ホワイトニングの危険性とは?薬剤の成分・海外製品などリスクを解説
更新日:2023年05月11日/ 公開日:2022年03月11日
「ホワイトニングをやってみたいけれど安全性は大丈夫なの?」
「ホワイトニングは歯に悪いの?」
などと不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
最近ではドラックストアやオンラインストアにも沢山のホワイトニングケアグッズが並び、一体どれが安全なのか疑問に思ってしまいますよね。
そこで今回は、ホワイトニングの薬剤に使われている成分について解説しながら、海外製品やドラックストアで販売されているホワイトニングケアグッズの危険性・安全性についてもまとめました。
「ホワイトニングで失敗したくない」「安全に歯を綺麗にしたい」とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
ホワイトニングに使われている薬剤の成分と危険性
日本の歯科医院やホワイトニングサロンで使用されている薬剤は、原則安全に配慮して作られているものがほとんどですので、基本的には「使用方法を間違えなければ身体に害はない」と考えてよいでしょう。
とはいえ薬剤である以上、全くリスクがないわけではありません。
ここでは、ホワイトニングの薬剤の成分と想定される危険性について解説していきます。
過酸化水素の危険性は?
過酸化水素は主に歯科医院で行われる「オフィスホワイトニング」に使用される薬剤で、その高い漂白効果は学術的にも認められています。
オフィスホワイトニングで使用される過酸化水素の濃度は、原則「人体への危険性はない」と言われる35%以下に定められていますが、体質によっては歯がしみるような痛みを感じることもあるようです。
後ほどご紹介する薬剤に比べると、過酸化水素は高濃度で取り扱いも複雑であるため、日本では薬事法により歯科医師と歯科衛生士しか取り扱いが認められていません。
「過酸化尿素」の危険性は?
過酸化尿素は、主に歯科医院で専用のキットを購入して自宅で行うホームホワイトニングで使用される薬剤で、分解の過程で徐々に過酸化水素に変化していくため、有効成分はオフィスホワイトニングとほとんど変わりません。
ホームホワイトニングでは、過酸化水素よりも濃度の低い過酸化尿素が付いたマウスピースを1日平均30分〜2時間ほど装着し、じっくりと薬剤を作用させていきます。
長時間かけて薬剤を作用させる分、オフィスホワイトニングよりも自然な白さを長期間キープできると言われています。
「酸化チタン」の危険性は?
酸化チタンは、主に専門サロンにて自分で施術を行うセルフホワイトニングで使用されている比較的安全性の高い薬剤でオフィスホワイトニングのように真っ白な仕上がりにはなりませんが、歯へのダメージが少なく、自然な白さを目指すことができます。
酸化チタンが過酸化水素や過酸化尿素と大きく異なる点は、以下の3つです。
・歯の汚れを落とし本来の白さに戻すことを目的としている
・歯磨き粉や食品にも配合されている優しい成分
海外製の歯磨き粉やホワイトストリップス(テープ)の危険性とは?
ホワイトニングの危険性が懸念される理由のひとつに、海外製の歯磨き粉やホワイトストリップス(テープ)の流行があげられます。
歯科美容の先進国として知られるアメリカでは、街のドラックストアに沢山のホームケア用品が並んでおり、「手頃な価格で白い歯が手に入るなんて夢のよう!」と感じる方も多いかもしれませんが、使用上のリスクや危険性はないのでしょうか?
海外製のホワイトストリップス(テープ)の危険性は?
海外製のホームケア用品として話題を集めているのが、漂白効果のあるテープを歯に貼り付けて使用するホワイトストリップスです。
アメリカではホワイトストリップスはメジャーなアイテムで、中でも「クレスト」という商品が人気を集めているようですが、海外製のホワイトストリップスには、以下のような危険性が報告されています。
・ムラがあり、まだらな仕上がりになる
・歯茎の炎症
こうしたトラブルの原因として考えられているのが、ホワイトストリップスに配合されている「過酸化水素」です。
先ほどもお伝えしたように、日本では薬事法で過酸化水素の濃度が定められており、扱えるのは歯科医師または歯科衛生士に限定されています。歯のプロしか取り扱えないような高濃度の薬剤を素人が扱うのは、やはり様々なリスクがあるようです。
ホワイトニングチャンネルではホワイトニングや歯について様々なコンテンツを発信しています。ホワイトニングテープが歯に与える影響について説明しているので、是非ご覧ください。
海外製の歯磨き粉の危険性は?
それでは、海外製の歯磨き粉の危険性はどうなのでしょうか?
海外と日本では、歯磨き粉に含まれる「フッ素」の配合量が大きくなります。
日本製の歯磨き粉に含まれるフッ素は平均1000ppmほどであるのに対し、アメリカ製の歯磨き粉に含まれるフッ素は平均1000ppmから1500ppmほどです。
また海外製の歯磨き粉の多くには、強いホワイトニング成分である「酸化水素」や「過酸化尿素」が配合されているため、知覚過敏の症状がある方は使用を控えた方が良いでしょう。
市販のアイテムを使用したホワイトニングの危険性とは?
ここまで読むと「日本製のホームケア用品なら安全なのでは?」と思った方も多いのではないでしょうか?
結論から述べると、国内で販売されているホームケア用品であれば大きな危険性はありません。
ここからは日本でも人気を集めている「歯のマニキュア」や「ホワイトニング用のメラミンスポンジ」を例に、リスクの有無を解説していきます。
歯のマニキュアの危険性は?
歯のマニキュアとは、商品名の通り歯の表面にホワイトニング効果のあるマニキュアのような塗料を塗ることで、歯を白く見せてくれるアイテムですが、市販のものよりも歯科医院で歯のマニキュアの施術を受けた方が安全性も高く綺麗に仕上がります。
歯のマニキュアには、
・施術時間が短い
・銀歯や差し歯も白くできる
などのメリットがある一方、その効果は一時的なものです。
白い歯を長くキープしたいのであれば、歯のマニキュアよりもホワイトニングが適しているでしょう。
以下の記事では、歯のマニキュアとホワイトニングの違いについて解説していますのであわせてご覧下さい。
ホワイトニング用のメラミンスポンジの危険性は?
では、ホワイトニング用のメラミンスポンジの危険性はどうなのでしょうか?
ホワイトニング用のメラミンスポンジとは、歯の表面を軽くこすることで汚れを落としてくれるホームケア用品です。
・歯茎にあたらないように注意する
・差し歯や人工の歯には使用しない
など、正しい使い方を守ればホワイトニング効果を高めてくれる便利なアイテムですが、100円ショップなどで売られているお掃除用のスポンジには人体に有害なホルムアルデヒドが含まれている危険性があるため、必ず「医療用」または「ホワイトニング用」の表示があるスポンジを購入しましょう。
以下の記事でも、歯のメラミンスポンジについて詳しく解説しています。
薬剤の成分・危険性やリスクを知って安全なホワイトニングを|まとめ
今回は、ホワイトニングの薬剤に使われている成分や、市販のホワイトニングケアグッズにまつわる危険性について解説しました。
ホワイトニングの主な成分は
「過酸化水素」
「過酸化尿素」
「酸化チタン」
の3つで、いずれも正しく使用すれば危険性はありません。
しかし、海外製のホワイトニングケアグッズの中には日本では禁止されている成分が配合されているものもあるため、取り扱いには厳重な注意が必要です。
日本製のホワイトニングケアグッズは、薬事法に基づいた安全性の高い配合になっている分「ホワイトニング効果を実感したい」という方にとっては、物足りなく感じてしまうかもしれません。
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歯科衛生士として一般歯科に勤務したのち、
ワーキングホリデーでカナダの歯科クリニックで歯科助手も経験。
2020年7月〜ホワイトニングカフェ札幌駅前店に勤務。