歯を白くする効果があるホワイトニング歯磨き粉のおすすめ成分
更新日:2021年12月02日/ 公開日:2021年05月22日
こんにちは。
ホワイトニングカフェ本部マネージャー・歯科衛生士の森です。
このコラムは「歯を白くきれいにしたいけど、ホワイトニングのことよく知らない」そんな方の悩みにお答えしていきます。
今回は「歯を白くする歯磨き粉の特徴について」というテーマでお話したいと思います!
1. ホワイトニング歯磨き粉で歯は真っ白になるの?
お客様からから「ホワイトニング歯磨き粉で歯は真っ白になるの?」とご質問をいただきました。
ありがとうございます。
結論からいうと、歯磨き粉で真っ白な歯になることはありません。
歯を白くする過酸化水素という成分が日本の歯磨き粉には配合できないからなのです。

では、「ホワイトニング効果を謳う歯磨き粉は使っても何の意味もないの?」と思われるかもしれませんが、そうではないのです。
ホワイトニング用と書かれている歯磨き粉は、汚れを浮かせて取り、付きにくくする効果があるので、使って損はありません。
毎日お茶やコーヒーを飲む、タバコを吸う、カレーやチョコなど色の付きやすいものをよく食べる方は、歯を白くする効果があるホワイトニング用の歯磨き粉を使ったほうがいいでしょう。

2. 歯を白くする効果がある成分は?
では、歯を白くする効果がある成分について説明していきます。
ホワイトニング用の歯磨き粉にはどのような成分が配合されているのか、すでにホワイトニング用の歯磨き粉を使用されているという方は
ご自身の使用している歯磨き粉に今からご紹介する着色を落とすために有効な成分が配合されているかどうかチェックしながら御覧ください。
2-1. ポリリン酸ナトリウム
まず1つ目はポリリン酸ナトリウムという成分です。
短鎖ポリリン酸、EXポリリン酸、分割ポリリン酸と表記されている場合もあります。
歯の表面の着色汚れを除去する効果の高い成分です。

2-2. ポリエチレングリコール
次に、2つ目ポリエチレングリコールという成分です。
タバコのヤニを溶かしてくれる効果があるので、喫煙者の方はポリエチレングリコールが配合されているものを選ぶのとよいです。

2-3. ヒドロキシアパタイト / ハイドロキシアパタイト
3つ目はヒドロキシアパタイト
ハイドロキシアパタイトともいいます。
エナメル質に近い成分で、歯の表面にある小さな傷を埋め、歯の表面を整える効果が期待できます。
以上の3つの成分は歯の表面を傷つけることなく、着色を落とすために有効な成分だと言えます。

3. おさらい

カタカナばかりで難しいですね笑
一般的に着色を落とすために無水ケイ酸などの研磨剤(重曹や炭も✖️)が配合されているホワイトニング用の歯磨き粉などもあります。
無水ケイ酸などの研磨剤は汚れを落とすことには有効ですが、歯の表面のエナメル質を傷つけたり、歯茎にダメージを与えてしまうこともあります。

ホワイトニングの観点から、微粒子化されている低研磨のもの(ヒドロキシアパタイト)や研磨剤不使用で汚れを浮かせて落とすタイプのもの(ポリリン酸ナトリウム)を選ぶことをおすすめします。

ちなみに、私は毎日コーヒーを3杯くらい飲むので毎日の歯磨きケアにはホワイトニング用の歯磨き粉を選ぶようにしています。
歯磨き粉で真っ白な歯にはなりませんが、ホワイトニング用ではない歯磨き粉を使用していた頃よりも黄ばみはつきにくくなったと実感しています!!
4. まとめ
今回はホワイトニング歯磨き粉の特徴について、歯磨き粉を選ぶ際にチェックしていただきたい成分を詳しくご紹介しました。
ご自宅にあるホワイトニング歯磨き粉にいい成分が入っていなかったという方は違う歯磨き粉をトライしてみていかがでしょうか?
以前のコラムで
「歯科衛生士が使っているホワイトニング歯磨き粉ベスト3」を紹介していますので
結局何を買ったらいいか悩むなぁ〜という方は具体的な商品名でお伝えしますので、参考にしていただければと思います。

ホワイトニングコーディネーター
札幌出身。地元の歯科医院で歯科衛生士として10年間勤務。
ホワイトニングの正しい知識と技能を広めるため、日本歯科審美学会認定のホワイトニングコーディネーターの資格を取得。
2017年歯科医院を退職してホワイトニングカフェ札幌駅前店のオープニングスタッフとして入社。3年間店長を務め、現在は本社でマネージャーとして加盟店のサポート、スタッフ研修を担当。
YouTube「ホワイトニングちゃんねる」でユーチューバーとしても活躍中です。