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歯石取りはセルフでできる?自分で歯石を取るのはやっぱり危険!

更新日:2023年11月08日/ 公開日:2023年08月30日

インターネットでは、歯石を自分で取る「スケーラー」が販売されています。

歯石取りといえば、歯科医院で行うものというイメージがありますが、自分で取ってもいいのでしょうか?

この記事では、
・歯石とはそもそもどういうものなの?
・歯石は自分で取ってもいいの?

という疑問にお答えしながら、セルフで行う歯石取りが危険な理由、歯石を予防するおすすめの方法についてご紹介します。

歯医者で治療を受ける様子

そもそも歯石とは?

歯石が付いた歯

歯垢が口腔内に長時間留まって、粘着性ある膜のようになった塊のことを「バイオフィルム」と言います。

このバイオフィルムに、唾液中に含まれるカルシウムやリンが作用し石灰化したものが「歯石」です。

歯石は、唾液腺がある下前歯の裏側や上奥歯の外側など、鏡などでは自分で確認できない場所に生じやすいと言われています。

バイオフィルムは2日〜3日で石灰化して歯石になると言われており、一度ついてしまうと歯ブラシでは取り除けないほど硬くなります。

歯石取りはセルフでできる?「スケーラー」とは?

スケーラー

冒頭でもお伝えした通り、インターネット上ではセルフで歯石取りができる「スケーラー」と呼ばれる器具が販売されています。

スケーラーは歯石を除去する器具の総称で、大きく「ハンドスケーラー」と「超音波スケーラー」に分かれます。

ハンドスケーラー ・フックのような形をした金属の刃がついている
・手を使って歯石を取る
・インターネットやドラックストアでも販売されている
超音波スケーラー ・専用の機械に装着して使用する
・器具の先端から超音波を発生させて歯石を取る
・取り扱いは歯科医院のみ

一般的にセルフケア用として販売されているのは、自分の手で歯石を取るハンドスケーラーです。

最近はインターネットだけではなく、ドラックストアや100円ショップなどでも見かけるようになりましたが、ハンドスケーラーを使ってセルフで歯石取りを行うのは大変危険です。

なぜおすすめできない?セルフ歯石取りが危険な理由!

歯石取りの様子

先ほどスケーラーには、超音波スケーラーとハンドスケーラーの2種類あるとお伝えしました。

超音波スケーラーは歯科医院でしか使用できませんが、ハンドスケーラーはインターネットやドラックストアでも販売されているため「セルフで歯石を取ってもいい」と感じる方がいるのも無理はありません。

しかし、先ほども述べたように一般の方がハンドスケーラーを使うのは危険な行為です。

ここでは、ハンドスケーラーを使ったセルフ歯石とりが危険な理由について解説します。

セルフ歯石取りが危険な理由|①歯や歯茎を傷つける

持ち手の先にフックのような硬い金属の刃がついていることからも分かるように、ハンドスケーラーは刃物の一種のため取り扱いには注意が必要です。

実際に歯科医院で施術を行う歯科衛生士の方々も、専門の資格を取得した上で、日々ハンドスケーラーの技術を磨き続けています。

大切な歯と歯茎を傷つけないためにも、歯石取りはプロに任せるのが安心です。

セルフ歯石取りが危険な理由|②完全には取りきれない

セルフでハンドスケーラーを使う時、鏡を見ながら刃先で歯を削っていくことになりますが、これでは目に見えている部分の歯石しか取り除くことはできません。

目に見えている範囲の歯石であれば、大きな病気に繋がる心配はないと言われることもありますが、問題は目で見えない場所に付いてしまった歯石です。

前歯の裏側や奥歯の外側、歯茎に覆われた部分に歯石がついていると、細菌の温床となり虫歯や歯周病の原因となってしまうからです。

ハンドスケーラーを使ったセルフケアは危険な上に、十分な効果が期待できないことが分かります。

歯石は予防が大切!今日からできるおすすめのセルフケアを紹介

歯磨きをする女性

歯石は一度ついてしまうとセルフケアでは対処できないため、歯科医院で定期的に歯石取りの施術を受けることが大切ですが、歯石がつかないように予防することも同じくらい重要です。

ここでは今日から実践できるおすすめのセルフケアを2つご紹介していきます。

おすすめのセルフケア|①毎日の歯磨きで歯垢を除去する

食べかすなどの歯についた汚れを落とし、歯石の原因となるバイオフィルムを作らせないようにしましょう。

歯磨きの際に歯ブラシを大きく動かしてしまうと、毛先が歯と歯の間に入らず、歯垢をうまく取り除くことができません。

また「シャカシャカ」「ゴシゴシ」と音がする場合は、力が入りすぎているサインです。

歯磨きの基本は、
・鉛筆を持つように支える
・2〜3mm程度ずつ小刻みに動かす
・歯ブラシは45度に傾けて1本ずつ磨く

の3点です。

歯の生え方や歯並びによって磨き残しの多い場所は変わってきますので、ご自身の歯の形に合わせて歯ブラシの当て方を工夫してみてください。

歯磨きの正しい方法については、以下の記事でも詳しくご紹介しています。

おすすめのセルフケア|②デンタルフロスや歯間ブラシを活用する

歯の隙間に挟まった歯垢を取り除く時には、デンタルフロスや歯間ブラシが有効です。

歯石の原因となるバイオフィルムは徐々に厚みを増し病原性も高くなるため、早めに除去したいものです。

以下にデンタルフロスと歯間ブラシの違いをまとめました。

デンタルフロス ・歯茎が引き締まった人向け
・使い捨て
・糸巻きタイプとホルダータイプがある
歯間ブラシ ・歯と歯の隙間が空いている人向け
・水洗いして1週間ほどで交換する
・L字タイプとI字タイプがある

デンタルフロスと歯間ブラシのどちらを使うかで迷った場合は、歯と歯の隙間の大きさで判断しましょう。

歯茎が引き締まっている人は、歯間ブラシだと大きすぎて歯の隙間に入らない可能性があるため、デンタルフロスが向いています。

一方、歯と歯の隙間が空いている人は歯間ブラシがおすすめです。

セルフで行うのは危険!歯石除去はプロに任せよう|まとめ

市販のスケーラーを使って歯石取りを自分で行うのはおすすめできません。

歯石を十分に取り除けないばかりか、大切な歯や歯茎を傷つけてしまう可能性があるため、必ず歯科医院で施術を受けるようにしましょう。

歯石はバイオフィルムに、唾液中に含まれるカルシウムやリンが作用することで生じるため、歯ブラシやデンタルフロス、歯間ブラシなどを使って早めに取り除くことも大切です。

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コラム監修:菊地ありさ
コラム監修:菊地ありさ

北海道歯科衛生士専門学校卒業

歯科衛生士として一般歯科に勤務したのち、
ワーキングホリデーでカナダの歯科クリニックで歯科助手も経験。

2023年9月~ホワイトニングカフェ札幌東急百貨店に勤務。

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