインが下がって、歯茎の溝にできる黒色をした歯肉縁下歯石が目立つようになり、余計に見た目の印象が悪くなってしまいかねません。
すでに歯石ができている場合は歯医者さんで除去してもらう必要がありますが、未然に歯石の付着を防ぎたいのであれば日頃のケアに力を入れるか、歯医者さんで歯のクリーニングをしてもらいましょう。
ホームケアにはホワイトニングカフェの「WHITENING CAFE home」のイオン歯ブラシを使用すれば効率良く歯垢の付着を防ぐことができます。
毎日行う歯磨きをイオン歯ブラシで行うことでより歯垢が付きにくくなり、歯石予防まで可能になります!日々のお手入れで清潔感のある口腔内を目指しましょう♪

歯科衛生士として一般歯科に勤務したのち、
ワーキングホリデーでカナダの歯科クリニックで歯科助手も経験。
2020年7月〜ホワイトニングカフェ札幌駅前店に勤務。