くすんだ歯の詰め物を白くしたい!ホワイトニングは交換してから?
更新日:2022年06月14日/ 公開日:2022年06月14日
みなさんの中には、過去に虫歯治療などで歯の詰め物をしている方もいると思いますが、実は歯の詰め物には寿命があるのをご存知でしょうか?
時間が経つと詰め物が取れることや黄ばみ・くすみが生じるケースもあるため、定期的にメンテナンスや交換を行うことが大切です。
そこで当記事では、歯の詰め物の寿命や取れたときの対処法に加えて、くすんだ歯の詰め物は交換してからホワイトニングするべきなのかどうかなどについてご紹介していきます。
歯の詰め物の寿命は?寿命が短くなる原因と取れたときの対処法
虫歯治療などで歯に詰め物をすることが多いですが、実はその歯の詰め物には寿命があるのをご存知ですか?
日頃どのような過ごし方をしているかによって寿命にも差が出てきますが、「詰め物が取れる・歯の色がくすむ」といったことが起こった際にどうすればいいのか知っておきたいところです。
まずは、歯の詰め物の寿命や寿命が短くなる原因、万が一取れてしまったときの対処法についてお話していきます。
歯の詰め物の寿命は5〜8年程度
一般的に歯の詰め物(銀歯)の寿命は5〜8年程度といわれていますが、人によっては10年以上交換していないのに何も問題がないというケースも少なくありません。
また、レジン素材の詰め物の場合はおよそ10年が寿命とされていますが、5年ほど経つと変色などの劣化が起こるケースが多いです。
最も寿命が長いといわれているのがセラミック素材の詰め物で、こちらは定期的なメンテナンスを行うことで10〜20年程度は持つといわれています。
歯の詰め物の寿命が短くなる原因
日頃の過ごし方によっては歯の詰め物の寿命が短くなる場合もあるため、できるだけ長く持たせたいのであれば普段の過ごし方にも気をつけなければなりません。
例えば、歯の詰め物の寿命が短くなる原因としては、以下のようなものが挙げられます。
・硬いものを頻繁に食べている
・酸性の強い飲み物をよく飲む
寝るときに歯ぎしりをする癖があると、歯にかなりの負荷がかかって徐々に詰め物の接着剤が剥がれていき、最終的に歯の詰め物が取れることにつながりかねません。
他にも、お煎餅など硬い食べ物をよく食べる方は、そうでない方と比べると詰め物の寿命が短い傾向にあることが分かっています。
炭酸ジュースなど酸性の強い飲み物も、その酸の影響によって詰め物の接着力が弱まり寿命が短くなる原因になるため、ストローを使ってできるだけ歯に触れないように飲むなどの対策が必要です。
歯の詰め物が取れたときの対処法
歯の詰め物が取れてしまったときは、取れたままの状態で放置せず、取れた詰め物を持参して早めに歯医者さんへ行くことをおすすめします。
詰め物が取れた状態のままにしていると、虫歯が再発するリスクを高めるだけでなく、噛み合わせや歯周組織に良くない影響を及ぼすこともあるため注意しましょう。
歯の詰め物が取れてからすぐに歯医者さんに行けない場合は、毎日歯磨きを丁寧に行うように心がけることや、取れた箇所を使って食べ物を噛まないようにすると良いです。
他にも、できるだけ冷たいもの・熱いものを口にしないようにすると良いでしょう。
くすんだ歯の詰め物は交換してからホワイトニングするべき?
歯の詰め物が劣化すると取れる可能性があるだけではなく、詰め物自体が黄ばみやくすみといった変色を起こすことがあります。
歯の詰め物が変色すると天然歯の色と差が生じて目立ってしまうこともあるため、人によってはホワイトニングをしたいと考える方もいるでしょう。
この場合、くすんだ歯の詰め物は交換してからホワイトニングするのが良いのか、それともそのままホワイトニングしたほうが良いのかどちらなのでしょうか?
まずはホワイトニングをして理想の白さを目指そう
歯の詰め物の黄ばみ・くすみの原因が着色汚れにある場合は、ホワイトニングをすることで効果が期待できるため、まずはそのままホワイトニングをして理想の白さを目指すと良いです。
1回では理想の白さにならないケースもありますが、何度か通ってホワイトニングをすれば黄ばみやくすみが気にならなくなります。
人工歯と天然歯の色に差がある場合は詰め物を交換しよう
ホワイトニングをしたけど人工歯と天然歯の色に差があるという場合は、歯の詰め物を天然歯の色に近いものに交換すると良いでしょう。
詰め物を交換したものの人工歯のほうが白かったという場合は、引き続きホワイトニングをして天然歯の色を人工歯に近づけていくことも可能です。
銀歯の場合はホワイトニング効果がないため先に交換を
セラミックなどの歯の詰め物であれば、表面についた着色汚れを落として白くすることができますが、銀歯の場合はホワイトニング効果がないため先に交換する必要があります。
以下の記事では銀歯の方がホワイトニングをしても効果を得ることができるのか、また銀歯を白くする方法について解説しています。銀歯が1本でもあってかつ歯を白くしたい!という方は必見の内容になっています。
上記記事内ではより詳しく触れていますが、天然歯に近い色の詰め物にしたいならレジンやセラミックが挙げられます。また、できるだけ寿命が長い物がいい方はセラミックがおすすめです。
詰め物を白くしたいならホワイトニングがおすすめ
・歯の詰め物と天然歯の色の差をなくしたい
こういった方は、ぜひホワイトニングカフェのホワイトニングをご利用ください!
ここからは、ホワイトニングカフェのホワイトニングの特徴や、おすすめのホームケア商品についてご紹介していきます。
ホワイトニングカフェなら詰め物の着色汚れも落とせる
ホワイトニングカフェのホワイトニングは、歯表面に付着した着色汚れを落とす方法のため、歯の詰め物の黄ばみやくすみにも効果を期待できます。
歯に塗布するホワイトニング溶液には、食品などにも使用されている安全性の高い成分を配合しており、痛みを感じることもなく安心してお使いいただくことが可能です。
ただし、経年により全体的に変色してしまっていると効果が期待できないため、その場合は先に詰め物を交換することをおすすめします。
人工歯は天然歯より着色しやすいため日頃のケアが大切!
歯の詰め物や被せ物といった人工歯が着色汚れで黄ばんでいる場合は、ホワイトニングで白くすることができますが、気をつけなければならないのはホワイトニング後のケアです。
人工歯は天然歯と比べると着色しやすい特徴を持っているため、ホワイトニングで白くなったあともしっかりとセルフケアを行わなければなりません。
ホワイトニングカフェでは、歯を白くするだけでなく虫歯・歯周病・口臭予防といった効果が期待できるオリジナルホームケア商品「WHITENING CAFE home」をご用意しています。
歯磨き粉・マウストリートメント・マウスウォッシュの3つのラインナップがありますので、気になる方は以下のページから詳細をご確認ください!
白い詰め物への交換なら保険適用で治療できる
歯の詰め物を交換したいと考えている場合、2014年4月より白い詰め物への交換であれば保険適用で治療することが可能になりました。
また、現在では条件付きではありますが、下顎・上顎の第一大臼歯(前から6番目の歯)も保険適用となっています。
保険適用となる白い詰め物としては、「CR(コンポジットレジン)」が挙げられますが、この他にも「硬質レジン前装冠」や「CAD/CAM冠」といった被せ物も保険適用の対象です。
ホワイトニング前に白い詰め物の交換を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
歯の詰め物の寿命と取れてしまったときの対処法まとめ
歯の詰め物の寿命は素材によって異なりますが、主に以下のような期間となっています。
レジン:5〜10年
セラミック:10〜20年
詰め物が取れた場合は、できるだけ早く歯医者さんへ行くことをおすすめしますが、変色などの場合は着色汚れが原因の可能性があるためホワイトニングで解決できるかもしれません。
まずはホワイトニングをして様子を見て、詰め物と天然歯の色に差があるようであれば、天然歯に近い色の詰め物に交換すると良いでしょう。
また、人工歯は天然歯と比べて着色しやすいため、ホワイトニングで白くなったあとも定期的なメンテナンスや日頃のセルフケアを行うことをおすすめします。

歯科衛生士として一般歯科に勤務したのち、
ワーキングホリデーでカナダの歯科クリニックで歯科助手も経験。
2020年7月〜ホワイトニングカフェ札幌駅前店に勤務。