マウスウォッシュは口臭予防に効果的?使用のタイミングや選び方
更新日:2023年10月20日/ 公開日:2022年04月05日
自宅でも簡単にオーラルケア・デンタルケアができるマウスウォッシュ。
口臭予防のほか、歯周病予防、虫歯予防にも効果的なマウスウォッシュですが、各メーカーからさまざまな製品が出ているため、どれを選べばいいのか分かりません。
そこで今回は、口臭予防におすすめのマウスウォッシュの選び方をご紹介します!
また、口臭予防の効果を最大限に引き出すマウスウォッシュの正しい使い方や注意点についてもご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
マウスウォッシュは「洗口液」「液体歯磨」の2種類ある
スーパーやドラックストアのデンタルコーナーに行くと、数十種類ものマウスウォッシュが並んでいるため「一体どれを選べば良いのか分からない」と迷ってしまった経験はありませんか?
市販のマウスウォッシュは、お口をすすぐだけで簡単にケアできる「洗口液(マウスウォッシュ)」タイプと、ブラッシングをすることで効果を発揮する「液体歯磨(デンタルリンス)」タイプの2種類に大きく分類され、いずれも手軽かつ短時間でお口の汚れや臭いをケアできる便利なアイテムとなっています。
洗口液と液体歯磨のパッケージは非常によく似ているため、見分けがつかない場合は製品の裏面の記載を確認してみてください。
すすぐだけの「洗口液」タイプ
表示 | 洗口液 |
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使用手順 | ①歯磨きをする ②マウスウォッシュを口に含んでゆすぐ |
ポイント | ・歯磨き後の仕上げとして使用 ・どうしても歯磨きができない時に便利 ・簡単に口臭ケアができる |
初めにご紹介する「洗口液」は、別名「マウスウォッシュ」「オーラルリンス」とも呼ばれ、液体を口に含み軽くすすぐだけでオーラルケアができる製品です。
口臭予防の効果が期待できる上に、製品によっては虫歯・歯周病予防にも役立ちますが、『歯磨きの代わりにはならない』という点には注意してください。
あくまで、歯磨き後の仕上げとして使用するものなので、普段から歯磨きはしっかりと行いましょう。
ただし、外出先や災害時、体調不良などによりどうしても歯磨きができない時にはマウスウォッシュを使用して簡易的なオーラルケアが可能です。
携帯に便利なミニボトルタイプのものを1本カバンの中に忍ばせておけば、口臭が気になったタイミングでサッと使えるため、歯磨きができない状況でも活躍してくれます。
ブラッシングで効果を発揮する「液体歯磨」タイプ
表示 | 液体歯磨、液体ハミガキ など |
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使用手順 | ①デンタルリンスを口に含んでゆすぐ ②歯ブラシでブラッシングする |
ポイント | ・歯磨き粉の代わりとして使用 ・歯や歯茎にやさしい ・口内の隅々まで成分が行き渡る |
続いてご紹介する「液体歯磨」は、「デンタルリンス」とも呼ばれるブランシングによって効果を発揮するオーラルケア製品です。
「口をすすいだ後にブラッシングをする」タイプや「口に含んだ状態でブラッシングをする」タイプなど、メーカーによって使用方法は異なるものの、共通しているのは「歯ブラシと一緒に使用する」という点です。
洗口液のように口に含んでゆすぐだけでは効果を発揮しないため、デンタルリンスでゆすいだ後には必ずブラッシングを行いましょう。
「ブラッシングするのであれば普通の歯磨き粉で良いのでは?」と思われる方もいるかと思いますが、デンタルリンスなら液体成分が口内の隅々まで行き渡るため漏れがなくオーラルケアを行えます。
また、一般的な練り歯磨き粉に含まれている研磨剤が配合されていないため、歯を傷つけることなく虫歯や口臭を予防できるといったメリットもあります。
マウスウォッシュを使うおすすめのタイミング
マウスウォッシュは、いつどのようなタイミングで使うと「口臭予防」に効果を発揮してくれるのでしょうか?
ここでは、マウスウォッシュを使うおすすめのタイミングについてご紹介します。
①昼食後歯磨きができない時の口臭予防に
オフィスで働いている方の中には「ランチ後にすぐに会議があって歯磨きに時間をかけられない」という方も多いはず。
口臭対策として有名なキシリトール入りのガムも、デスクワーク中や会議中に噛むわけにはいきませんよね。
そんな時に役立つのがマウスウォッシュ。お昼休憩の最後に短時間でお口の中を手軽に洗浄できるマウスウォッシュを使ってみませんか?
お口の中がスッキリすれば、眠気も吹き飛び午後からの仕事も一層はかどるはずです。
②お出かけ前の口臭予防に
友人とのお出かけや気になる人とのデートなど、人と会う前の口臭予防にもマウスウォッシュが効果的です。
どれだけ髪型や服装がオシャレに決まっていても、口臭が強いと不潔な印象を与えてしまいます。
特に長時間マスクをつけていると、高湿度の環境で細菌が繁殖しやすい状態になったり、口呼吸が増えて唾液が減ることで口臭が強くなりがちです。
お出かけの前には積極的にマウスウォッシュを活用して、口臭予防を行いましょう。
③妊娠中つわりがひどくて歯磨きができない時に
ホルモンバランスが乱れやすい妊娠中は、唾液の分泌量が減少し口臭も強くなりやすいと言われています。
加えて、食べカスや歯周病菌がお口の中に止まることによって歯周病になるリスクも高まったり、さらには妊娠時の歯科トラブルがお腹の中の赤ちゃんにも影響を与える恐れもあります。
とはいえ、つわりによって歯磨き粉の味を受け付けなくなったり、歯ブラシを口に入れることすらも辛いと感じてしまうことも少なくありません。
そんな時にマウスウォッシュを使えば、口臭予防はもちろんのこと虫歯や歯周病予防の効果も期待できます。
歯ブラシを口に入れることが辛い場合は口をすすぐだけの「マウスウォッシュ」を、より細かい歯と歯の間の細菌予防には「デンタルリンス」を選んでみてください。
マウスウォッシュを選ぶ上でのポイント
つづいて、口臭予防対策におすすめのマウスウォッシュの選び方についてご案内します。
マウスウォッシュの選び方のポイントは、次の2つです。
・香りや刺激など使用感選ぶ
それぞれ順番に解説していきますので、ぜひマウスウォッシュ選びの参考にしてみてください。
①目的や効果に合わせてマウスウォッシュを選ぶ
せっかくマウスウォッシュを使うなら、使用の目的や効果によって選んでみませんか?
記事の冒頭でご紹介した、マウスウォッシュとデンタルリンス。それぞれ別の用途がある商品ですが、口臭予防を目的とするならどちらを選んでも問題ありません。
なお、医薬部外品の表示があるものに関しては配合されている薬用成分に応じて期待できる効果が異なるため、購入の前にはパッケージの表示や裏面の成分表を確認しておくと安心です。
例えば、マウスウォッシュを使用する主な目的が口臭予防である場合は、口臭の原因となる菌を殺菌する「CPC(塩化セチルピリジニウム)」「二酸化塩素」などが含まれた製品を選ぶと良いでしょう。
口臭予防よりも虫歯や歯周病予防を重視する方には、虫歯の原因となる菌の繁殖を防ぐ「キシリトール」や、歯垢を分解する酵素である「デキストラナーゼ」と呼ばれる成分に着目してみてください。
②香りや刺激・使用感でマウスウォッシュを選ぶ
口に入れた時の香りや刺激など使用感が好みのマウスウォッシュを選べば、毎日のオーラルケアがもっと楽しくなるはずです。
口内はとても敏感なので、効果・効能は良いものの香りや使用感が自分に合っていないと感じるのであれば、別の商品を試してみるのも良いかもしれません。
マウスウォッシュの中には口に含んだ時にピリピリと刺激を感じるものがありますが、これはマウスウォッシュに含まれるアルコール成分による作用です。
お子さまと一緒に使用したい方や口内炎などお口にトラブルを抱えている方は、ノンアルコールタイプやオーガニックタイプなどできるだけ刺激の少ないマウスウォッシュを選ぶと良いでしょう。
③サイズ・値段でマウスウォッシュを選ぶ
マウスウォッシュの容量やサイズには特に決まりはなく、メーカー・商品によってバラバラです。
自宅で日常的に使用するのであれば、コスパが良い500ml以上の大型のマウスウォッシュをおすすめします。
100ml程度の少量タイプ、1回分が個包装されている使い切りタイプのものは、持ち運びが楽なので外出先での使用にとても便利です。
気になるお値段ですが、600円程度のものから5,000円以上するものまで幅広く、効果・効能・使用感などをふまえて自分に合った商品を見極めなければなりません。
どのマウスウォッシュでも口臭予防の効果は期待できますが、安い商品のものや海外製のものの中には刺激が強すぎる商品も少なからず存在するため注意してください。
マウスウォッシュの正しい使い方と注意点
最後に、マウスウォッシュの適切な使い方と注意すべき点をご紹介します。
普段何気なく使っているマウスウォッシュですが、実は意外な危険性も潜んでいるため要チェックです。
必ず歯磨き後に使用する
マウスウォッシュは必ずしっかりと歯磨きをしてから使用するようにしましょう。
使用後は口内がすっきりとして歯磨き後と同じような爽快感が得られますが、歯磨きと同じ効果はありません。
あくまでも歯磨き後の補助として役割なので、マウスウォッシュを歯磨き代わりに使用しないでください。
また、歯磨きの前に使用する行為も、せっかくの有効成分を歯磨きによって洗い流してしまうことになるためおすすめしません。
使用後すぐに飲食しない
マウスウォッシュの効果は、長いものであれば12時間持続します。
ですが使用後すぐに食事を摂ってしまうと、せっかく殺菌したにも関わらずすぐに細菌が繁殖してしまい口臭に繋がりかねません。
また、すぐに水を飲んでしまうと口内の隅々まで行き渡ったマウスウォッシュの成分を洗い流してしまうため、食事だけでなく水を飲むこともなるべく控えてください。
目安としては、マウスウォッシュを使用して30分程度は飲食しないように心がけましょう。
口内のトラブルに注意
口内に傷や口内炎、出血などがある場合、マウスウォッシュを使用することで悪化してしまうかもしれません。
エタノールなどのアルコール成分が配合されたマウスウォッシュは刺激が強いので、口内トラブルが発生しているのであればノンアルコールタイプのマウスウォッシュを使用しましょう。
口内炎はウイルスや細菌が原因で起こる場合もあるため、普段からマウスウォッシュを使用していれば口内炎リスクを減らすことができます。
使いすぎは逆効果
マウスウォッシュの過度な使用は、かえって口内環境を悪化させてしまう危険性を伴います。
人の口内には常に複数の細菌が繁殖しており、その中には害がない健康な細菌も含まれているのです。
それらの必要な細菌まで排除してしまうと、口内環境が乱れて虫歯や口内炎の発生リスクが高まってしまいます。
また、揮発性の高いアルコールタイプを使いすぎると口内が乾燥しやすく、口臭・虫歯・歯周病などの症状を引き起こしかねません。
マウスウォッシュの使用は1日に2~3回程度にとどめ、必ず用法・容量を守るようにしてください。
毎日のケアにマウスウォッシュを取り入れて口臭予防!|まとめ
今回は口臭予防におすすめのマウスウォッシュの種類や使用のタイミング・選び方について解説しました。
「食後の歯磨きができない」「口臭が気になる」そんなお悩みの背景には、「昼休憩が十分に確保できない」「妊娠中で歯磨きが辛い」「長期に渡るマスク生活でお口の中が乾く」などさまざまな要因が隠れているため、マウスウォッシュはご自身の生活スタイルやお悩みに合わせて選ぶことが大切です。
また、アルコールが含まれているマウスウォッシュは刺激が強く、かえって口の中を乾燥させ歯の黄ばみや口臭を強くしてしまう恐れもあります。
「ピリピリとした刺激や痛みが苦手」
「口臭だけではなく歯の黄ばみも気になる」
という方はぜひ刺激の少ないノンアルコールタイプのマウスウォッシュを選んでみてくださいね。
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歯科衛生士として一般歯科に勤務したのち、
ワーキングホリデーでカナダの歯科クリニックで歯科助手も経験。
2023年9月~ホワイトニングカフェ札幌東急百貨店に勤務。