ホワイトニング後は知覚過敏に注意!考えられる原因・対処法
更新日:2025年03月13日/ 公開日:2023年07月26日
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ホワイトニングをして美しい白い歯が手に入った方の中には、冷たいものを口に入れた時に痛みを感じるようになってしまう方がいます。多くの場合、知覚過敏によるものです。
そこで「なぜホワイトニングすると知覚過敏になるの?」といった疑問を持っている方のため、原因について紹介します。この記事を読むことによってホワイトニング後に知覚過敏になってしまった場合の対処法などもわかるので、ぜひ参考にしてみてください。
目 次ホワイトニング後の知覚過敏
ホワイトニングの施術を受けたあとに、知覚過敏の症状が現れることがあります。知覚過敏とは、冷たいものや甘いもの、辛いものなどを口にした時に一過性の痛みを感じる症状です。空気に触れた時、歯ブラシが触れた時などに症状を感じることもあります。
ホワイトニング後に歯がしみる仕組み
ホワイトニングでは薬剤を使って歯を白くしますが、その際に歯の表面にある「ペリクル」と呼ばれる保護膜が剥がれます。ペリクルを剥がし、歯のエナメル質にある小さな穴からホワイトニング剤を入れて内部の着色を白くしながら象牙質まで浸透するのがホワイトニングです。
ですが、施術時に剥がすペリクルには歯を刺激から守る働きがあります。そのため、ホワイトニングによって剥がれ落ちると、痛みを感じやすくなるのがホワイトニング後の知覚過敏の仕組みです。ただ、ペリクルは24時間ほど経つと元通りになるので、ホワイトニング後の知覚過敏は一時的のものとなります。
関連記事:ホワイトニング後に歯が痛いのはなぜ?|原因・対処法と予防法も紹介
ホワイトニングによって知覚過敏になる原因
ホワイトニング後に知覚過敏になるのには、以下のような原因が隠れています
◆原因
- ・もともと虫歯や歯周病があり、刺激を受けやすい状態だった
- ・虫歯や歯周病はなくても歯ぎしりなどで歯が削れていた
- ・歯にひびが入っていた
- ・ホワイトニングジェルの濃度が濃かった
- ・施術の時間が長すぎた
このように、さまざまな理由で知覚過敏になります。原因を見直して解決すれば良いのですが、それでもホワイトニング後の知覚過敏がひどい方やもともと知覚過敏の方は、その他の方法で歯を白くしましょう。
知覚過敏の方はどうすればいいのか
ホワイトニング以外にも歯を白く見せる方法はあります。知覚過敏の症状がひどくてホワイトニングを検討できない場合は、以下のような代替案を検討してみてはいかがでしょうか。
こまめに歯のクリーニングを
歯に汚れが蓄積すると黄色くなってしまうので、定期的に歯をクリーニングするのがおすすめです。クリーニングの際に虫歯を早期発見してもらえることもあります。
特に、毎日コーヒーや紅茶、ワインなど着色汚れが付きやすいものを口にしている方はこまめにクリーニングを受けると良いでしょう。関連記事:ホワイトニング後は歯磨きが重要|歯磨きに使うアイテムもチェック
ラミネートベニアにする
ラミネートベニアとは、歯の表面を少しだけ削り、そこに薄い板を貼り付ける方法です。ラミネートベニアは色を調整できるので、色味が白いものを貼り付ければ白い歯になります。
歯を大きく削る必要はないので、歯の神経などに影響することもありません。ただ、噛み合わせが強い方などには向きません。セラミッククラウンを被せる
セラミッククラウンとは、歯根を土台として形を調整したセラミックをかぶせる方法です。審美性に優れているのはメリットですが、土台はラミネートベニア以上に削らなければなりません。
- 関連記事:オフィスホワイトニングの特徴|セルフケアにはない効果とメリット
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歯がしみるときの対処法
知覚過敏などによって歯がしみる場合、いくつか効果的な対処法があります。以下を試してみてください。
知覚過敏用やフッ素配合の歯磨き粉を使用する
軽度なものであれば、知覚過敏用やフッ素配合の歯磨き粉で改善することがあります。薬局やドラッグストアでも購入できるので、手軽な方法から試したい方におすすめです。
関連記事:ホワイトニング後の歯磨き粉の選び方と歯磨き方法のポイント
関連記事:歯磨き粉に使用期限はある?期限切れの後に有効利用する方法も紹介
マウスピースの装着時間を短くする
ホームホワイトニングの場合は自分でマウスピースの装着時間を調整できるので、少し短めにしてみましょう。規定より長くするとリスクのほうが高くなるため、おすすめできません。
鎮痛剤を使用する
ホワイトニング後の痛みがひどい場合は、鎮痛剤を服用するのも一つの方法です。できればむやみに鎮痛剤は使いたくないと考えている方もいるでしょう。
ですが、ホワイトニング後の痛みは一般的には施術後24時間ほどで改善するので、鎮痛剤を飲んだとしても数回程度のはずです。鎮痛剤を飲み続けなければならないものではありません。知覚過敏抑制剤を利用する
歯科医院でホワイトニングを受けた場合は、知覚過敏抑制剤を塗ってもらえたり、処方してもらえたりすることがあります。心配な方は事前に相談しておきましょう。
刺激物を避ける
刺激物は痛みを引き起こしやすいので、施術後24時間は避けましょう。熱いものや冷たいもの、辛いもの、甘いものなどに注意が必要です。
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ホワイトニングによる知覚過敏には適切な対処が必要
ホワイトニング後に知覚過敏が発生してしまった場合は、何が原因なのか追求しましょう。ホワイトニングのやり方が悪いのであれば、改善しなければなりません。
セルフホワイトニングできちんとした指導が受けられないようなところを選択すると間違った施術に繋がりやすいため、注意が必要です。また、虫歯や歯周病、ひび割れなどによって歯の状態が悪いためにしみる場合は、根本的な原因を改善しなければなりません。先に歯科医院で治療を受けると良いでしょう。ホワイトニング後の知覚過敏は一時的のものです。ですが、ホワイトニングの施術のたびにひどい知覚過敏に悩まされることになるとストレスにもなるので、原因や対策について検討してみてください。
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適切なホワイトニングで知覚過敏リスクを抑えよう
いかがだったでしょうか。ホワイトニングと知覚過敏の関係や、歯がしみてしまった場合の対処法について紹介しました。
よくあるのが、ホワイトニングの頻度高めるなど、やり方を間違えてしまったために知覚過敏がひどく出てしまうケースです。 -
適切な形でホワイトニングを行い、リスクを抑えましょう。
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