マウスピースでセルフホワイトニング?自宅でできるって本当?
更新日:2023年10月20日/ 公開日:2022年08月30日
仕事や家事に忙しい現代人にとって、何度も歯科医院に通うのは大変ですよね。
そんな中、専用のマウスピースを使って手軽にできるホームホワイトニングが注目を集めています。
この記事ではホワイトニング用マウスピースの作り方や価格、オフィスホワイトニングやセルフホワイトニングとの違いについても解説します。
マウスピースを使用するホワイトニングとは?
ホワイトニングには大きく分けて「オフィスホワイトニング」「ホームホワイトニング」「デュアルホワイトニング」「セルフホワイトニング」「OTC(オーバーザカウンター)」の5つの種類があります。
①オフィスホワイトニング | ・歯科医院で施術を行う |
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②ホームホワイトニング | ・歯科医院で歯型を取りオーダーメイドのマウスピースを作成 ・歯科医師の管理のもと自宅で自分で施術を行う |
③デュアルホワイトニング | ・オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用して行う |
④セルフホワイトニング | ・専用のサロンに出向き自分自身で施術を行う |
⑤OTC(オーバーザカウンター) | ・市販のホワイトニンググッズを購入して行う |
このうちマウスピースを使用するのは「ホームホワイトニング」と「デュアルホワイトニング」、市販で購入できる「OTC(オーバーザカウンター)」の一部商品です。
専門の資格を持った歯科衛生士が直接歯にホワイトニング溶液を塗布するオフィスホワイトニングや自分自身でホワイトニング塗布するセルフホワイトニングでは、原則マウスピースを使用することはありません。
似たような装具にマウスオープナーがありますが、マウスオープナーはホワイトニング溶液を塗布しやすいように口元を固定するために使われるもので、ホワイトニング用のマウスピースとは役割が異なります。
マウスピースとホワイトニングジェルの種類
ホワイトニングや歯列矯正に用いられるマウスピースですが、形状・素材にはいくつかの種類があるのをご存知ですか?
形状に合わせて使用するホワイトニングジェルも変わってくるため、ここで詳しく解説いたします。
歯茎を覆うタイプのマウスピース
まずは、歯茎を覆うようなデザインのマウスピースです。
歯だけではなく歯茎まで覆うことで、ホワイトニング薬剤が歯の根元まで届くようになります。
ただ、形状の性質上どうしても歯茎に薬剤がついてしまうので、高濃度のホワイトニングジェルを使用することはできません。
高濃度のホワイトニングジェルが歯茎につくと、歯茎が変色したり痛みが出たりするため、低濃度のホワイトニングジェルに使用するマウスピースとなっています。
歯茎のラインに沿ったマウスピース
つづいて、歯茎のラインに沿って作られたマウスピースは、中濃度のホワイトニングジェルに使用される形状です。
歯茎から薬剤が漏れ出してしまうリスクを抑えつつ、歯の根元付近まで白くすることができます。
歯茎につかないタイプのマウスピース
高濃度のホワイトニングジェルを使用する場合は、必ず歯茎につかないようなデザインにカットされます。
薬剤が歯茎についてしまった場合のリスクは先ほど説明した通りで、歯茎の変色・痛み・炎症などを引き起こしかねません。
高いホワイトニング効果を期待できますが、歯の根元付近をカバーできないのがデメリットといえるでしょう。
ホワイトニング用のマウスピースの作り方と値段
マウスピースを使ったホワイトニングは、歯科医院で作成したマウスピースまたは市販のホワイトニング用マウスピースに専用のホワイトニング溶液を流し込み装着することで歯を白くします。
30分〜2時間ほど装着することでホワイトニング溶液が歯全体にしみわたり、歯の内部まで白くすることができます。
ここでは「ホームホワイトニング」「デュアルホワイトニング」市販の「OTC(オーバーザカウンター)」それぞれのマウスピースの作り方と作成にかかる費用について確認していきましょう。
作り方と値段|①歯科医院で作る場合
最もオーソドックスな方法は、歯科医院で歯型を取りその歯型を元に自分専用のマウスピースを作ってもらう方法で「ホームホワイトニング」「デュアルホワイトニング」が該当します。
歯型を元に模型を作り、さらにその模型を元にマウスピースを作るため、マウスピースの完成までに数週間かかる場合もあります。
ホームホワイトニング(約1ヶ月分のホワイトニング溶液+マウスピース)の費用は、約15,000円〜40,000円が相場です。
以下の記事では「ホームホワイトニングの効果がいつから出始めるの?」「理想の白さになるまでどれくらいの期間が必要なの」といった疑問にお答えしています。
ホームホワイトニングについてさらに知りたい方はぜひチェックしてみてください!
作り方と値段|②市販のマウスピースを購入して作る場合
ドラックストアや量販店などで購入できる「OTC(オーバーザカウンター)」の中にもマウスピースを使った商品が登場しています。
作り方は主に以下の2つに分けられます。
・市販のマウスピースをお湯で柔らかくし自分のサイズに合うように調整する
最近ではLEDライトと一体型になったマウスピースも登場しており、今後もマウスピースを使った商品はますます増えていくと予測できます。
マウスピースの作成にかかる費用は1,000円〜10,000円とリーズナブルですが、「ホワイトニング溶液が行き渡らずムラになってしまう」「マウスピースの形が歯に合わなくて失敗してしまう」といったケースも少なくないようです。
ホワイトニング用のマウスピースのお手入れの方法
ホワイトニング用のマウスピースは、どのように保管すれば良いのでしょうか?
マウスピースを清潔に使用するために、基本的なお手入れ方法・保存方法を確認しておきましょう。
お手入れ方法|①流水でよく洗う
使い終わったマウスピースには、歯に行き渡らなかったホワイトニング溶液や汚れがこびり付いているため、しっかりと指で擦りながら流水で洗い流しましょう。
歯ブラシを使う場合は、毛先が柔らかいものを使用しマウスピースを傷つけないように注意します。
最近では除菌効果の高い専用の洗浄液も登場していますが、マウスピースの種類によっては合わないこともあるため予め歯科医師に相談しておきましょう。
お手入れ方法|②乾燥させてから専用ケースに入れる
濡れた状態のマウスピースは、雑菌やカビが繁殖しやすい状態になっています。
流水で洗った後は風通しの良い場所に置き、よく乾燥させてから専用ケースに入れて保存します。
専用ケースにティッシュペーパーを敷き、蓋を開けたまま乾燥させる方法もおすすめです。
マウスピースを使って自宅でセルフホワイトニング|まとめ
今回はマウスピースを使ったホワイトニングの種類やホワイトニング用マウスピースの作り方・お手入れ方法についてご紹介しました。
口の中に入れるマウスピースは、トラブルや失敗を避けるためにも市販のものではなく歯科医院で自分のお口に合ったものを作ってもらいましょう。
ただ、歯科医院で作成する場合は、マウスピースの完成までに時間がかかったり、こまめな手入れが必要になったりと人によっては煩わしく感じてしまうかもしれません。
そこで、
「マウスピースのお手入れが続けられるか心配」
「今すぐホワイトニングを始めたい」
という方にぜひおすすめしたいのが、専用サロンで行うセルフホワイトニングです。
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歯科衛生士として一般歯科に勤務したのち、
ワーキングホリデーでカナダの歯科クリニックで歯科助手も経験。
2023年9月~ホワイトニングカフェ札幌東急百貨店に勤務。