歯医者を途中で変えることは可能?ベストタイミングや注意点も解説
更新日:2022年09月27日/ 公開日:2022年09月27日
歯医者さんに治療に行くと、
「通っている歯科医院が痛い」
「歯科医院の先生に怒られるのが怖い…」
など、様々な理由から歯医者さんを変えるかどうか迷ったことがあるという方は多いのではないでしょうか?
しかし、歯医者さんを治療途中で変えても良いのか、何か手続きは必要なのかと不安になりますよね。
当記事では、歯医者さんを途中で変えることはできるのか、変更するベストタイミングや注意点についてご紹介していきます。
そもそも歯医者を途中で変えることはできるの?
先に結論を申し上げますと、歯医者さんを途中で変えることはできます。
治療がひと段落してから歯医者さんを変えることはもちろん、治療の途中であっても歯医者さんを変えることができるのです。
患者さんは歯医者さんを選ぶ権利があり、1度通い始めた歯医者さんに行き続ける義務もないため、好きなタイミングで歯医者さんを変えても問題ありません。
ただし、予約をしている場合は無断で歯医者さんを変えてしまうと歯医者さんにご迷惑をかけてしまうので、予約取り消しの連絡をしてから他の歯医者さんを探すようにしましょう。
歯医者を変えるのに特別な手続きは不要
歯医者さんを変える場合、特別な手続きは不要です。
そのため、何か書類を記入するといった作業をせずに新しい歯医者さんに通い始めても全く問題ありません。
「歯医者さんが何か合わない」「治療後に痛みやしみる」といったケースは良くあるため、歯医者さんを途中で変えることは珍しいことではないのです。
しかし、自分に合う歯医者さんを探すために何度も歯医者さんを変える「ドクターショッピング」を繰り返してしまうと、かえって完治から遠のいてしまうこともあります。
同じ歯医者さんに通い続ける方が早く治療が終わることもあるため、安易に歯医者さんを変えることが全て正しい選択ではないことも覚えておきましょう。
歯医者を途中で変えるメリット・デメリット
歯医者さんは治療の途中でも変えることはできますが、変えることのメリットやデメリットはどのようなことが挙げられるのでしょうか?
メリット・デメリットを理解して、自分に合う歯医者さんを見つけられるようにしましょう。
歯医者を途中で変えるメリット
歯医者を途中で変えるメリットは以下の通りです。
・前の歯医者さんの不満から解消される
・歯医者さんに通うことが辛くなくなる可能性がある
・違う視点で検査してくれる
歯医者さんを途中で変えることで自分に合う歯科医師の先生と出会える可能性があります。
痛みや染みがない歯科医師の方に出会えることもあるため、歯医者さんに通うことが苦痛ではなくなり、前の歯医者さんで感じていた不満から解消されることも考えられるでしょう。
また、前の歯医者さんとは違う視点で検査をしてくれるため、新しい虫歯が見つかることや手入れの方法などを詳しく教えてくれるといったメリットもあります。
歯医者を途中で変えるデメリット
歯医者を途中で変えるデメリットは以下の通りです。
・初診料やレントゲン撮影料がかかる
・ドクターショッピングになることもある
歯医者さんと途中で変えたとしても、必ず自分に合う歯科医師の方に出会えるとは限りません。
「前の歯医者さんの方が良かった」と後悔することもあり、転院を繰り返すことでドクターショッピングに繋がってしまいます。
また、歯医者さんを変えるということはまた1から自分の歯や口内を検査することになるため、初診料やレントゲン撮影料がかかり、同じ歯医者さんに通い続けるよりもお金がかかることもデメリットとして挙げられます。
歯医者を途中で変えるベストタイミングは?
歯医者さんを途中で変えるベストタイミングとしては、「歯医者さんの治療法に疑問や不安があり通院が苦痛に感じる時」です。
不信感を持ってまで同じ歯医者さんに通い続ける必要はないため、通院が苦痛に感じる場合は歯医者さんを変更することも視野に入れてみましょう。
また、虫歯の治療が一通り完了し、次回の来院予定が無くなった時も効果的です。
セカンドオピニオンも効果的
歯医者さんを途中で変える際、セカンドオピニオンを活用することも効果的です。
セカンドオピニオンとは、治療を担当していた歯科医院とは異なる歯科医院の医師に治療方法や診断結果について新たな意見を求め、患者自身が納得のいく最善の治療方法を選択できるようにすることを言います。
歯科医院によって治療方法や診断結果は異なるため、別の歯医者さんへセカンドオピニオンを求めることはあまり珍しいことではありません。
セカンドオピニオンを行うことで、自分の考えと合致する歯科医院に出会えることもあるため、転院のきっかけにもなるのです。
セカンドオピニオンを行う際は、担当しているかかりつけの歯医者さんにレントゲンや診断資料などを他の歯医者さんに提供してもらう必要があります。そのため、今通っている歯医者さんにセカンドオピニオンができるかどうかの確認は必ず取るようにしましょう。
歯医者を途中で変える際の注意点
歯医者を途中で変えることは誰でも自由に行うことができますが、変更するにあたっていくつかの注意点が存在します。
歯医者さんを途中で変える注意点を把握して、自分に合う歯科医院を見つけましょう。
歯医者を途中で変える注意点|①ドクターショッピング
歯医者さんを途中で変える際は、ドクターショッピングにならないように気をつけましょう。
ドクターショッピングとは上記でもご説明している通り、自分に合う歯医者さんを探すために何度も歯医者さんを変える行為のことで、何回も転院を繰り返してしまうと完治からどんどん遠のいてしまいます。
そのため、闇雲に歯医者さんを転々とするのではなく、どのような理由で歯医者さんを変えたいのかという原因をはっきりさせてから変えることをおすすめします。
歯医者を途中で変える注意点|②入念にリサーチする
歯医者さんを途中で変える場合、次に通う歯医者さんのリサーチを入念に行いましょう。
リサーチを行わずに次の歯医者さんを予約してしまうと前の歯医者さんとは違う理由で不満が募ることもあり、また転院を繰り返すなどドクターショッピングに繋がりやすくなってしまいます。
歯医者さんを調べる際は、歯医者さんのHPに記載されている症例やGoogleマップの口コミなどを確認して、自分の不満が解消される歯医者さんを探すことが大切です。
可能であれば、今通っている歯医者さんからおすすめの歯科医院を教えてもらうといったこともリサーチの1つです。
歯医者を途中で変える注意点|③現在の歯の状態を把握する
歯医者さんを途中で変える場合は、現在の歯の状態をできるだけ把握しておきましょう。
「どこの歯が虫歯なのか」「どの治療法に痛みを感じるのか」など、現在の歯の状態や自分が苦手とする治療法などをあらかじめ把握しておくことで、次の歯医者さんと円滑なコミュニケーションが取れます。
歯医者さんも患者さんの状態を把握することで痛みや染みがないように最善を尽くしてくれるため、相性の良い歯医者さんに出会える可能性が高まります。
歯医者を途中で変える注意点|④お金を貯めておく
歯医者さんを途中で変える場合、1から検査を行うため初診料やレントゲン撮影などがかかります。いつも歯医者に通っている金額よりも高い治療費がかかるため、お金を貯めておきましょう。
転院を想定した治療費を事前に用意しておくことで、金欠の状態になることなくスムーズに歯医者さんを変更することができます。
歯医者を途中で変えることは可能?ベストタイミングや注意点|まとめ
今回は、歯医者さんを途中で変えることはできるのか?というトピックについてご紹介してきました。
重要なポイントをもう1度おさらいします。
・変更する際は前の歯医者に連絡などは不要
・変更する場合はドクターショッピングに注意
・歯医者を変える場合は入念なリサーチがカギ
歯医者さんはたとえ治療途中でも変えることが可能です。
もし治療方法や料金に不満があり、通院が苦痛に感じている場合は歯医者さんを変えることも検討してみましょう。
ただし、自分に合う歯医者さんを探すために複数の歯科医院を転院してしまうとかえって完治から遠のいてしまうこともあるため、他の歯医者さんを入念にリサーチをしてから慎重に変更することをおすすめします。

歯科衛生士として一般歯科に勤務したのち、
ワーキングホリデーでカナダの歯科クリニックで歯科助手も経験。
2020年7月〜ホワイトニングカフェ札幌駅前店に勤務。