オフィスホワイトニングの費用相場は?保険適用についてや長持ちさせる方法も解説
更新日:2025年02月20日/ 公開日:2023年03月02日
オフィスホワイトニングで歯を白くしたいと思った時にまず気になるのが、施術にかかる費用ではないでしょうか?
今回はオフィスホワイトニングの特徴について改めてご紹介しながら、オフィスホワイトニングの値段や、保険適用についてなどを徹底解説していきます。
また、効果が出るまでに通うべき頻度・効果を長持ちさせる方法についてもご紹介しておりますので、是非最後までご一読ください!
そもそもオフィスホワイトニングとは?
オフィスホワイトニングは過酸化酸素を主成分としたホワイトニング溶液を用いて歯の黄ばみを分解し、白い歯に導く施術です。
自宅で行なうホームホワイトニングや専門サロンで行なうセルフホワイトニングよりも高濃度のホワイトニング溶液を使用していること、歯科医院などの医療機関において歯科医師や歯科衛生士によって施術が行われること、他のホワイトニングよりも短期間で白さを実感しやすいことなどが主な特徴です。
歯科医院によっても異なりますが、1回の施術には1時間ほどかかります。
オフィスホワイトニングに通う頻度
オフィスホワイトニングは、他のホワイトニングに比べて高濃度のホワイトニング溶液を使用している分、より短期間で効果を実感しやすいと言われています。
もともと着色汚れが少ない人であれば、1回目の施術で満足のいく白さを手に入れられることもあるようですが、オフィスホワイトニングの平均的な持続期間は約3〜6ヶ月程度と言われており、ホワイトニング効果を持続させたい場合は、2〜3ヶ月に1度の頻度でメンテナンスに通う必要があります。
また、色戻りを防ぐためにも施術後2日はコーヒーやワイン・カレー・といった着色性の強い食品は控えることが大切です。
ホワイトニング薬剤についてはこちらの記事でも詳しく解説しています!
オフィスホワイトニングのメリット・デメリット
オフィスホワイトニングについて理解できたところで、メリット・デメリットをそれぞれ解説していきます。
オフィスホワイトニングのメリット
オフィスホワイトニングの主なメリットは以下の通りです。
オフィスホワイトニングは歯科医院で行う施術であるため、高濃度の薬剤を使用しており、短期間でも効果を感じやすいでしょう。
また、プロが行うことから色ムラが生まれにくく、お口全体のチェックを受けるため虫歯や歯周病といった口内トラブルを発見・治療してもらうことができるでしょう。
オフィスホワイトニングのデメリット
一方、オフィスホワイトニングのデメリットは以下の通りです。
オフィスホワイトニングは効果を実感するのが早い分、歯が元の色に戻ってしまうのも早い言われています。
また、使用する薬剤の濃度が高いため染みやすく、痛みや不快が生じる可能性も考えられます。
オフィスホワイトニングは事前に虫歯や歯石の除去を行ってから施術に入るため、すぐにホワイトニングに入れないこともあるでしょう。
オフィスホワイトニングの費用相場は?
オフィスホワイトニングの概要を理解したところで、オフィスホワイトニングの費用相場や、保険適用の有無について解説していきます。
ちなみに歯科医院で受けられるホワイトニングには、オフィスホワイトニングの他に自宅でケアを行なうホームホワイトニングがあります。
また最近では、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用した「デュアルホワイトニング」を推奨する歯科医院も珍しくないようです。
そこでここでは、
について、詳しくご説明していきます。
オフィスホワイトニングには保険が適用される?
そもそもホワイトニングは歯を白くする審美目的の施術です。
そのため、歯科医院で行う施術であっても保険適用はされず、全額自己負担となっています。
虫歯などの治療費は保険が効くため、比較するとホワイトニング費用は高額に感じる方が多いでしょう。
東京都にある10院のオフィスホワイトニング費用を比較
では、具体的にホワイトニングの費用はどのくらいなのでしょうか。
まずは東京都内でオフィスホワイトニングが受けられる歯科医院10院の費用を比較していきたいと思います。
オフィスホワイトニング1回あたりの費用・施術を行なう歯の本数・施術に要する時間またはLEDを照射する時間をまとめてみました。
歯科医院名 | 1回あたりの費用 | 施術範囲 | 所要時間 |
---|---|---|---|
Sクリニック (新宿) |
8,800円〜 | 本数無制限 | 所要時間:60分 |
S歯科 (新宿) |
11,000円 | 歯全体 | 所要時間:60分 |
A歯科 (赤坂) |
8,800円 | 16本 | 所要時間:60分 |
Mデンタルオフィス (丸の内) |
22,000円 | 歯全体 | 所要時間:90分〜120分 |
Tクリニック (六本木) |
41,800円 | 20本 | – |
Wデンタルオフィス (目黒) |
15,400円 | 歯全体 | 照射時間:8分×2回 |
Tクリニック (虎ノ門) |
22,000円〜 | 1本 | – |
G歯科 (銀座) |
29,700円 | 歯全体 | 照射時間:6~8分×2~3回 |
M歯科 (青山) |
66,000円 | 20本 | 照射時間:15分×3回 |
U歯科 (錦糸町) |
39,600円 | 16本 | 照射時間:7分×3回 |
上記に挙げた10院以外にもさまざまな歯科医院をチェックしてみましたが、使用する薬剤や機器が異なるため料金にも大きな差が見られました。
1回単位ではなく、オフィスホワイトニング3回分とホームケア商品・メンテナンス費用などがセットになったコースを設けている歯科医院も多かったです。
これら10院の比較表を参考に、オフィスホワイトニング・デュアルホワイトニングでかかる費用について詳しくみていきましょう。
オフィスホワイトニングの費用|①1回あたりの施術料金
オフィスホワイトニングの費用相場は、1回あたり1〜3万円が目安です。
使用している薬剤によっても異なりますが、3ヶ月に1度のペースで1年間に4回施術を受ける場合、歯の白さをキープするために年間4〜12万円ほど見ておく必要があるでしょう。
歯科医院によっては定期的に通院して施術を受けることを条件に、お得な回数券や割引きサービスが用意されていることもあります。
オフィスホワイトニングの費用|②デュアルホワイトニングの施術料金
先ほどもお伝えした通り、デュアルホワイトニングはオフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用した施術方法です。
デュアルホワイトニングでは、歯科医院でオフィスホワイトニングを受けた後、歯科医院で作ってもらったマウスピースと薬剤を受け取り自宅でケアを行います。
費用相場は、1回あたりのオフィスホワイトニングの料金1〜3万円に加えてマウスピースや薬剤の費用を合わせた5〜10万円が目安です。
金額は跳ね上がりますが、オフィスホワイトニング単体で施術を受けた場合よりも効果が長く、平均1〜2年ほど白さが持続するため、長い目で見ればお得になると考える方も多いようです。
オフィスホワイトニングの効果を長持ちさせて費用を節約
1回あたりに1万円以上の費用がかかるオフィスホワイトニングは、決して安いものではありません。
また、強力な漂白作用を持つ過酸化水素を使用しており、歯や歯茎に少なからずダメージを与えてしまうので、短期間で何度も受けられるわけではありません。
費用を節約するためにも、歯へのダメージを軽減するためにも、通院回数はなるべく少なくしたいですよね。
そこでここからは、オフィスホワイトニングの効果を長持ちさせ、歯の白さをなるべく長くキープする方法をご紹介したいと思います。
効果を長持ちさせる方法|①正しく歯磨きを行なう
やはり、歯の白さをなるべく長くキープするためには、しっかりと歯磨きをすることが何よりも大切です。
歯の黄ばみの原因はほとんどが着色汚れによるものなので、毎日丁寧に歯磨きをしていればすぐに歯が汚れるということはないでしょう。
ただし、ただ闇雲に何度も歯磨きをしていれば良いということではありません。
起きた時・毎食後・寝る前に歯磨きをするのが理想的ですが、力任せにゴシゴシと磨いたり、古くて傷んだ歯ブラシを使用していたり、刺激が強い歯磨き粉を使用していると、歯や歯茎を痛めてしまう恐れがあるため注意してください。
歯磨きの理想の頻度や正しい磨き方については以下の記事で詳しくご紹介しておりますので、ぜひ合わせてご覧ください。
効果を長持ちさせる方法|②食べ物・飲み物に気を付ける
先ほども少し触れましたが、歯の黄ばみは着色汚れが原因で、着色汚れには食べ物・飲み物が大きく関わっています。
コーヒー・ケチャップ・カレーなどの色素が濃い食べ物・飲み物は歯の着色汚れに繋がりやすいため、歯の白さをキープしたいのであればなるべく避けるか、食後にブラッシングをするようにしてください。
また、大豆・バナナ・お酢などは色素自体は薄いものの、歯の汚れに繋がりやすい成分が含まれているため同じく注意が必要です。
オフィスホワイトニングの場合、特に施術から48時間以内は歯の表面が敏感で汚れが付着しやすい状態となっているため、食事制限が設けられています。
以下の記事では、歯の黄ばみに繋がりやすい食べ物・飲み物をわかりやすくまとめておりますので、気になる方は一度チェックしてみてください。
効果を長持ちさせる方法|③禁煙をする
近年、世界的にタバコを減らす取り組みが活発になっており、日本でもタバコが吸える飲食店はかなり少なくなってきました。
また、タバコ税の値上げも相まって年々喫煙者の人数は減ってきていますが、愛煙家の方もまだまだ多くいらっしゃいます。
ですが、もしもホワイトニング効果を長持ちさせたいのであれば、禁煙することをおすすめします。
タバコに含まれているニコチン・タールといった成分が歯の黄ばみを招くだけではなく、歯茎にもダメージを与えますので歯周病のリスクが高まります。
とはいえ、タバコは非常に依存性の高いものなので簡単に禁煙できるわけではありません。
もしすぐに禁煙することが難しいのであれば、ニコチン・タールを含まない電子タバコに切り替えてみることも検討してみませんか?
タバコが歯や歯茎に与える影響については以下の記事で詳しく解説しておりますので、特に喫煙者の方はぜひご覧になってみてください。
効果を長持ちさせる方法|④ホームケアグッズを使う
オフィスホワイトニングは頻繁に通えるものではないため、なるべく長持ちさせるには毎日のケアがとても重要になってきます。
毎日正しく丁寧に歯磨きすることはとても重要ですが、使用する歯ブラシ・歯磨き粉もおろそかにしてはいけません。
セルフホワイトニング専門サロン「ホワイトニングカフェ」が監修しているホームケアグッズ『WHITENING CAFE home』シリーズでは、独自開発の歯ブラシ・歯磨き粉・マウストリートメント・マウスウォッシュを販売しております。
ホワイトニングの効果を長持ちさせ白い歯をキープするために、ぜひ『WHITENING CAFE home』の商品をお試しください。
オンラインショップや店頭から気軽にご購入いただけます♪
オフィスホワイトニングの費用にまつわる疑問を解決
それでは最後に、オフィスホワイトニングの費用にまつわるよくある疑問にQ&A形式でお答えしていきます。
後々になって「こんなに費用がかかるなんて知らなかった」と後悔することのないよう、費用面での疑問を解決しておきましょう。
オフィスホワイトニングの疑問|①追加料金がかかることはある?
ホワイトニングの施術費用の他に、虫歯や歯周病のチェック・クリーニングを兼ねた歯科検診代がかかるケースもあります。
ホワイトニングの施術費用の他に、虫歯や歯周病のチェック・クリーニングを兼ねた歯科検診代がかかるケースもあります。
これは、虫歯や歯周病があるとオフィスホワイトニング中に薬剤がしみるなどのトラブルの原因になるため、歯医者でホワイトニングをする際は必要不可欠なものです。
なお、歯科検診で歯に異常が見つかった場合は、オフィスホワイトニングよりも歯の治療が優先されます。
オフィスホワイトニングの疑問|②値段が高くて継続できない場合は?
ホワイトニングにはいくつか種類があり、使用する薬剤や施術を受ける場所によって値段も大きく異なります。
「オフィスホワイトニングを受けたいけれど、値段が高くて継続できない」という方には、セルフホワイトニング専門のサロンでお客さま自らの手で施術を行なう「セルフホワイトニング」もおすすめです。
ここでは、全国に店舗を構える「ホワイトニングカフェ」を例にセルフホワイトニングの施術の流れを簡単にご説明します。
オフィスホワイトニングの費用は?相場・頻度・効果|まとめ
ホワイトニングには保険が適用されないためどうしても費用がかかってしまうものです。
「見た目をよくするためだけに、そんなにお金をかけられない」と感じた方も多くいらっしゃるかもしれませんが、実際にホワイトニングを受けた方の中には、
「口元のコンプレックスが解消されて自分に自信が持てた」
「思いっきり口を開けて笑えるようになった」
など値段以上の価値を感じている方も多くいらっしゃいます。
結婚式など特別なイベントを事前に控えている方は、オフィスホワイトニングを1度だけ試してみるのも良いでしょう。
反対に「多少お金がかかっても良いから少しでも長くホワイトニング効果を持続させたい」という方は、思い切ってデュアルホワイトニングに投資してみるのも手かもしれません。
また、ホワイトニングをリーズナブルに体験したい方やタバコやコーヒーによる着色汚れが気になっている方には、記事の後半でご紹介したセルフホワイトニングもおすすめです。
セルフホワイトニングについてもっと知りたいという方は、ぜひホワイトニングカフェの公式サイトからその魅力をチェックしてみてください♪

コラム監修:菊地ありさ
北海道歯科衛生士専門学校卒業
歯科衛生士として一般歯科に勤務したのち、
ワーキングホリデーでカナダの歯科クリニックで歯科助手も経験。
2023年9月~ホワイトニングカフェ札幌東急百貨店に勤務。