ホワイトニングは痛い?歯茎がしみる理由と対処法・予防法をご紹介
更新日:2024年08月16日/ 公開日:2021年10月30日
みなさんの中には、白く綺麗な歯を手に入れるために、歯医者さんでホワイトニングを受けたものの、歯茎がしみて痛いという理由で通うのをやめてしまった方もいるのではないでしょうか。
しかし「痛いのは嫌だけど歯は白くしたい」という方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、ホワイトニングをすると歯茎が痛い理由と対処法・予防法、そして痛くないホワイトニングの方法についてご紹介していきます。
ホワイトニングをすると歯茎が痛い理由
ホワイトニングに関心がある方であれば、「歯医者さんのホワイトニングは痛い」という話を耳にしたことがあるかと思います。
その主な理由は、歯医者さんで使用されるホワイトニング剤の濃度が高いため、歯に塗布した際に歯茎にしみてしまうというものです。
その他にも歯医者さんのホワイトニングが痛いと言われる理由には、さまざまなものがありますので、それぞれ解説していきます。
歯・歯茎が痛い理由①虫歯治療をしていない
歯医者さんでホワイトニングを受ける際に、虫歯がある状態だと痛みを感じてしまうことがあります。
これは虫歯菌の侵食によって、歯に穴が空くことで歯の神経や象牙質が剥き出しになり、ホワイトニング剤が直接触れてしまうことが理由です。
歯医者さんでホワイトニングを受ける場合、基本的には虫歯治療をしてから行うのが良いですが、虫歯の程度によってはホワイトニングできるケースもありますので、事前に歯医者さんに相談するようにしましょう。
歯・歯茎が痛い理由②ホワイトニング剤が歯茎に触れている
歯医者さんで使用されるホワイトニング剤は非常に強力なため、歯茎などの粘膜にホワイトニング剤が付着してしまうと痛みを感じることがあります。
歯医者さんで行う「オフィスホワイトニング」の場合は、施術を行う歯医者さんが細心の注意を払って薬剤を塗布してくれますが、自宅で自分で行う「ホームホワイトニング」の場合は自分の裁量で行わなければならないため注意が必要です。
歯・歯茎が痛い理由③知覚過敏になっている
知覚過敏とは、冷たいものや熱いものを口にしたり歯ブラシの毛先が触れたりした際に感じる歯の痛みのことです。
ホワイトニングを行ったあとは、歯の表面を覆っている「ペクリル」という層が剥がれることが原因で一時的な知覚過敏になる場合があります。
そのため、ホワイトニング後に冷た過ぎるものや熱過ぎるもの、甘いものなどを口にしたときにしみたり、痛みを感じたりしやすくなるので施術後は控えると良いでしょう。
歯・歯茎が痛い理由④ホワイトニング剤の濃度が高い
冒頭でもお話しましたが、歯医者さんで使用されるホワイトニング剤は、歯を漂白するために濃度が高いものが使われているので歯や歯茎に付着すると痛みを感じやすいです。
さらに、
・歯ぎしりや食いしばりといった癖がある
・虫歯を放置している
・力強くゴシゴシと歯磨きをしている
といったようなことがあると、エナメル質が薄くなって歯の内側にある象牙質が表面に現れ始めるためしみることがあります。
以下の記事ではホームホワイトニング用のジェルについて詳しく解説しているため、ホームホワイトニングで歯がしみると感じる方は是非ご覧ください。
歯・歯茎が痛い理由⑤歯にヒビ割れがある
何らかの理由で歯にヒビ割れがあったり詰め物が取れていたりすると、その隙間から象牙質にホワイトニング剤が入り込むため痛みが生じます。
「過去の事故などが原因で歯が割れている」「虫歯治療で施した詰め物が取れたままになっている」という場合は、ホワイトニングをする前に治療をするか歯医者さんに相談しましょう。
歯・歯茎が痛い理由⑥歯周病になっている
歯周病とは、歯周病菌によって歯の周りの歯茎や歯を支える骨が溶けてしまう病気のことで、歯茎に炎症を起こしたり歯茎が下がって象牙質が剥き出しになったりすることがあります。
その状態でホワイトニングを行うと、ホワイトニング剤が炎症部分や象牙質に触れることになるため歯と歯茎に痛みを感じてしまうというわけです。
ホワイトニング後に痛いと感じたときの対処法
痛みに敏感な方は、歯医者さんでホワイトニングをした後、痛いと感じた場合にどのような対処法があるのか知っておきたいところです。
ホワイトニング後に痛みを感じたときの対処法としては、
①1日程度ホワイトニングを休む
②我慢できないほど痛いときは痛み止めを飲む
③冷たい・熱いものを口にするのを控える
④知覚過敏用の歯磨き粉を使う
というような方法が挙げられます。
それぞれの対処法について詳しくみていきましょう。
痛みの対処法①1日程度ホワイトニングを休む
ホワイトニングをした後は歯の表面にあるペクリルという層が剥がれるため、一時的に知覚過敏のような症状を引き起こすケースがあります。
しかし、ペクリル層は1日ほどで再生すると言われていますので、1日ホワイトニングを休むなどして、様子を見ながら痛みがなくなるのを待ちましょう。
痛みの対処法②我慢できないほど痛いときは痛み止めを飲む
ホワイトニング後の痛みは1日~数日経てば治まることがほとんどですが、「歯や歯茎が痛くて耐えられない」といった場合は痛み止めを飲むのも1つの対処法です。
痛みに対して不安を感じている方は、事前に歯医者さんに「歯茎の痛みを我慢できないときは痛み止めを飲んでも大丈夫か」「市販の痛み止めで問題ないか」といったことを相談しておくと良いでしょう。
痛みの対処法③冷たい・熱いものを口にするのを控える
ホワイトニング後の歯は、ペクリル層が剥がれて敏感な状態になっていますので、冷たいものや熱いものを口にするとしみたり、痛みを感じたりすることがあります。
そのためホワイトニングを受けた後は、できるだけアイスクリームや冷たい飲み物、熱過ぎる食べ物は控えたほうが良いです。
ただし、ホワイトニング後の知覚過敏の症状は多くの場合が一時的なものなので、歯茎の痛みが治まるまでは極力控えるようにし、治まった後であればあまり気にする必要はありません。
痛みの対処法④知覚過敏用の歯磨き粉を使う
ホワイトニングを受けて知覚過敏のような症状がある場合は、知覚過敏用の歯磨きを使用することも対処法になります。
知覚過敏用の歯磨き粉には歯の表面をコーティングする効果がありますので、ホワイトニングによって敏感になった歯を守ってくれます。
また普段から知覚過敏用の歯磨き粉を使っておけばホワイトニングをした際の痛みの予防にも繋がると言われているので、ホワイトニングを検討している方は取り入れてみると良いでしょう。
歯と歯茎の痛みを予防する方法
ここまではホワイトニングで歯と歯茎が痛む理由や痛くなった時の対処法についてご紹介してきましたが、そもそも痛くならないためにできることはないのでしょうか?
ホワイトニングの痛みを予防するために、ホワイトニングをする前に以下のようなことを実践してみてください。
痛みの予防法①虫歯・歯周病を治療する
虫歯によって歯に穴が開いてしまったり、歯周病によって歯茎が下がってしまうと、象牙質が剝き出しの状態になるためホワイトニング剤がしみて強い痛みを伴います。
さらに虫歯が進行して神経が死んでしまった場合、歯が段々と茶色~黒色に変色していくのですが、こうなってしまうとホワイトニングをしても歯を白くすることはできません。
そのため、ホワイトニングよりも何よりも、虫歯はなるべく早めに治療するようにしましょう。
普段の正しい歯磨きを意識すれば歯周病の進行を防ぐことができるので、ぜひ以下の記事を参考にしてみてください。
痛みの予防法②定期健診で歯の状態をチェックする
「虫歯もないのにホワイトニングがしみる」
「前回のホワイトニングでは痛くなかったのに急に歯茎が痛くなり始めた」
こういったケースも、ホワイトニングをする上では少なくありません。
明らかに歯が黒ずんでいたり、歯茎が赤く腫れ上がっているような場合は、歯磨きの時などに気づくことができますが、歯・歯茎のトラブルは自分ではなかなか気づきにくいものです。
虫歯・歯周病などの腔内トラブルは知らない間に進行していることが多いので、必ず定期的に歯科医院で診てもらうようにしましょう。
定期健診で早いうちにトラブルを発見し治療に取り掛かるために、目安としては3か月に1度くらいのペースで受診することをおすすめします。
痛みの予防法③施術や薬剤が合っているか確認する
歯科医院で行うオフィスホワイトニングは効果を高めるために強いホワイトニング剤を使用しており、自宅で行うホームホワイトニングで使用する薬剤はオフィスホワイトニングよりも刺激は少ないですが、それでも漂白成分が含まれているため取り扱いには十分な注意が必要です。
基本的に人体に直接的な悪影響はありませんが、体質は人それぞれなので、虫歯や歯周病もなく痛みの原因について思い当たらない場合は、もしかしたら体質的に薬剤・施術法が合っていないのかもしれません。
初めから強いホワイトニング溶液を使用すると、合わない場合に歯や歯茎が強く痛む可能性があるため、まずはセルフホワイトニングから始めてみませんか?
セルフホワイトニングに何度か通った後、オフィスホワイトニングやホームホワイトニングに移行するという方も少なくないので、歯茎の痛みが不安な方は痛みを伴わないセルフホワイトニングをおすすめします!
痛みなく白くしたいならセルフホワイトニングがおすすめ
歯医者さんのホワイトニングは、強力なホワイトニング剤を使用しているため高い効果が期待できますが、歯へのダメージや歯茎が痛いことがネックに感じる方もいると思います。
「歯茎が痛いのは嫌だけどそれでも歯を白くしたい」という方は、歯医者さんのホワイトニングではなくサロンで行うセルフホワイトニングがおすすめです。
では、なぜサロンのセルフホワイトニングがおすすめなのか解説していきます。
セルフホワイトニングがおすすめの理由①痛くない
痛いのが苦手な方にサロンのセルフホワイトニングをおすすめする最大の理由は、セルフホワイトニングが「痛くない」からです。
セルフホワイトニング専門店のホワイトニングカフェで使用しているホワイトニング溶液は、食品などにも使われているものを原料としており歯にも歯茎にも痛みがありません。
そのため歯医者さんのホワイトニングが痛くて挫折してしまった方も、安心して白い歯を目指すことができます。
セルフホワイトニングがおすすめの理由②虫歯があっても大丈夫
ホワイトニングカフェのセルフホワイトニングは、程度にもよりますが虫歯の治療中・治療前であっても利用することができます。
ただ基本的には虫歯治療を優先していただき、どうしてもホワイトニングしなければならない場合は歯医者さんで相談した上でご利用いただくことを推奨します。
セルフホワイトニングがおすすめの理由③歯・口腔内へのダメージがない
サロンで行うセルフホワイトニングは、歯に付着した汚れや着色を落とすことで歯本来の色に戻すことが可能です。
そのため歯を綺麗にするだけでなく口内の環境を清潔に保つことにも繋がり、虫歯や歯周病はもちろん口臭ケアにもなります。
またご自宅でのケアとしておすすめしているホワイトニングカフェのオリジナル商品「WHITENING CAFE home」は、歯をコーティングして歯垢や汚れが付着しにくい歯へと導いてくれます。
歯茎にハリを与えるコラーゲンが配合されたマウストリートメントは、歯茎を丈夫にしてホワイトニングの痛みを抑えたいという方にもおすすめの商品です。
現在ホワイトニングカフェでは、初めてご契約いただいた方限定でホワイトニング初回分が0円になるキャンペーンを実施中です。
「歯茎が痛いのは嫌だけど白い歯を手に入れたい」という方は、ぜひお近くのホワイトニングカフェへお越しください!
ホワイトニング後の歯茎が痛い理由と対処法|まとめ
今回は、ホワイトニング後の歯茎が痛い理由と対処法、そして痛くないホワイトニング方法についてご紹介しました。
歯医者さんのホワイトニングが痛い理由としては、使用されるホワイトニング剤が強力という点に加えて以下のようなものが挙げられます。
①虫歯治療をしていない
②ホワイトニング剤が歯茎に触れている
③知覚過敏になっている
④ホワイトニング剤の濃度が高い
⑤歯にヒビ割れがある
⑥歯周病になっている
虫歯・歯のヒビ割れ・歯周病といった理由に関しては、歯医者さんで治療を受ける必要があります。
ホワイトニング後の敏感になった歯に対しては「痛み止めを飲む」「冷たい・熱いものを口にするのを控える」「知覚過敏用の歯磨き粉を使う」といった対処法があります。
それでも「歯茎が痛いのは嫌だけど歯を白くしたい」という方は、痛みのないサロンのセルフホワイトニングがおすすめです。
初めてのホワイトニングならホワイトニングカフェで♪
「痛くない方法で歯を白くしたい」という方は、ぜひセルフホワイトニング専門店のホワイトニングカフェをご利用ください。
ホワイトニングカフェで使用しているホワイトニング溶液は、白色顔料や紫外線吸収剤として食品・歯磨き粉・化粧品などの原料として使われているものが成分となっているため安心してお使いいただけるうえに痛みもありません。
さらにセルフホワイトニングで歯の表面の汚れや着色を落とすことで、着色前の白い歯へと導くだけでなく虫歯・歯周病・口臭予防にも繋がりますので、トータル的なオーラルケアに繋がります。
「歯医者さんのホワイトニングは痛くて挫折してしまった」
「歯茎が痛いのは嫌だけど歯を綺麗にしたい」
こういった方は、ぜひお近くのホワイトニングカフェへお越しください♪

コラム監修:菊地ありさ
北海道歯科衛生士専門学校卒業
歯科衛生士として一般歯科に勤務したのち、
ワーキングホリデーでカナダの歯科クリニックで歯科助手も経験。
2023年9月~ホワイトニングカフェ札幌東急百貨店に勤務。